【連載】『この季節が終わる前に〜わたしと〇〇のはなし〜』

すぅ(SILENT SIREN)

第22回:すぅがボーカリストとして気をつけていること〜SILENT SIREN・すぅ『この季節が終わる前に〜わたしと○○のはなし〜』

2024.05.31

※本連載は、音楽系エンタメサイト『耳マン』の更新終了に伴い、2024年3月より当サイト『Vocal Magazine Web』にお引っ越ししました。過去の連載記事はこちらをご覧ください!

みなさんこんにちは!

最近のわたし

最近は夏のような暑さが来たと思えば雨が降って肌寒かったり気まぐれの天気が続きましたね。そんな天気のせいか、5月の頭に初めてコロナにかかりました。

高熱と喉の痛みや咳で、まさかと思ったらそのまさかでした。

ツアーが終わったタイミングだったので気が緩んでしまったのかもしれません。しっかり休んで無事復活しました。

体調を崩すと喉にくるタイプなのでとても厄介です。

少し喉が痛いとかかすれるな〜となればもう気持ちが落ちて、先々のライブやレコーディングまでになんとかしなければ、とひとりで大焦りしています(笑)。

やばいと思ったときの3箇条があります。

その① とにかくすぐ病院
その② とにかくすぐ加湿
その③ とにかくすぐ寝る

これが必須事項です。

その③のすぐ寝るは大切で、寝薬(ねぐすり)とも言うように1番身体が回復すると思っています!

歌わない期間があると、喉の筋肉や体力が落ちてしまいます。

私で言うと、活休や手術があったので2年ほど本気で歌うということはほぼありませんでした。

その間で、衰えてしまった体力や筋肉をまた鍛えるために今はボイストレーニングに通っています!

ボイストレーニングを本格的に行うのは10年以上バンドをやっていますが初めてです!

喉の筋肉は小さいので鍛えたり使いこなすのがとても難しいこと、歌うことは思った以上に体力を使うことが改めてわかりました。

また長年、自己流で歌い続けていたので基礎から学ぶと新しい発見ばかりで楽しいです!

私は“歌うことが大好き!”というのとはまた感覚が少し違くて、SILENT SIRENの曲をギターボーカルとして歌えることが好きなんだと感じます。

もともとは歌に苦手意識がありましたが、初めて組んだバンドで一番手が空いていたのが私と言う理由でボーカルになりました。その流れがあり、SILENT SIREN結成当初もギターボーカルになりました。

自分の声にコンプレックスもあったけど、その声が良いと言ってくれたまわりの人や環境が今の私を作り上げてくれました。

当時聴いていた音楽や憧れのバンドには男性バンドが多く、そういう音楽をしたかったけど自分の声だと違和感があり、無理に声を低くして歌っていた時期もあります(笑)。

それでも限界があったし、自分たちに求められている音楽というものを理解してからはコンプレックスを武器にできるようになりました。

私の声があってこそSILENT SIRENの音楽だと言ってもらえるように、年を重ねても歌を歌えるようにこれからもトレーニングを重ねたいと思っています!

ちなみにライブ前にはハチミツ生姜紅茶を飲みます!

ハチミツで喉の乾燥を防ぎ、生姜では身体を温められるのでこのドリンクを飲んでいます!

私は追加で鼻の通りを良くするためにもメンソールの効いた喉飴を入れてますが、初めて飲む人には激マズだと思うのであまりオススメしません(笑)。

ツアーが終わり今後は対バンライブやフェスがあるので免疫力を高めつつ、良い歌が歌えるようにがんばります!

ではまた来月お会いしましょう!

『サイサイ対バン祭2024 〜そのまま友達でいてくだサイ!〜』

日時:2024年6月17日(月)
会場:Spotify O-EAST
開場 18:00 / 開演 19:00
ゲスト:井上苑子、フレンズ

『サイサイ対バン祭2024 〜太客になってくだサイ!〜』

日時:2024年8月1日(木)
会場:LIQUIDROOM
開場 18:00 / 開演 19:00
ゲスト:粗品

本コラムの執筆者

すぅ(SILENT SIREN)

すぅ(SILENT SIREN)
1992年12月28日生まれ。福島県白河市出身。本名は吉田菫で、愛称はすぅ。高校2年生のときに上京し、雑誌『CUTiE』などの読者モデルとして活動。2010年にガールズバンド・SILENT SIRENを結成し、ボーカルとギターを担当。同バンドではほとんどの楽曲で作詞も担当し、他アーティストへの楽曲提供も積極的に行なっている。2022年6月には歌手の鈴木雅之のシングル『GIRI GIRI』にゲストボーカルとして参加。2023年6月にデビューしたアイドルグループ・Fuhuaの総合プロデューサーを務めている。アパレルブランドとのコラボレーションも行なっており、音楽活動以外でもセンスを発揮している。

本コラムの記事一覧

その他のコラム

最新情報

ヴォーカルや機材、ライブに関する最新情報をほぼ毎日更新!