【声が出やすくなる】８つの抗重⼒筋ストレッチで身体をほぐしましょう！＜初級編＞

2023.08.15

“世界にひとつしかない、あなたの声の可能性”をもっと引き出してみませんか？
自身が持つ「自然な声」で発声するためには、身体のコンディショニングを整えることが大切です。

オンライン・ヴォーカル・レッスンの『歌スク』に、待望の新ビデオ講座『声が出やすくなる！声と発声のためのエクササイズ』が登場。監修を務めるのは、『歌スク』講師でもあり、Natural Voices代表・ボイストレーナーの西川佳甫先生。声と身体のコンディションを整えるプロが、全４回に渡ってノウハウをお届けします。

本連載では、そのビデオ講座の内容をご紹介。レッスン本編から厳選したエクササイズ動画も特別に一部無料公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。

「声が出にくい」
「もっとリラックスして声を出したい」
と感じることはありませんか？

「声が出しやすい姿勢」とは、「抗重⼒筋」が働いて身体のバランスを保っている状態です。「抗重⼒筋」とは、地球の重⼒に対し、姿勢を保持するために働く筋⾁のこと。下腿、⼤腿、臀部、腹部、背部、⾸の各部前後に張り巡らされ、それぞれが互いに伸び縮みをしながら身体を⽀えているのです。

今回は、リラックスした姿勢をコントロールできるよう、抗重⼒筋に注目した８つのメニューをご提案します。

声を出しやすくするための基礎トレーニングですが、日頃の姿勢改善にも役⽴ちます。自宅で簡単に実践できるので、毎⽇のルーティンに取り⼊れるのもおすすめですよ。

講師：Natural Voices代表・ボイストレーナー　西川佳甫

岐阜県出身＆在住。自身が持つ「自然な声」で発声するために、呼吸・口腔・姿勢を軸に、声と身体のコンディショニングを整える科学的なトレーニングを行なっている。また、NSCA-CPT（全米ストレングス＆コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー、口角美™️サポーター、呼吸トレーナーCを有し、ヴォーカリストや楽器演奏者のコンディションを整えるスポーツトレーナーとしても活動中。

【声が出やすくなる】８つの抗重⼒筋ストレッチで身体をほぐしましょう！＜初級編＞

レッスンの構成（15分25秒）

前半：レッスンメニューの解説
１．膝下を伸ばしましょう
２．股関節まわりの筋⾁を緩めましょう
３．肩の⼒を抜いて前屈をしましょう
４．息を吐きながら身体をねじりましょう
５．体幹の安定と胸郭の柔軟性を⾼めるエクササイズ①
６．体幹の安定と胸郭の柔軟性を⾼めるエクササイズ②
７．体幹の安定と胸郭の柔軟性を⾼めるエクササイズ③
８．体幹の安定と胸郭の柔軟性を⾼めるエクササイズ④
後半：毎日の「見ながらトレーニング」に最適！１〜８を繋げた解説なしの実演セクション

本編から厳選メニューを特別公開中

〜「息を吐きながら身体をねじりましょう」編〜

ぜひ実践してみてください！

レッスンメニューの詳細

まずは、座った状態の４つのストレッチで身体をほぐしていきます。

１．膝下を伸ばしましょう

最初に膝下を伸ばすストレッチからご紹介します。

２．股関節まわりの筋⾁を緩めましょう

股関節まわりの筋肉をほぐしていきましょう。

３．肩の⼒を抜いて前屈をしましょう

続いて効果的な前屈の方法を解説します。

４．息を吐きながら身体をねじりましょう

身体をねじるストレッチです。呼吸も一緒に行ないましょう。

続いて、椅⼦を使った４つのエクササイズで体幹の安定と胸郭の柔軟性を高めていきましょう。

５．体幹の安定と胸郭の柔軟性を⾼めるエクササイズ①

まずは身体を引き上げていくようなエクササイズです。脊柱を引き上げ、体幹部のスイッチを入れます。６〜８エクササイズの基礎となります。

６．体幹の安定と胸郭の柔軟性を⾼めるエクササイズ②

続いて、⼿を下にグッと引くポーズ。呼吸を伴うエクササイズで、胸郭を動きやすくします。

７．体幹の安定と胸郭の柔軟性を⾼めるエクササイズ③

さらに、より動きのあるエクササイズを行なっていきましょう。体幹の安定を維持して動くことで、上半身の解放へと繋がる感覚を学びます。

８．体幹の安定と胸郭の柔軟性を⾼めるエクササイズ④

最後は⾸を回すエクササイズのご紹介です。呼吸も忘れずに。ここまでのエクササイズで体幹にスイッチが入ると首も回しやすくなります。

毎日の「見ながらトレーニング」に最適な、解説なしの実演パートもご用意しています。

最後に、毎日の「見ながらトレーニング」に最適な、プロドラマーが叩くカホンのリズムに合わせた解説なしの実演パートをご用意しています。

『歌スク』講師の谷中しおり先生から本レッスンの推薦コメントも到着！

＜谷中しおり先生　コメント＞

楽器を弾く方が楽器のメンテナンスをするように、声を出すための楽器＝身体もメンテナンスが必要です。

わたしのレッスンでもよくストレッチを取り入れますが、限られたレッスンの時間内で効率よく歌を上達させるためにも、ご自身でもストレッチのノウハウがあると良いですね！

このプログラムはどんなストレッチをしたらいいかわかない方に最適だと思います！しなやかな体だと音域も広がりやすいですよ。ぜひ試してください。

講師： Beat Vocal School　谷中しおり

栃木県出身。３歳よりエレクトーンを習う。中学は合唱部、高校は演劇部に所属し、ミュージカル俳優を目指して舞台芸術学院ステージアーティスト科へと入学。さらに東宝ミュージカルアカデミー５期を卒業し、以降はミュージカル俳優として舞台出演を重ねる。また、サンリオピューロランド内で使用される音源作品のレコーディングや、うみ（Umi）名義の歌手活動も精力的に行なっている。ヴォーカルトレーナーとしては、2017年より埼玉県朝霞市のBeat Vocal Schoolに所属。ミュージカルコースを始め、子どもから大人まで「その人が楽しく歌えること」という方針のもと、笑顔いっぱいのレッスンを行なっている。

谷中先生のレッスン：https://uta-school.jp/teacher/detail/16