取材・文:鈴木瑞穂(Vocal Magazine Web)
その時々で支えてくれるみんなのおかげで今がある
──初めてのライブ配信は2022年4月でしたよね。実際に配信してみてどうでしたか?
はるぴぴ もともとしゃべるのがそんなに得意じゃなかったので、最初は「ひとりで画面に向かってしゃべれるかな?」っていう不安がありました。でも配信をつけてみたらたくさんの方が来て、コメントをくれたり応援してくれて、ホントに友達としゃべるような感覚で配信できています。正直こんなに長く続けられるとは思っていなくて。
──もうすぐ2年経ちますものね。
はるぴぴ はい。短かったような長いような……。でも最初からうまくいってたわけではなく、良いときも悪いときもあったんですけど、その時々で支えてくれるみんなのおかげで今があるなって思ってます。
──これまで苦しかった経験や挫折したことはありますか?
はるぴぴ 配信は観てくれるリスナーさんがいるからこそできるものだと思うんですけど、リスナーさんと考えの違いでぶつかってしまったり、自分の中で配信が楽しくないって思う時期がありました。それはリスナーさんにも伝わってしまうし、ちょっと(配信の)枠が静かになったり……。そういう時期はちょっと大変でしたね。
──どういうふうに乗り越えましたか?
はるぴぴ それもリスナーさんの助けあってでした。みんなと話し合ったときに、「はるぴぴちゃんが楽しんでるのが一番いいよ」って言ってもらって、「あっ、配信って楽しいものだったな」って思い出させてもらったんです。
──これまでいろいろなイベントにチャレンジされていますが、特に思い出深いイベントはありますか?
はるぴぴ 17公式ソングのメインヴォーカルができるよっていうイベント(『17LIVE 6th Anniversary MUSIC STREAMER OFFICIAL ANTHEM』)があって、今回のイベントのひとつ前に参加したんですけど、初めてガッツリ取り組んだ音楽イベントで。本当に「獲りたい」っていう気持ちが強くて、それをみんなも感じ取ってくれたと思います。気持ちをしっかり共有できたイベントだったので、そこからライブ配信がさらに変わってきた感じがするんです。
──その公式アンセムソングイベントでは「夢だった」というレコーディングも経験されましたね。歌に向かう気持ちも変わりましたか?
はるぴぴ そうですね。初めての経験で緊張したんですけど、すごく楽しくて、やっぱり歌うことが好きだなって思いました。みんなに応援してもらったことが形になったり、自分の声で何かを届けられることが本当に嬉しくて、さらに音楽でもっと頑張っていきたい気持ちが強くなりましたね。