【連載】『この季節が終わる前に〜わたしと〇〇のはなし〜』

すぅ(SILENT SIREN)

第40回: 特別な想いがある年齢=33歳とサグラダ・ファミリアのおはなし〜SILENT SIREN・すぅ『この季節が終わる前に〜わたしと〇〇のはなし〜』

2025.12.29

先日、33歳になりました!

みなさんこんにちは! すぅです。

最近のわたし

いよいよ今年最後のコラムになりました。

12月は愛犬の誕生日、クリスマス、28日は私の誕生日、そしてライブと、イベント感満載です。

街は年末ムードでお休みに入っている方も多い中、同業の人たちは年末に向けて大忙しな空気が漂っています。

私もイベントごとを楽しみたい気持ちの反面、年末ライブに向けての準備や制作で大忙し。
まさに「師匠も走る師走」という感じで、ただいま猛ダッシュ中です。

そして先日、33歳になりました!

精神年齢というか、自分の感覚年齢と実年齢が、こんなにもマッチしないものかと驚いています(笑)。

子どもの頃に思い描いていた33歳の自分は、すでに家庭を持ち、母のように家事に追われている女性でした。
現在はそのイメージとは真逆の場所にいるのですが、良い意味で想像もしていなかった33歳を迎えられています。

理想像と引き換えに今の人生を手に入れたわけではなく、常に自分の選択を信じて生きてきた結果の「今」なので、とても幸せです。

なんだか常に締め切りに追われているな……なんて思ったりもしますが(笑)。
大好きな人たちに囲まれて仕事ができて、自分たちの作品を待って喜んでくれる人がいて、大好きな音楽ができる。

高級なお寿司も自分で食べられるし、欲しいものだって自分で買える。

逞しく成長できたけれど、困った時には助けてくれる人がたくさんいる。

本当に、素晴らしい現世です♡(笑)。

いつかは訪れたい場所、サグラダ・ファミリア

先月のコラムで少し触れましたが、私にとって「33」という年齢は、今の私にとって少し特別な想いがあります。

私は今年に入ってからサグラダ・ファミリアに興味が湧き、建築物の歴史や背景、関わる人物について勉強中です。

説明するまでもありませんが、サグラダ・ファミリアはバルセロナにある「未完成の教会」として知られる世界遺産。
世界的に有名な建築家アントニ・ガウディが設計し、現在も建築中で、2026年に一旦完成を迎える予定とされています。

そんなサグラダ・ファミリアには「魔法陣」と呼ばれる、数字の彫られた4×4の板があります。
縦・横・斜め、どの方向で足しても同じ数になるのですが、サグラダ・ファミリアの魔法陣は、どこを足しても「33」になるように作られているのです。

この33は、イエス・キリストが処刑された時の年齢を意味しており、数字でもキリストの物語を伝えたいというガウディの想いを感じ取れます。

出来事としてはとても残酷ですが、今年33歳の私にとっては考えさせられる数字であり、特別な数字になりました。

私は無宗教ですが、とても惹かれるものがあり、いつかは訪れたい場所です。
もし33歳のうちに行けたら、それは最高だと思っています!

サグラダ・ファミリアは「石の聖書」と言われ、祈りを捧げるだけでなく唯一、イエス・キリストの中に入ることのできる建物とも言われています。素敵!!

サグラダ・ファミリアの魅力について語り出すと長くなってしまうので、今回はこの辺にしておきますね(笑)。

さて、30日はいよいよ年末ライブです!
今年はバンド結成15周年イヤーとしてたくさん活動してきて、その集大成のライブになります。
きっと素敵な夜になること間違いなし。良い2025年の締めくくりライブをして、2026年を迎えたいと思います。

みなさん、今年一年ありがとうございました。
良いお年をお迎えください!
次回、新年のコラムでお会いしましょう!

本コラムの執筆者

すぅ(SILENT SIREN)

すぅ(SILENT SIREN)
1992年12月28日生まれ。福島県白河市出身。本名は吉田菫で、愛称はすぅ。高校2年生のときに上京し、雑誌『CUTiE』などの読者モデルとして活動。2010年にガールズバンド・SILENT SIRENを結成し、ボーカルとギターを担当。同バンドではほとんどの楽曲で作詞も担当し、他アーティストへの楽曲提供も積極的に行なっている。2022年6月には歌手の鈴木雅之のシングル『GIRI GIRI』にゲストボーカルとして参加。2023年6月にデビューしたアイドルグループ・Fuhuaの総合プロデューサーを務めている。アパレルブランドとのコラボレーションも行なっており、音楽活動以外でもセンスを発揮している。

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