ANIMAブランドより、新製品の完全ワイヤレスイヤホン『ANW02』が発表。サウンドプロデューサーのTAKU INOUEが音質監修

Hi-Fiイヤホンブランド「Acoustune(アコースチューン)」のサブブランドとなるワイヤレスオーディオ機器専門ブランド「ANIMA(アニマ)」より、VIA/TOY’S FACTORY所属のサウンドプロデューサーTAKU INOUEの音質監修のもと、ハイレゾ・ロスレス品質の伝送やLE Audioなどの機能強化を施したモデル「ANW02」が、2023年7月28日(金)より家電量販店、オーディオ専門店などにて発売となる。

店頭展示・予約開始に先立ち、7日8日(土)、9日(日)に開催されるポータブルオーディオイベント『ポタフェス 2023 夏 秋葉原』にて、会場で製品版を先行試聴することができる。

『ANW02』概要

 ANIMAブランドの第1弾製品となる完全ワイヤレスイヤホン「ANW01」では、EQやヴォイスをカスタムできる専用アプリ「ANIMA Studio」の機能を中心として、サブカルチャーを楽しむ人々を中心に市場での高評価を得て一定の地位を築いてきた。今回の「ANW02」は高音質ストリーミングサービスに対応したハイレゾ・ロスレスコーデックの追加、LE Audioやマルチポイント接続を中心とした機能強化を行なったモデルとなる。

 チューニングの面では前作のANW01に引き続き、VIA/TOY’S FACTORY所属のサウンドプロデューサーTAKU INOUEが音質監修を行ない、チューニングパターンを専用アプリ「ANIMA Studio(iOS/Android)」で設定、変更することができる。また、Advent Voice(操作時音声の着せ替え)機能を搭載し、こちらもANIMA Studioアプリにて変更可能だ。ANW02はAcoustuneのビジュアルアイデンティティを取り入れながら、より音質にフィーチャーしたモデルとなっている。

『ANW02』販売情報

■ブランド:ANIMA
■カテゴリー:完全ワイヤレスイヤホン
■発売日:7月28日(金)
■予約開始日および展示開始日:7月14日(金)午前11時
■メーカー希望小売価格:33,980円(税込)/30,891円(税抜)
■JAN・型番・品名

4571512250741ANW02-BLKANW02 Black
4571512250895ANW02-GRYANW02 Gray

■ANW02製品ページURL:https://www.anima-audio.jp/anw02


製品詳細

■ Hi-FiイヤホンブランドAcoustuneによる音響設計

 ANIMAの完全ワイヤレスイヤホンANW02は、母体となるAcoustuneにて設計開発を行なっている。TWS(True Wireless Stereo)は、今や日常生活において非常に密接なアイテム。特に音源のストリームサービスやデジタル販売において、ハイレゾ・ロスレス配信も一般的になってきており、基本性能だけでなく、今まで以上に音質が求められている。その中でANW02のサウンドはハイレゾクオリティ・高音質コーデックの再生による“アーティストがスタジオで意図したサウンド”をターゲットにしている。音質特化型の有線イヤホンで使用されるダイナミックドライバーと同等の手法で振動版の設計開発を行ない、また、DSPの利用による有線イヤホンにはできないアプローチで最適化を図り、目標のサウンドクオリティを実現した。

 機能面ではマルチポイント、マルチペアリング、オートペアリング、LE Audioへの対応、従来の高音質コーデックAAC/aptXに加え、aptX Adaptive(24bit/96kHz)、aptX Lossless(16bit/44.1kHz)コーデックやSnapdragon Soundに対応し、片側ふたつのMEMS型マイク、IP56の防塵防滴性能、外音取り込み機能を搭載している。

■ TAKU INOUE監修によるサウンドチューニング

 ANW02の最終的なサウンドチューニングは、サウンドプロデユーサー/コンポーザー/DJとしても活躍するTAKU INOUEが監修。TAKU INOUE自らがチューニングを行なった「LATE NIGHT」、「TWILIGHT」、「DAWN」の3種類のチューニングパターンを専用アプリ「ANIMA Studio(※iOS/Android)」にて設定することが可能だ。

【LATE NIGHT:パターン1(デフォルト)】
サブベースなど深めの低音がしっかりと鳴るように調整されたチューニング。

<TAKU INOUEコメント>
「低域に重きを置いたチューニングです。深夜に大音量で音楽を聴いたときの、曲の世界にグッと入り込んでしまうような感覚を24時間味わえたらいいなと思っています!」

【TWILIGHT:パターン2】
LATE NIGHTよりも少しだけ上の低域が出やすいように調整。バンドサウンドなども含めた幅広いジャンルに対応できるオールラウンダー。

<TAKU INOUEコメント>
「エレキギターやエレキベースの音がより丁寧に聴こえるといいなと思いながら調整したチューニングです。楽しい昼を思い返しながら、あるいは素敵な夜に期待しながら、一日に一瞬しか訪れない貴重な夕方に聴く音楽のワクワク感を24時間味わいたい。そんな気持ちで調整しました!」

【DAWN:パターン3】
低域と高域を少しずつ丸めたチューニング。

<TAKU INOUEコメント>
「夜明けまで遊んでから寝るときに、ちょっとだけ音や言葉が欲しい。穏やかな気持ちで、いつの間にかいい夢が見たい。そんなときにぜひ使ってみてください!」

TAKU INOUE プロフィール
サウンドプロデューサー/コンポーザー/DJ。『アイドルマスター』シリーズや任天堂とCygamesによるアクションRPGアプリ『ドラガリアロスト』などゲームの楽曲をはじめ、ano、DAOKO、Eve、星街すいせい、ナナヲアカリ、STU48、月ノ美兎、といったアーティストのサウンドプロデュースや楽曲提供を担当する。2021年にTOY’S FACTORY内のレーベル・VIAより「3時12分/TAKU INOUE&星街すいせい」でメジャーデビュー。2022年に星街すいせいとのプロジェクト・MidnightGrand Orchestraを始動させ、7月に1stミニアルバム『Overture』を発売。

■ 新開発「El-CoClear 振動板」&独自のデジタル信号処理「S.A.L.T.」

 TWSは有線イヤホンとは異なり、よりさまざまな環境での使用を想定した設計が求められる。あわせて、コントロール基板やバッテリーの搭載、他部品の実装も考慮しながらの小型軽量化など、求められる要素が多く存在する。ANIMAは音響設計を進める中で「従来のTWS用ドライバーでは目標とする基準への到達が難しい」と判断し、ANW01においては専用ドライバーを設計開発した。

 今回のANW02は、より“音質に特化”することを重点とし、高級有線イヤホンに使用されるドライバーと同等の設計要件を掲げて新たに開発されたダイナミックドライバーユニット「El-CoClear(エル-コクリア)振動板」を採用。El-CoClear振動板は、Acoustuneの独自技術である「Mylinx(ミリンクス)ドライバー」の開発で培った知見をもとに、新開発されたΦ10mm振動板。高度な数値解析により設計された振動板、強力な磁束密度を備えるマグネット、最大限に効率を高める磁気回路、高級イヤホンにも使用される音質調整フィルターなどを吟味、選定することで、優れた特性を持つダイナミックドライバーが誕生した。

 さらに、SoC内部のDSPをカスタムすることでダイナミックドライバーが持つ潜在能力を引き上げ、ドライバーの特性を最大限活かすことを目指し、従来品と比べ、はるかに大容量かつ高速なフラッシュメモリの採用や測定・試聴などの地道な試行錯誤を行なうことで最適化された独自のデジタル信号処理「S.A.L.T.」を開発。これにより、周波数特性のチューニングの自由度向上や最適化をより高度に行なうことを可能としたのだ。

■ Snapdragon Sound™とaptX™ Adaptive / aptX™ Lossless /aptX™ Voice に対応

 ANW02はQualcomm社の高音質認証Snapdragon Soundを取得している。Snapdragon Sound対応機器において類い稀なるサウンドクオリティを実現する。ハイレゾ相当の「*¹aptX Adaptive(24bit/96kHz)」、CDクオリティのロスレス音質(16bit/ 44.1kHz)をBluetooth®技術で実現する「*²aptX Lossless」、最大32kHzのサンプリング周波数に対応し、高音質な音声通話を実現する「aptX Voice」など、対応端末にてさまざまな高音質コーデックを使用することができる。

*¹aptX Adaptiveは通信環境や使用状況に応じて、端末側から自動で判断して環境に合わせたモードが決定され、現時点ではユーザー側での任意の選択や動作時のモードを確認する方法はございません。
*²aptX Losslessに対応した端末や通信状況、使用状況に応じて端末側で自動で選択されます。音楽ソースが16bit/44.1kHzであり、Wi-Fi環境が5Gもしくはオフ、家庭やオフィスの屋内などで通信環境が良好な場合において自動で選択され、ユーザー側で任意に選択することはできません。また、現時点ではユーザー側で動作時のモードを確認する方法はございません。

■ 次世代Bluetoothオーディオ規格「LE Audio」およびマルチポイント接続に対応

 ANW02は次世代のBluetoothオーディオ規格「LE Audio」に対応。LE Audioに対応した端末はオーディオ共有機能によって、1台の携帯端末に対して複数台のANW02を接続することが可能。友人、恋人、家族などと複数人で同時にコンテンツを体験できる。LE Audioの接続時は、通信の高品質性と低消費電力を兼ね備える「LC3 コーデック(Low Complexity Communications Codec)」が使用可能。従来のSBCコーデックに比べて最大で50%低いビットレートでも音質が向上する。これによりロングバッテリーかつ低遅延の通信が可能となった。

 従来のBluetooth(Classic Audio)機能のマルチポイント接続・マルチペアリングにも対応しており、マルチポイント接続ではANW02 を最大2台の端末にペアリング、同時接続が可能だ。例えば、PCでの動画視聴中に携帯へ通話があった場合でも、イヤホンをつけたままシームレスな応答と通話を実現する。

■ 約14時間の再生可能なロングバッテリー&無接点充電に対応したチャージングケース

 ANW02は大容量のバッテリーを搭載し、イヤホン単体で約14時間の連続再生時間を実現、また、チャージングケースの利用と合わせて最大約42時間の連続再生が可能。ANW01で好評だった「パワーマネジメント機能」も引き継ぎ、使用状況に合わせて省電力化する。チャージングケースは無接点充電に対応しているため、ワイヤレスでの充電も可能。大容量バッテリー・パワーマネジメント機能・無接点充電の3つにより、ANW02はいつでもどこでも寄り添ってくれる。

■ AcoustuneのDNAを備えたデザインの採用&IP56の防塵防滴性能

 ANW02ではAcoustuneのデザインアイデンティティを採用し、ダイナミックドライバー、バッテリー、基板などのレイアウトに人間工学を考慮したフィッティングの最適化を行なった。ST1000/2000のカスタムシェルで培われたノウハウにより、長時間使用時の装着感や遮音性を高度な次元で両立している。イヤホン本体はIP56防塵防滴性能テストをクリアしており、粉塵や雨・汗などの水滴の侵入を防ぐ。幅広くさまざまなフィールドでANW02をお楽しみいただけるだろう。

■ ANIMA専用 機能拡張アプリ「ANIMA Studio」について

 ANIMA StudioはANIMA製品の機能を拡張する専用アプリ。ANIMA製品の音質チューニングに、アプリ内でのシステム音声の購入や変更など、ユーザー自身でカスタマイズできる。

※iOS / Android両対応。OSバージョン iOS14.1以上、Android9.0以上。

<ANIMA Studioの主な機能>
●システム音声変更機能「Advent Voice」
 アプリ内でシステム音声のダウンロードや設定・変更が可能。また、アプリ内ストアにて、有料のシステム音声を追加購入できる。アプリ内で変更したシステム音声はANIMA製品の内部フラッシュメモリに保存され、他の機器に接続した場合でも設定が保持される。
●音質チューニング変更機能「Persona Tune」
 アプリ内で音質チューニングのダウンロードや設定・変更が可能。すべの音質チューニングは、Acoustuneが独自に開発した音質調整プロセスをもとに監修したサウンドだ。音質チューニングは随時追加予定。アプリで変更した音質チューニングはANIMA製品の内部フラッシュメモリに保存され、他の機器に接続した場合でも設定が保持される。
●ファームフェアアップデート機能
 ANIMA製品のファームウェアはアプリ内でアップデート可能。

※ANIMA StudioはANIMA製品対応機種専用のアプリとなり、全てのサービスはそれらに帰属します。対応製品が接続されていない場合は全ての機能を使用することができません。本サービスは対応製品を十分に充電してからご利用ください。
※本製品は1ヶ月に1度は通電を行なってください。長期間の不使用は、内蔵バッテリーの完全放電の原因となり電源不良を引き起こす可能性があります。
※本製品は防塵防滴仕様ですが、IP56規格に準拠していない条件下での使用や、使用による経年劣化で性能が低下する場合があります。水気やほこりの多い場所ではなるべく使用しないようご注意ください。なお、充電ケースは規格対応ではありません。
※本製品に金属や炭素繊維などの導電性のある物を貼付および装着しないでください。通信時の大幅な性能低下や感電、故障などの予期せぬトラブルにつながる可能性があります。

■ 製品に関するお問い合わせ

株式会社ピクセル 営業部
E-mail: info@pixel-tokyo.co.jp

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