すぅ、あいにゃん(SILENT SIREN)、6年ぶりのアルバム『TRIANGLE』全曲のヴォーカル表現と全国ツアーへの想いを語った大ボリューム・インタビュー!(前編)

メンバーみんなが曲に入り込んでるのが、めっちゃカッコいい。(すぅ)

──6曲目が「衝動」です。アルバム中、最もエッジが効いた肌触りの曲だと思いますけど、キー的にはすぅさんの一番地声の太いところが出る音域でしょうか?

すぅ ちょっと低めですね。Aメロはわりと低くて半音上げたかったんですけど、そうするとたぶんサビが裏声になっちゃうんで、この曲のドッシリ感も出すために、普段よりは半音下げたぐらいでトライしてみた感じですね。自分の裏側というか、感情の暗い部分、沸々としている雰囲気はそのキーによって出てるのかなと思います。

──“やっぱりブレスも歌なんだな”っていうのを、すごく感じる曲でした。

すぅ そうですね。わりとそれは自主レーベルになってから意識するようになったんです。表現としてブレスはすごく使いやすいというか、雰囲気をちゃんと作り上げられるアイテムだなと思ったので、「衝動」でもそうですけど、わりと大事に録りました。

──サビの大きなリズムチェンジをするところとか、すごく歌い甲斐があるんじゃないかなと思いますが。

すぅ ライブでメンバーみんなが曲に入り込んでるのが、めっちゃカッコいいんです。全員が自分の中にある感情を衝動的に出してる感じがすごいお気に入りですね。

──ギターのバッキング・パターンが、1コーラス目と2コーラス目などで、けっこう変化しています。歌のメロディは基本同じだと思うので、弾きながら歌うのが難しいのかなと思ったのですが。

すぅ あー、でも「衝動」はわりとスッと入ってきましたね。歌とギターはもちろんバラバラに録るんですけど、実際にライブで自分が弾きながら歌えるかっていうのを試しながらやるんです。あまりにも複雑っていうところはギターのフレーズを変えたりもするので、わりと自然に歌詞、メロディとギターのバッキングっていうのはちゃんとスッと入って演奏することができました。

──ベース的にはどうでしょうか?

すぅ “♪ドゥルルルールー”がやっぱイイよね!

あいにゃん “♪ドゥルルルールー”好きだね(笑)。ベースが抜ける“1A”の手前のところです。今回の『TRIANGLE』ツアーのライブハウスを想像したときに、この曲は絶対アルバムに入れたいと思ったんです。やっぱり演奏して感情的にもなるし、お客さんとひとつになる感じが好きで、本当に想いを爆発させる曲だなって思いますね。サビのドッシリとした感じや、サビ頭で合う感じがすごく気持ちいいですし、私これ100回くらい言ってるかもしれないんですけど、この落ちサビの《生きる意味なんて 自分だけ握っていればいい》っていうフレーズが好き過ぎて、毎回泣きそうになります。自分も“そうだよな、そうだよな”って思いながら、共感しながら。ここのフレーズもベースもメロも歌詞も大好きです。けっこう感情が入る曲だなと思うし、アルバムに入れて良かったなって思いますね。

──ライブハウスとは特に相性が良さそうですよね。

あいにゃん 合いますね。でも、後半のブロックに入れたの……初めてかな? そんななかったよね。

すぅ そうだね。

あいにゃん けっこうスッと入ってくれて、欠かせない曲になりそうだなって思いました。

──次は「Lady go」です。「衝動」の流れから、さらに楽器陣の音がヘヴィかつエフェクティブになっていきます。これチューニングはレギュラーですか?

すぅ レギュラーです。

──そうなんですね。ドロップD(注:ギターの6弦やベースの4弦だけチューニングをEからDに下げること)なのかな?ってくらいの低音の聴こえ方をしているので。

すぅ ギターをかなりブーストして、いつもとは違うものというか、もちろんハムバッカーのギターを使ったりして。わりとドスの効いた感じの音作りをしたので、ベースがダブルで入ってくるぐらいのローな感じですね。

あいにゃん 確かに音圧すごいよね。耳の中が“ボボボボボ……”みたいな厚みがある。確かに低く聴こえるかもしれないです。ベースの音作りもちょっと変えてますね。基本は指弾きなんですが、全体的にピック弾きに聴こえるような音色にしていて、実際にイントロとアウトロだけピック弾きにしています。ライブでも歪みエフェクターは使っていて、アタック音が強くなるように調整をしていますね。

──全然話が飛ぶんですけど、お二方の足元が同じペダルでしたよね。

あいにゃん Quad Cortexになりました。

──全部プログラミングしてあるんですよね。

あいにゃん 時代が変わりましたね。

すぅ いっぱいエフェクターを並べて踏み変えるのもロマンがありますけどね。あれ(Quad Cortex)で本当にいろんなところに行きやすくなったという。

あいにゃん ね、海外に行くときでもだいぶ荷物量も変わりますし。ロマンはありますが、今はQuadで落ち着いてるね。

すぅ いろいろQuadをバージョンアップさせていくという方向です。

──わかりました。この「Lady go」ですが、歪んでローの効いたサウンドと、一方でヴォーカルのきらびやかな成分の対比が鮮やかな構図になっていますね。そのあたりは狙いでもあったんですか?

すぅ そうですね。これは『Lady to go』というツアーのテーマソングとして作った曲なんですけど、ちょっとカーレースっぽい曲を作ってほしいとクボくんに頼んで、フレーズや楽器のアレンジもカーレースを思い浮かべるような感じになってます。私は個人的に峰不二子ちゃんをイメージして作った曲だったので、セクシーさだったりとか、大人のお遊びな感じ? だけど気合が入り過ぎてなくて、ちょっと手を抜いてる感じを出したいなと思って、自分的には意識しました(笑)。

──“峰不二子感”を(笑)?

すぅ はい。全然出てないんですけど(笑)。そういう感じをイメージはしてます。

──タイトルを直訳すれば、“女の子たち、行こうぜ!”みたいな、メッセージでもあると思うんですけど、ライブでも“女性エリア”の前に行って煽っていらっしゃいましたね。

すぅ そうですね。女の子もタオル回してくれたり、“オイ! オイ!”と歌ってくれて、女の子の強さというものを感じますね、ライブに関しては。

あいにゃん 個人的には「チェリボム」の歌詞みたいなドキドキして、“え!? え!? ”みたいな(笑)。ちょっと思春期には……みたいなイメージが(笑)。でも、そういう風にしたい曲っていうのも言ってたし、最後のメロが変わる《いつだって絶頂の〜》のところをどこに持っていくか、みたいな話し合いをしたのをすごく覚えてますね。この一番展開があって、おいしいところを1サビから持っていくか、大サビに持っていくかみたいな。私は“最初に出しちゃえ”って思ってたんですけど、最後になって結果良かったなって。

すぅ すごい覚えてる(笑)。

あいにゃん “あ、私だけ意見違う”って……よくあるんですけど(笑)。なんかドキドキするし、これこそゆかるんのパートも私のパートもあって。新しい感じ? けっこう多いよね、割り振りも。

すぅ うん、多い多い。

あいにゃん 今、ゆかるんが産休に入っているので、ゆかるんのパートをすぅが歌ってたり、私も上ハモをさりげなく歌ったりとか、ちょっと挑戦してみたりもしてます。

すぅ たまに上ハモしそうになる(笑)。あいにゃんが主メロを歌う部分では、(CDでは)ゆかるんが歌ってるところを私が上ハモしてるんですけど、このツアーではゆかるんのパートを歌わなきゃいけないんです。でも、もう馴染み過ぎちゃって、たまに上ハモに行きそうになって、途中で主メロに行ったりして、ごめんなさい!って(笑)。ひとりで笑っちゃいます。

──この曲に3人の主メロという歌割りを入れたのは、“(セクシー感が)濃すぎないように”という面もあったんですか?

すぅ いえ、そもそも私たちは16年前から活動していて、GirlからLadyに変わったけど、それでも勢いを落とさずガンガン行きたいぜっていうバンドへの想いを込めていたので、私の勢いだけじゃなくて、いろんな女の子、メンバー全員の声があると説得力が増すなっていうか、自分たちのスタイルをそれぞれ出したいなと思って歌ってもらいました。

インタビュー後編は9/14正午公開です。お楽しみに!

https://vocalmagazine.jp/interview/release/260914_silent-siren


リリース情報

ニューアルバム『TRIANGLE』SILENT SIREN
発売中!

YOUTHFUL TUNE YFT-0003/3,300円(税込)

【収録曲】
01. TRIANGLE
02. KETTO
03.やだ
04. メイビーベイビーブルー
05. Sus4
06. 衝動
07. Lady go
08. オンリーワン
09. きゅぴきゅぴ
10. 君とダーリン
11. 棘にハチミツ
12. Shippo

ライブ情報

SILENT SIREN LIVE TOUR 2026 “TRIANGLE”
ツアー特設サイト:https://silent-siren.com/triangle/

2026年
5月1日(金)福島・郡山hipshot Japan
開場 18:00 / 開演 19:00

5月10日(日)千葉・柏PALOOZA
開場 16:00 / 開演 17:00

5月16日(土)大阪・大阪バナナホール
開場 16:00 / 開演 17:00

5月23日(土)埼玉・HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3
開場 16:30 / 開演 17:00

5月29日(金)福岡・博多DRUM Be-1
開場 18:00 / 開演 19:00

6月6日(土)静岡・静岡LIVE ROXY SHIZUOKA
開場 16:00 / 開演 17:00

6月14日(日)北海道・札幌cube garden
開場 16:00 / 開演 17:00

6月20日(土)群馬・高崎Club JAMMERS
開場 16:30 / 開演 17:00

7月4日(土)新潟・新潟NIIGATA LOTS
開場 16:00 / 開演 17:00

7月11日(土)広島・広島LIVE VANQUISH
開場 16:30 / 開演 17:00

8月1日(土)神奈川・横浜ベイホール
開場 16:00 / 開演 17:00

9月5日(土)愛知・名古屋ボトムライン
開場 16:00 / 開演 17:00

10月3日(土)山梨・甲府CONVICTION
開場 16:30 / 開演 17:00

10月9日(金)茨城・水戸ライトハウス
開場 18:00 / 開演 19:00

10月16日(金)宮城・仙台darwin
開場 18:00 / 開演 19:00

10月25日(日)東京・豊洲PIT
開場 16:00 / 開演 17:00

1 2 3 4 5

最新情報

ヴォーカルや機材、ライブに関する最新情報をほぼ毎日更新!