【連載】『ENGAB♡AtoZ』
ENVii GABRIELLA
HIDEKiSMから見たエンガブのブレイン・Takassy「彼の曲をもっと多くの人に聴いてもらいたい!」〜【ENGAB♡AtoZ】第20回〜
2024.09.3
※本連載は、音楽系エンタメサイト『耳マン』の更新終了に伴い、2024年3月より当サイト『Vocal Magazine Web』にお引っ越ししました。第7回までの連載記事はこちらをご覧ください!
唯一無二の3人組オネエユニットENVii GABRIELLA(通称エンガブ)のメンバーが愛してやまないヒト・モノ・コトについて、アルファベットのAからZを頭文字に始まるキーワードで紹介していく連載『ENGAB♡AtoZ』。第20回はHIDEKiSMが“T”を担当し、 “Takassy”をテーマに、HIDEKiSMから見たエンガブのブレイン・Takassyについて綴ります。
【T】HIDEKiSMから見たエンガブのブレイン・Takassy
H「HIDEKiSM」
K「Kamus」
T「Takassy」
とメンバーの頭文字がすべて私のターンできたのは何かの思し召しなのでしょうか。
いいえ。きっとこれも何かの縁ですね。
ということで今回は私から見た“Takassy”という人について、そして今の想いを綴りたいと思います。
笑わないで聞いて。
まっ笑ってくれてもいいや。
エンガブでは“ママ・リーダー”という役割を担うTakassy。実際の兄弟構成も“長子”であるにも関わらず、本人は「自分はまとめ役には向いていない。今までは末っ子のいじられキャラだった」と自分を客観視して言ったことがありましたが、私はそうは思いません。大事な人を想い、引っ張っていくという強い責任感や忍耐力に長けています。
また「某少年漫画の主人公みたいな人が大体苦手」と言っていたこともありましたが、まるでその主人公のように、夢を語り、夢に向かって一直線な姿勢は、同族嫌悪なのかなとさえ思ったことがあります。
つまり彼はリーダーに向いています。
エンガブは彼がリーダーじゃなければここまで続けることはできなかった。
私はTakassyを尊敬しています。
すべての物事に対し、何手も先まで読み発言、行動する姿勢はとてもじゃないけど敵わない。
そんなTakassyのエッセンスはエンガブのすべての楽曲に織り込まれています。
ひとつひとつの音のチョイスや、歌詞。
彼のイマジネーションや経験からなるその作品がエンガブの魂となり、そこに生命が宿り、それを具現化するステージでのパフォーマンスや演出、衣装、MVに反映されていきます。
「まさかここまで考えて、この楽曲が創られてこのステージングになってるの!?」と私自身が驚かされることもよくあります。
それぐらい先を見越して想像し、創造するクリエイティビティな活動がエンガブのブレインとなっています。
「彼の曲をもっと多くの人に聴いてもらいたい!」
私はエンガブを結成する直前、音楽を辞めようとしていました。そんな矢先に彼から誘われた話がエンガブの結成だったので最初は戸惑いましたが、当時から彼に曲を作ってもらっていた私は、彼の作る曲の良さをわかっていました。
「どうしてたかしの曲が世の人に知られていないんだろう。もっと多くの人に聴いてもらいたいのに!」
振り返ると「売れたい!」と思っていた自分自身と同時に、「彼の曲を売りたい!」とも思っていたんだな。
だから私はふたつ返事で「やろう」と答えてたんだなと思い出します。
私はTakassyに感謝しています。
あのとき、彼が誘ってくれていなければ、ここまで人と向き合うこともなかった。
他人を想い、憎み、愛することもなかった。
諦めず耐えることもできなかった。
そしてメジャーデビューすることはなかった。
大きなステージで歌うことはなかった。
たくさんのプロフェッショナルな仲間ができることもなかった。
そしてもう一度、夢を見ることもできなかった。
エンガブはまだまだ夢の途中。
3人はまだまだ弱く至らないところだらけです。
でも少しずつ。少しずつ。
強くなってこれたかな。
こんなに美人で完璧な私が大事にしてあげてる仲間なのよ? 仕方なく傍にいてあげるからもっともっと自信を持って、これからもどんどんたかし節を効かせちゃってください。
ヒヨったらまじで許さないかんね。
たかちゃんありがとう。
これからもがんばろうね。
(HIDEKiSM)
HIDEKiSM(ヒデキズム)
1月17日生まれ、東京都出身。音楽ユニット・ENVii GABRIELLAのメンバーで、YouTubeチャンネル『スナック・ENVii GABRIELLA』のチーママ。同ユニットの企画やマーケティングを担当している。2013年にバラエティ番組『笑っていいとも!』内のコーナー『オネエメンコンテスト』で優勝し、同コーナーから輩出された“オネエ系イケメン”5人組グループ・ONEPのメンバーとして約半年に渡りレギュラー出演した。当時からLGBT系アーティストとしての活動を精力的に行っており、2016年にTakassyからユニット結成の提案があったことから、ENVii GABRIELLAのメンバーとなった。
・HIDEKiSM X:https://x.com/HIDEKiSM0117
・HIDEKiSM Instagram:https://www.instagram.com/hidekism/
リリース情報
メジャーセカンドミニアルバム『DVORAKKIA』
2024年5月29日(水)リリース
収録曲
1. Mother Ship / Message in a Bottle
2. Portrait of Love / Petal Dance
3. Cherry Pie / Dvorakkia
4. Strangers / Fate
5. 哀恋
6. 僕の名を持つ君へ
7. Sail On
リリース&特典情報
https://www.kingrecords.co.jp/cs/t/t14730
ダウンロード&サブスクリプション
https://engab.lnk.to/DVORAKKIA_CD/
本コラムの執筆者
ENVii GABRIELLA
ENVii GABRIELLA
Takassy(タカシ)、HIDEKiSM(ヒデキズム)、Kamus(カミュ)からなる唯一無二の“最強オネエユニット”。それぞれ違うフィールドで活躍していた3人が、2017年3月よりユニットでの活動を開始し、2021年10月にメジャーデビュー。バラエティ豊かな楽曲、圧倒的な歌唱力、息の合ったダンス、ピンヒールを着用しての華麗なパフォーマンスが特徴的。“動画で楽しむ新宿二丁目”がコンセプトのYouTubeチャンネル『スナック・ENVii GABRIELLA』も人気で、約20.6万人のチャンネル登録者数(2023年11月時点)を誇る。
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