【連載】『ENGAB♡AtoZ』
ENVii GABRIELLA
Kamusがお米を好きな理由とおばあちゃんとの思い出「美味しいものを食べると泣いてしまう」〜『ENGAB♡AtoZ』第15回〜
2024.06.18
※本連載は、音楽系エンタメサイト『耳マン』の更新終了に伴い、2024年3月より当サイト『Vocal Magazine Web』にお引っ越ししました。過去の連載記事はこちらをご覧ください!
唯一無二の3人組オネエユニット・ENVii GABRIELLA(通称エンガブ)のメンバーが愛してやまないヒト・モノ・コトについて、アルファベットのAからZを頭文字に始まるキーワードで紹介していく連載『ENGAB♡AtoZ』。第15回はKamusが“O”を担当し、“OKOME(お米)”をテーマに、大好物のお米や愛するおばあちゃんとの思い出について綴ります。
【O】Kamusが“お米”を好きな理由
お米を愛しています。
私はお米に合うおかずが世界にこんなにあることに気づいてから、お米が好きになりました。
お米に合うおかずがあればお茶碗3杯は当たり前に食べるほど、食べることが大好きです。
美味しいものを食べると泣いてしまうくらいです。
青森県の実家は決して裕福なほうではなかったので、食事は質素なものでした。
お麩や豆腐、季節によっては大根などの野菜の入った味噌汁と南蛮漬け(甘辛い味噌)と、家の近くで採れた山菜の漬物とホカホカの少し殻の入った白いご飯。これが実家でのご飯の基本でした。
たまに出るお肉の入った野菜炒めや焼き魚、カレーやシチューは私にとってはご馳走です。
私の基本の食卓は本当にシンプルでした。
たまに食べると懐かしさもありますが、ヘルシーで健康的なご飯だったのでまったく不満はありません! なぜかって? だってお米は絶対に食卓にあったからです。
決して高いお米ではありませんでした。
自分の土地の田んぼで育てたお米のなかで売るにはあまり良くない部分や、頂きもののちょっと古いお米です。
でも食べられないものではなかったので、私にとっては当たり前のお米です。
おばあちゃんが作る爆弾
爆弾と書きましたが危ないものではありません(笑)。
おばあちゃんが作るおにぎりのことです。
自分が中学生に上がったタイミングから爆弾おにぎりは始まりました。
学校の作業や部活で結構遅く帰ることが増えたタイミングで、よく帰りに買い食いをしていたんですが、毎日学校に行くたびに100円使ってたら1ヶ月に2,000円くらい使うことになっちゃうじゃないですか。お小遣いはおばあちゃんにもらっていたのですが、やっぱり塵も積もれば山になるので、先のことを考えてかある日おばあちゃんが「これを学校に持って行って食べな」と大きな爆弾おにぎりを持たせてくれました。いつも2個。
中身は日によりましたが、梅干しと鮭や、梅干しと唐揚げ、梅干しと焼きそばの日もありました。おにぎりの具というかご飯とおかずのようで、ほぼ弁当でしたね。
おばあちゃんの手は大きくて、いわゆるコンビニのおにぎり2個分で爆弾おにぎり1個くらいの大きさでした。
なので1日の食事は、朝ご飯、昼前におにぎり1個、給食、放課後におにぎり1個、そして夜ご飯。
思い出してみたら昔から1日に食べる量は多かったみたいですね(笑)。
改めて毎日握ってくれていたおばあちゃんには感謝です。ありがとね。
お米に合うおかずは絶対コレ
私はお米に合うおかずといえば、絶対豚の生姜焼きだと思っているんですが、みなさんはなんでしょうか?
生姜焼き定食を頼んだら玉ねぎでご飯2杯、お肉と付け合わせでご飯2杯は食べますね。
なので、ご飯おかわり自由なお店は私にとっては神様です。心から感謝。
さらにライブツアーで他県に行って食事をすると、どの料理も美味しいのでアホみたいにご飯をおかわりします。
たくさん踊ったあとのご飯は格別です。おかわりの量に驚いた店員さんが注文を聞き返してくるのも少し楽しんでいる節はあります(笑)。
最近、『エンガブの部屋』というトーク&ライブイベントで普段行けない地域を回っていて気づいたことがあります。
地元の青森県でライブをした際に、ライブ後に十和田市の名物“バラ焼き”という料理をいただきました。
はっとしましたね。おばあちゃんの作る懐かしの野菜炒めがバラ焼きだったことに。そしてそのバラ焼きが、大好きな生姜焼きにそっくりだったんです。点と点がつながってお米をまた4杯食べました。バラ焼きのタレはネットでも買えるので、気になった人はぜひ探して買って作ってみてください。お米は多めに炊いておくことをお勧めします(笑)。
お米自体は、ブランドや地域に限らずどこのお米もそれぞれ美味しいと思っています。
でも、もし機会があれば青森のブランド米“青天の霹靂”を食べてみてほしいです。カレーにも丼ものにも、もちろん生姜焼きにも合います。
今はいろんな土地のお米を買っていて合う料理を研究中です!
お勧めが見つかったらまた紹介しますね!
最後に、ダイエットをしている人に言いたい。
運動してなかなか痩せないって人いますよね? お米抜いたりしてませんか? ご飯食べてますか?
運動して効果が出ないときって、多分エネルギーが足りてないんですよ。
せっかく筋肉を動かしてるのにパフォーマンスが落ちているとしたら、その原因はおそらくガソリン不足なんです。
ガソリンがないと車は動きません。エネルギーがないと体は脂肪を燃焼してくれません。
しっかり食べてしっかり運動して、みなさんが健康でいられますように♡
(Kamus)
Kamus(カミュ)
12月28日生まれ、青森県出身。音楽ユニット・ENVii GABRIELLAのメンバーで、YouTubeチャンネル『スナック・ENVii GABRIELLA』の店子。同ユニットの振り付けを担当している。陸上自衛隊の元隊員で、衛生班・手術班に所属していた。ダンサーの夢を叶えるべく上京し、ショーダンサーやアーティストのバックダンサーをはじめ、バラエティ番組への出演など多岐にわたる活動を経験。TakassyとHIDEKiSMの共通の知り合いであったことから、ENVii GABRIELLAのメンバーとなった。
・Kamus X:https://x.com/NEOkamus1228
・Kamus Instagram:https://www.instagram.com/kamusyuji/
リリース情報
メジャーセカンドミニアルバム『DVORAKKIA』
2024年5月29日(水)リリース
収録曲
1. Mother Ship / Message in a Bottle
2. Portrait of Love / Petal Dance
3. Cherry Pie / Dvorakkia
4. Strangers / Fate
5. 哀恋
6. 僕の名を持つ君へ
7. Sail On
リリース&特典情報
https://www.kingrecords.co.jp/cs/t/t14730
ダウンロード&サブスクリプション
https://engab.lnk.to/DVORAKKIA_CD
ライブ情報 〜ENVii GABRIELLA LIVE TOUR 2024『DVORAKKIA』
『ENVii GABRIELLA LIVE TOUR 2024「DVORAKKIA」』
・6月21日(金)〜22日(土) @cube garden(北海道)
・6月29日(土) @Zepp Namba(大阪)
・6月30日(日) @Zepp Nagoya(愛知)
・7月6日(土) @DRUM LOGOS(福岡)
・7月14日(日) @Zepp DiverCity(東京)
本コラムの執筆者
ENVii GABRIELLA
ENVii GABRIELLA
Takassy(タカシ)、HIDEKiSM(ヒデキズム)、Kamus(カミュ)からなる唯一無二の“最強オネエユニット”。それぞれ違うフィールドで活躍していた3人が、2017年3月よりユニットでの活動を開始し、2021年10月にメジャーデビュー。バラエティ豊かな楽曲、圧倒的な歌唱力、息の合ったダンス、ピンヒールを着用しての華麗なパフォーマンスが特徴的。“動画で楽しむ新宿二丁目”がコンセプトのYouTubeチャンネル『スナック・ENVii GABRIELLA』も人気で、約20.6万人のチャンネル登録者数(2023年11月時点)を誇る。
本コラムの記事一覧
-
HIDEKiSMが“自分らしく生きる”ようになったきっかけと、アーティスト名に込めた意味〜『ENGAB♡AtoZ』第8回〜
2024.03.5
-
Kamusの人生を豊かにする生きものたちとの暮らし「1日の始まりに元気をもらえる」〜『ENGAB♡AtoZ』第9回〜
2024.03.19
-
Takassyが思うJ-POPの魅力「世界のあらゆる音楽と融合して出来上がったジャンル」〜【ENGAB♡AtoZ】第10回〜
2024.04.2
-
HIDEKiSMからKamusへの手紙「カミュちゃんがいなかったら、今の自分はいない」〜『ENGAB♡AtoZ』第11回〜
2024.04.16
-
Kamusが綴る自身のセクシャリティやLGBTQ「自分らしく生きたい」〜『ENGAB♡AtoZ』第12回〜
2024.05.7
-
Takassyが愛してやまない音楽「これ以上に楽しいことは見つからなかった」 〜【ENGAB♡AtoZ】第13回〜
2024.05.21
-
HIDEKiSMが最愛の母に捧げた“涙”「最期の言葉を、私は生涯抱えて生きていく」〜『ENGAB♡AtoZ』第14回〜
2024.06.4
-
Kamusがお米を好きな理由とおばあちゃんとの思い出「美味しいものを食べると泣いてしまう」〜『ENGAB♡AtoZ』第15回〜
2024.06.18
-
Takassyが考えるパートナー「人生のパートナーは自分自身」 〜【ENGAB♡AtoZ】第16回〜
2024.07.2
-
HIDEKiSMが大切にする他者へのリスペクト「“愛ある冗談”を言い続けたい」〜【ENGAB♡AtoZ】第17回〜
2024.07.16
-
「私がダンサーになりたいって思ったきっかけ」Kamusが長年Respectする“BMH” 〜『ENGAB♡AtoZ』第18回
2024.08.6
-
Takassyが明かすアーティスト名“souljuice”の由来「楽曲は魂を混ぜ合わせたジュースみたいなもの」〜【ENGAB♡AtoZ】第19回〜
2024.08.20
-
HIDEKiSMから見たエンガブのブレイン・Takassy「彼の曲をもっと多くの人に聴いてもらいたい!」〜【ENGAB♡AtoZ】第20回〜
2024.09.3
-
KamusがUndergroundなダンスシーンに生きていた頃「この業界で学んだことは今でも生きています」〜【ENGAB♡AtoZ】第21回
2024.09.17
-
Takassyが綴る自身のVoice(声)「何度も私を困らせて泣かせて、人生を満たしてくれた声」〜【ENGAB♡AtoZ】第22回〜
2024.10.1
-
HIDEKiSMが歌手という仕事にかける想い「歌わせてもらえるならなんでもする」~【ENGAB♡AtoZ】第23回~〜【ENGAB♡AtoZ】第23回〜
2024.10.15
-
Kamusの運命の分かれ道になった“X DAY”「怖がらずに“自分の人生”を考えて選択してほしい」〜【ENGAB♡AtoZ】第24回〜
2024.11.5
-
Takassyの人生のテーマともいえる“Yetマインド”「私は私に満足はしない」 〜【ENGAB♡AtoZ】第25回〜
2024.11.19
-
HIDEKiSMやエンガブメンバーが憧れたZeppへの道のり「挑戦しなければ何も始まらないし、変わらない」~【ENGAB♡AtoZ】最終回~
2024.12.3