【連載】「唄いろは」

鈴華ゆう子

第7回「目線でいざない、指先まで唄う」

ステージングにこだわってライブを作る

和楽器バンド全体としてのステージングについても触れたいと思います。
バンド全体のステージング力を上げるため、私たちは全員、リハーサルは毎回本番さながらに動きます。
フォーメーションであったり、曲間の繋がり方であったり、ライブ全体がひとつの作品となるように、互いのパフォーマンスを確認し合います。

和楽器バンドのライブは、通常の演奏だけではなく、例えばドラム×和太鼓バトルであったり、剣舞のシーンや、三味線×ギター×尺八で魅せるインストシーンや、雅な箏と舞といった組み合わせや、時には古典をやったりと、毎回違ったさまざまな演出があります。

メンバーが通常のバンド人数の倍いる分、もちろん大変なこともありますが、それだけたくさんのステージングパターンを生み出せる可能性もあります。

お客様を飽きさせない新鮮なパフォーマンスを作り出せるように、いつも演出までこだわりながらライブを作っています。

バンドのセンターに立ち、率いるようにパワーを持つべき役目なのがヴォーカリスト。
どんなステージングパフォーマンスをするかで、バンドの見え方も変わると思いますので、ヴォーカリストはとても責任重大ですよね。
例えばソロで歌う場合でも、マイクを持っていない側の手は何を表現するのか、どんな表情をしてるのか、何を見ているのか……観客は常にヴォーカリストに釘付けです。

ヴォーカリストとして、どんな世界へ巻き込むのか、鏡を見ながら練習したり、動画を撮ってみたり、衣装をまとって動いてみたり、いろいろ試してみるのはとても良いと思いますので、楽しんでみてください!

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本コラムの執筆者

鈴華ゆう子

6月7日生まれ 茨城出身。3歳よりピアノ、5歳より詩吟と剣詩舞を学び、2011年12月、『日本コロムビア全国吟詠コンクール全国大会』優勝の経験もある、東京音楽大学ピアノ科卒業の音楽才女。

「伝統芸能を世界へ広げたい」という思いから和楽器バンドを結成。また一方で地元愛も強く持ち、いばらき大使・水戸大使を務める一面も。ロックに詩吟を融合させ、唯一無二の歌声で圧倒的な存在感を放つ、和楽器バンドの音楽を華やかに彩るスーパー・ヴォーカリスト。

現在、「和楽器バンド」のヴォーカル、和風ユニット「華風月」のヴォーカル&ピアノを担当。
ソロ活動としては、アニメの声優に挑戦するなど才能の幅を広げている。

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