【連載】「唄いろは」
鈴華ゆう子
ライブの日の食事について触れてみようと思います。
それぞれ身体にあった食事の仕方があると思うので、あくまで私のケースとしてお話させていただきます。
ライブの当日、声の立ち上がりが良くなるのは、やはり食事を取ってからになります。
特に2daysの2日目の朝なんかは、起きたときに声が枯れていても、おにぎりをきちんと食べれば声が立ち上がってきます。
ですので、午前中いっぱい身体をなるべく休めたあとは、朝昼ご飯として、11:00頃におにぎりなどを食べるようにしています。すると、だいたいリハーサルの時間頃には声が目覚めています。
ライブ前は食べません。
だいたいライブのスタート時間は、16時~18時の間でのスタートが多いですが、歌っているときにかなりお腹を使うので、食べてしまうと胃の中のものが上がってきてしまいそうになったり、余計なタイミングでゲップが出そうになってしまうので、基本ライブ前3時間は食べずに挑みます。
ライブ直後はまずミネラルを摂取したりしますね! お味噌汁なんかは最高です。ライブ後の腹ぺこ状態での食事はいつも最高に美味しいです! ツアー中はその土地の美味しい食材がとても楽しみです。
そんな中でも、夜はタンパク源多めの食事を取るように意識しています。
ツアーを乗り切るための食べ物
また、ツアーを乗り切るためには、腸の調子を整えるように意識しているので、ヨーグルトなどの乳酸菌をよく摂取しています。
ライブが続いたあとは、一度お腹を休めるために、長時間食べない時間を作ったりもしています。疲れを取るためにも、消化に使うエネルギーを体力回復にまわすといった感覚です。
それから、疲労回復のためにはビタミンをたくさん摂るようにしています。
それでもしんどいときは、ビタンミンの点滴なども疲労回復にはもってこいです!
そして、ここからは裏話になりますが、和楽器バンドの楽屋には必ずあるものがあります。
それが、玄米、納豆、卵です。
いつの日からか、これが定番化しました。
私が水戸出身なので、メンバーが「鈴華ゆう子は納豆が楽屋にないと怒り出すぞ」とネタで言ったのがいつの間にか広がった説もあります(笑)。
私ももちろん嬉しいのですが、メンバーみんな納豆大好きなので、楽屋はいつも納豆の匂いが充満しています。私を口実に、納豆大好きなメンバーが実はルンルンなのでした(笑)。
楽屋もビタミン、たんぱく豊富ですね。
本コラムの執筆者
鈴華ゆう子
6月7日生まれ 茨城出身。3歳よりピアノ、5歳より詩吟と剣詩舞を学び、2011年12月、『日本コロムビア全国吟詠コンクール全国大会』優勝の経験もある、東京音楽大学ピアノ科卒業の音楽才女。
「伝統芸能を世界へ広げたい」という思いから和楽器バンドを結成。また一方で地元愛も強く持ち、いばらき大使・水戸大使を務める一面も。ロックに詩吟を融合させ、唯一無二の歌声で圧倒的な存在感を放つ、和楽器バンドの音楽を華やかに彩るスーパー・ヴォーカリスト。
現在、「和楽器バンド」のヴォーカル、和風ユニット「華風月」のヴォーカル&ピアノを担当。
ソロ活動としては、アニメの声優に挑戦するなど才能の幅を広げている。
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