すぅ、あいにゃん(SILENT SIREN)、6年ぶりのアルバム『TRIANGLE』全曲のヴォーカル表現と全国ツアーへの想いを語った大ボリューム・インタビュー!(前編)

“切なポップ”っていうのが、ひとつのサイサイの“らしさ”だと思う。(すぅ)

──続いて「やだ」ですね。メロディに乗っているから、すごくポップな感じがしますけど、歌詞的にはずっと“やだ”っていう感情を垂れ流すという(笑)。ストレートな感情だから刺さる歌詞だと思いました。《やだ》って言葉は何回も出てきますけど、使い分けていらっしゃるかなと思うので、表現として意識づけしている部分はありましたか?

すぅ あんまり“テーマ”っていう感じにしたくなくて。本当に日常的に感じる些細なことを書けたらいいな、平坦過ぎずに良いバランスで作れたらと思ってました。歌詞的にはもともと倍くらい長い曲だったんですよ。そこから選抜して選んだ歌詞だったんです。嫌なことが多過ぎて、これでも絞ったほうなんですけど(笑)。

あいにゃん 伸ばしてもいいんだけど(笑)。

すぅ めっちゃ長くて、5分以上の曲だったんですよ。こういう歌詞を書きたいときって、ポップ過ぎてもちょっと子供っぽいというか狙い過ぎてるし、かと言ってダークなメロディにすると、それこそカッコつけ過ぎてるというかスッと入ってこないので、ちょっとメロウな感じもありつつ、“切なポップ”みたいな感じに仕上がったかなと思いますね。“切なポップ”っていうのが、ひとつのサイサイの“らしさ”でもあると思ってて。「八月の夜」とかもそうなんですけど、“切なロック”な感じ?……でもちょっとポップさもあって、そういうサイサイっぽさが今回のアルバムでも、この曲でも出せたのかなと思っています。

──ライブでは、あいなさんとの掛け合いのヴォーカルが聴きどころ、見どころですけれども、これもレコーディングのときからライブを想定して?

すぅ そうですね。ライブで交互に歌いたいなと思って割り振りはしてましたね。

あいにゃん 韻を踏んでいる感じとかが、歌っててすごく楽しいんですよ。歌詞って間違えてはいけないので、“覚えなきゃ”って思う部分もあるんですけど、これは自然とスッと入ってきたんです。すぅの想いですけど、自分も共感できる部分がすごく多いので、自然と発せられる曲だなって思ってて。うん、すごい楽しいです。

──すぅさんの歌詞って、リズムが良いんですよね。

あいにゃん たぶん譜割とかもヴォーカルだから歌いやすい感じにしてるんだろうなって思います。

──メロディ的というか、グルーヴがあるというか……。

あいにゃん 確かに《ラ・ラ》じゃなくて《ラァ〜・ラァ〜》みたいに、ニュアンスの付け方がさすがだなっていつも思います。

──「やだ」はツアーで動画の撮影がOKの曲となっていますね。

すぅ あんまりサイサイって動画撮影OKにしたことがなくて。あったとしても定番曲とかだったんですけど、今回はなんか……やってみたっていう(笑)。

あいにゃん 掛け声も言わせたいし、手も煽らせたいから。動画撮るのって大変じゃないですか、手が足りなくて。だから途中で“やっぱ動画なしにしない?”っていう話も出たんですけど、今回はちょっと試みてみました。

──MCでも《動画は撮ってもいいけど、掛け声は出してよ!》的な煽りでしたね。

すぅ その動画のおかげで、逆に“ここで(MCは)こう言うんだ”っていうのが、もしかしたら広まっているのかなと思ってます。

──では、動画が上がっていくごとに、次の会場で《バカばっか!》の掛け声が大きくなるわけですね(笑)。

すぅ だといいですね!

──柏(千葉)でのライブでも、すごい勢いでしたよ。

すぅ そうですね。みんなが言ってくれて、ありがたいですね。ウチらもすごい声で《バカばっか!》って(笑)。

あいにゃん 動画を撮っていただいてから、初日とかまだ馴染んでないじゃないですか。もしここでシーンとなったらどうしよう、みたいな不安があったので、自分たちでも叫ぶようにしました(笑)。楽しいです。

──すぅさんは、ライブではメロディラインも崩して、フェイク的に歌ってましたよね。

すぅ そうですね、わりとライブバージョンにすることが多いかもしれないです。そのほうがライブに来た意味があるというか、自分も飽きずにできるなって。

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