【教則本】YouTubeやTV番組で話題のボイストレーナー・プロガイドボーカリスト三上雅則、初の著書『“ホンモノ”になれる最強歌唱術 〜音の三要素を制すればあなたの歌は生まれ変わる!〜』が本日発売!

本日(10月20日)、Vocal Magazine Webから、書籍『“ホンモノ”になれる最強歌唱術 〜音の三要素を制すればあなたの歌は生まれ変わる!〜』が発売されました。TV番組やYouTubeなどで、“神声ボイストレーナー”と呼ばれる三上雅則が、そのノウハウをすべて詰め込んだ著書の内容を紹介していきます。

TV番組やYouTubeでも話題の“神声ボイストレーナー”

 本書の著者である三上雅則氏は、広島県広島市でボーカルスクール「Vocal Gym 3UP」を主宰するボイストレーナー。氏は常に入校待機状態の超人気講師であると同時に、大手カラオケメーカーのガイドボーカル(お手本歌唱)を長年務めており、アーティストの発声や歌唱をまさに「瓜二つ」で再現するスキルが話題となり、その様子はたびたびTV番組で取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。

 その三上氏とVocal Magazine Web編集部は、昨年(2022年)夏に初コンタクト。氏がボイストレーナーとして培ってきたノウハウをすべて注ぎ込んだ教則本を作るべく、今年に入ってから本格的に制作をスタートさせ、まさに“今までどこにもなかったボーカル教則本”が完成しました。
 そのタイトルは『“ホンモノ”になれる最強歌唱術 〜音の三要素を制すればあなたの歌は生まれ変わる!〜』です。“ホンモノ”と“最強”というパワーワードをふたつ連ねるほど、あなたの歌を根本から変える内容がここには書かれていると自負しています。

 そこまでの自信の根拠は……実際に読んでもらうと理解していただけると思いますが、本書はボーカル教則本の主流を占めるボイストレーニング的な内容ではなく、“実際に世に流れている歌”がどういう仕組みになっていて、そのためにボーカリストとしてどう向き合い、“具体的にスキルを上げていくべきか”を軸に記されている点です。そう、めちゃめちゃ実践的なのですね。

 それが、サブタイトルにもある、“音の三要素を制する!”というコンセプトになっています。音の三要素とは、“音量・音色・音程”のことで、本書ではそれぞれに対して、プロ/アマ問わず実際の現場で使われているDAW(Digital Audio Workstation=総合音楽ソフト)を駆使しながら丁寧に解説していきます。さらに、三上氏から「動画でも補足したい」という話をいただいて、動画を制作してもらいました。こちらはVocal Magazine WebのYouTubeチャンネルにアップしていますので、本と併せて観てもらうと理解度がさらに高まる構成となっています。

“ホンモノ”の歌を手に入れるため、制しておくべき三要素!

 「第1章 音量を制する!」では、実際に皆さんが聴いている歌は、コンプレッサーで均(なら)されていることなどを伝えています。プロの歌手が実際に唄った音量感ではなく、レコーディングの現場で音量差を整えたものを聴いているわけですね。
 つまり、本来は“サビの張り上げる大きな音量は、より大きく。ささやくような小さな音量は、より小さく”唄っていたものなのです。それを知っていれば、あなたは完成後の音量を再現しようと考えながら唄う必要はない、ということがわかると思います。

第1章 音量を制する!

 「第2章 音色を制する!」では、音色(声の色)をコントロールするために必要な知識とテクニックがたっぷり解説されています。三上氏は自身のYouTubeチャンネルで、L’Arc~en~Cielのhydeさんのようなハイトーンから、福山雅治さんのような豊かな低音を披露していますが、“どうして同じ人から、こんなに違う声が出るの?”という疑問の解決にもなる章だと言えます。ポイントは共鳴箇所や息の混ぜ方など、さまざまあります。“ホンモノ”になるために必須の内容でしょう。

第2章 音色を制する!

 「第3章 音程を制する!」では、“音程とピッチ”の違いを明確にして、ピッチをコントロールするノウハウなどを詳しく解説していきます。「ストレートかポルタメントか」の節では、真っ直ぐに声を当てることと、カラオケで言うところの“しゃくり”の表現について触れていたり、「尻尾がうまいと全部うまい」の節では語尾の表現を7種挙げて、“語尾の表現”の重要性を説いています。

第3章 音程を制する!

 最後の「第4章 その他を制する!」では、前3章で触れなかった“ホンモノになる要素”がテーマとなっています。具体的には、“リズム”、“歌詞”、“パフォーマンス”など、ボーカリストにとって欠かせないスキルと、普段から音楽にどう触れていくかといった、心構えの部分にも触れています。

第4章 その他を制する!

 本書を制作するときのキーワードとして、“自分の声を見る”ということがありました。それは客観性と言い換えてもいいかもしれません。三上氏のスクールでやっている、“DAWを使ったレッスン”というと難しいことをやっているような印象を受けるかもしれないですが、動画を観てもらうとわかるように、決して複雑なことをやっているわけではなく、セルフチェックのためにDAWを利用するだけでも、大きな効果が得られることでしょう。

 プロとして活動したいという方ばかりでなく、カラオケ愛好者など、自分の歌をレベルアップしたい方すべてに読んでいただきたい内容となっていますので、書店・インターネット書店・楽器店などで、ぜひお求めください。


書籍情報

『“ホンモノ”になれる最強歌唱術 〜音の三要素を制すればあなたの歌は生まれ変わる!〜』
著者:三上雅則(ボイストレーナー・プロガイドボーカリスト)
発行:リットーミュージック

2023年10月20日(金)発売
定価:2,310円(本体2,100円+税10%)

A5判型/176ページ
ISBN9784845639397

商品ページ
https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3123343004/

話題のボイストレーナー/プロガイドボーカリスト、三上雅則による初のボーカル教則本。音量・音色・音程の三要素を制し、“ホンモノ”の歌唱力を手に入れよう!

“ホンモノの歌唱力とは何か?”を理解してもらう内容に特化したボーカル教則本。音の三要素(音量・音色・音程)が整っているものが世に流れている音楽で、それを理解して近付けることが歌唱力向上のカギであることを、YouTubeやTV番組で圧倒的な歌唱力を披露して話題のヴォイストレーナー、三上雅則が文章とDAWを駆使して解説する。

目次

第1章 音量を制する!

◆普段耳にする音楽のほとんどは音量が均(なら)されている
◆コンプレッサーの役割を知る
◆歌唱は「引き算」
◆音域を広げる価値は音量制御のためにある
◆適した音量でピッチが良くなる
◆適した音量で聴き心地が良くなる
◆歌の迫力はアタックとリリースの扱いにかかっている

第2章 音色を制する!

◆「いい声」とは
◆最も伝わる感情表現
◆「共鳴箇所」と「息を混ぜる量」の合わせ技
◆自分の声を「見る」
◆「い」と「う」の段の上手さで差が出る
◆子音は攻守のバランサー
◆ブレスにも音色をつける

第3章 音程を制する!

◆あなたが伝えたいことは?
◆ピッチをピタリと合わせられる=高い歌唱力ではない
◆ストレートかポルタメントか
◆尻尾がうまいと全部うまい
◆そのモニターバランス、「最適」ですか?
◆こだわるなら「自分の色」
◆ピッチ補正はポジティブツール

第4章 その他を制する!

◆時間を制する!
◆歌詞を制する!
◆パフォーマンスを制する!
◆耳を制する!
◆自分を制する!

著者紹介

三上雅則(みかみまさのり)

三上雅則

常時満員で大勢の入校待機者も抱えるボーカル教室「Vocal Gym 3UP(ボーカルジム スリーアップ)」を運営するボイストレーナー。
アマチュア時代にカラオケ機器メーカー主催のガイドボーカルオーディションで4度優勝し、その後プロのガイドボーカリストとしてさまざまな音楽媒体に歌声を提供している。
『奇跡体験!アンビリバボー(フジテレビ)』、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング(TBS)』、『ものまねグランプリ(日本テレビ)』など、テレビ番組にも多数出演。
YouTubeでは「異次元の歌唱力」、「神の喉を持つ男」などのコメントが連なる。
まさに声ひとつで人を惹きつけて生きる生粋のボーカリスト。

Vocal Gym 3UP(ボーカルジム スリーアップ):https://vocalgym3up.com/
YouTube:https://www.youtube.com/@masanori_mikami

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