【インタビュー】小林柊矢、名刺代わりの1st Full Album『柊』制作秘話と、詞先の創作スタイル、こだわりの喉ケアを語る。

2023.02.18

取材・文：後藤寛子

ライブ前日やレコーディング前はお酒を飲まない

──では最後に、普段の喉のケアや気を使っていることについて教えてください。

小林　僕、喉のケアはたぶん人一倍やっています。けっこうデリケートで、自分の武器というか仕事の道具なので。ライブ前日やレコーディング前はお酒を飲まないとか、移動中はずっと喉アメを舐めていますし、喉スプレーやマスクも必需品です。家では加湿器を焚いてモクモクです（笑）。

ライブ前は、吸入器で喉を温めて……あんまり頼り過ぎるのもよくないかもしれないですけど、響声破笛丸という喉にいい漢方を飲んでみたりとか。最近だと、龍角散ダイレクトも愛用しています。ちょっとお湯に薄めて飲んだり。

──ライブ中のステージドリンクは？

小林　そこは普通に常温の水か、白湯ですね。結局、工夫したドリンクより、水が一番いいと聞いたことがあって。

──中でもお薦めの喉ケアアイテムというと？

小林　強響声破笛丸ですね。薬局に売ってますけど、薬じゃなくて漢方なので、体力を気にせず飲めるんです。嗄れたあとに飲んでも効くんですけど、例えばカラオケとかで歌い過ぎて“明日、声嗄れそうだな”って感じたら、嗄れる前に飲んでおくのもいいと思います。歌い過ぎちゃったって自覚があったらすぐに飲む。僕はもう、験担ぎレベルで飲んじゃって、これで大丈夫って頼りがちなんですけど（笑）。

──嗄れてしまう前に飲んでおくのが大事なんですね。

小林　そうですね。ライブ当日、朝起きてまず初めに声を出すときはいつもすっごく不安ですもん。１回だけ、ライブの日に体調が悪くて、どうしても声が出ないときがあって。原因も思い当たらないし、どうしようと思ったことがありました。けっこう万全を尽くしていても、人間だからそういうことがあるわけで。怖いですよね。

──ライブ前にするルーティンはありますか？

小林　とにかく身体をほぐすこと。僕は首とか肩に力が入りがちなので、脱力するストレッチをよくやります。あと、まず初めに大きな声を出すんですよ。ギターを弾きながらそのコードのメロディを歌ったりとか。だから、ライブ前の楽屋がめちゃくちゃうるさくて、お客さんにまで聴こえることもあるみたいで。「ライブ前の声出しが全部聴こえてました」ってメッセージが来たりするくらい（笑）、大きい声で発声しています。

まず喉を慣れさせるってことで、野球の試合前に肩を温めるキャッチボールと一緒ですね。声出しができる場所が欲しいので、スタッフさんをいつも困らせてしまうんですけど。その発声なしで、例えばラジオでワンフレーズだけ歌うみたいなことが難しくて。ちゃんと準備していって、ちゃんと歌わないと出ないんです。

リリース情報

1st Full Album『柊』
2023年２月15日（水）発売
予約サイトリンク：https://kobayashitouya.lnk.to/hiragi_shop 　

■通常盤（CD）
3,500円（税込） / UPCH-2255

■初回限定盤（DVD＋CD）
5,000円（税込） / UPCH-7643

■ユニバーサルストア限定盤（CD＋Goods）
4,500円（税込） / PDCJ-1139

＜CD収録曲＞
01. はじまり
02. 愛がなきゃ（テレビ東京金曜８時のドラマ『今野敏サスペンス機捜235×強行犯係樋口顕』主題歌）
03. 笑おう（ABCテレビドラマ『なにわの晩さん！美味しい美味しい走り飯』主題歌）
04. レンズ
05. 白いワンピース
06. スペシャル（FMヨコハマウィンターキャンペーン『Hot Winter Magic』キャンペーンソング）
07. 君のいない初めての冬（ABEMAオリジナルシリーズ新作恋愛番組『私の年下王⼦さま 100⼈の王⼦編』挿⼊歌）
08. 矛盾
09. ふたつの影
10. 死ぬまで君を知ろう（MBSドラマシャワー「不幸くんはキスするしかない！」ED主題歌）
11. 名残熱
12. 惑星
13. あの人のため（tvkプロ野球中継横浜DeNAベイスターズ熱烈LIVE）

BONUS TRACK
14. 小田急線

＜DVD収録内容＞
Live Video
小林柊矢 1stワンマンツアー～みんなに逢いにいきます～
Music Video
笑おう
名残熱
白いワンピース

＜Goods＞
リストバンド

＜CD購入者店舗別特典＞
●Amazon.co.jp「メガジャケ」各形態別絵柄
●楽天ブックス「缶バッチ」
●タワーレコード「ステッカー」
●その他・一般店「ポストカード」
●UNIVERSAL MUSIC STORE「告知ポスター」

プロフィール

小林柊矢
神奈川県相模原市出⾝、22歳のシンガーソングライター。「ドライヤー」、「ハッピーエンドの前説」、「⼤⼈になる前に」、「茶⾊のセーター」、「ありふれたラブソング」のシングル５曲と、ミニアルバム「オトナノカイダン」をインディーズで配信リリース。2021年11⽉には「君のいない初めての冬」でユニバーサルミュージックよりメジャーデビューを果たし、昨年３⽉には1st EP発売。２⽉15⽇には1st Full Album『柊』がリリースされる。魂の歌声を響かせる⼩林柊⽮から、ますます⽬が離せない。