プロヴォーカリストに聞く！自宅での歌の練習事情【Penthouseインタビュー編】

2022.11.14

Vocal Magazine Webで特集しているテーマ【自宅で歌を練習しよう！】にちなんで、プロヴォーカリストの自宅での歌の練習事情を調査していく企画。今回は、圧倒的な歌唱力を持つPenthouseヴォーカルのおふたりを直撃インタビュー！

◎家で歌を練習する？しない？

──家で歌を練習することはありますか？

大島　はい、普段からやります。

浪岡　僕はあんまり家で練習はしてないかもしれないですね。練習するときはカラオケに行きます。

──カラオケに行く頻度はどのくらいですか？

浪岡　毎日行けたらいいなと思いながらも、予定があって行けないこともあります。１日１時間は練習するのが日課みたいな感じですね。

──カラオケで声を出すと、家とは違うものですか？

浪岡　やっぱり家だとどうしてもどこかセーブしちゃうところがあると思うので、感覚がけっこう違うんです。マイクを通すことでも感覚が変わるので、定期的に行くようにしてますね。

◎基礎練習・ボイトレはしている？　家でのボイトレ事情も調査

──基礎練習、発声練習はしますか？

浪岡　僕はしないですね。

大島　私はします。スタジオに入るときも、家で練習するときも発声からやります。

──家で練習するときは、練習時間は決まっているんですか？

大島　仕事が終わってからやるので本当にご近所迷惑なんですけど、21時からとか、22時からです。あんまり遅くなり過ぎないようにしてるんですけど、21時ぐらいが一番多いですね。そこから１時間とか１時間半ぐらい練習します。

──そのときはどんな練習をしているんですか？

大島　本当に簡単な発声演習を10分〜15分ぐらいやります。あとは今ライブ前なので、Penthouseの曲をひたすら練習しています。

──マイクなどは通さずに、生の声で歌を練習しているんですか？

大島　そうです。基本的に全部生の声でやってます。

──自分の声を録音して聴き返したりもしますか？

大島　そうですね。録音して自分で聴くこともしますし、シンプルに歌詞を覚えたり、ニュアンスを確認するためにひたすら歌うこともありますね。

──それをほぼ毎日やっているんですね。

大島　そうですね。時間があるときはほぼ毎日やるようにしてます。

──「家でやっているヴォイストレーニング」となると、今お話されていた10分〜15分の発声練習ということですよね。

大島　はい、そうですね。

──浪岡さんの中で、自分流のボイトレみたいなものはありますか？

浪岡　ボイトレというボイトレはないんですけど、実際に歌うのが一番いいと思っています。歌って聴き返すことが、やっぱり一番効くんじゃないかなと。ボイトレをして正しい発声を学ぶことももちろん大事なんですけど、聴いていていいなって思う歌を歌うことが何よりだと思うので、そこに近づけるには実際に歌って聴いてを繰り返しやるのが大事だと思いますね。

◎家に置いてあるマイク

──家に置いてあるマイクはありますか？

浪岡　家で録るときは基本「SM7B」を使っているので、それがありますね。

大島　私はあんまり宅録とかをしないタイプなので、リモートでレコーディングをどうしてもしないといけなかったときにやむを得ず買った「スマホで録れるマイク（APOGEE HypeMic USBマイク）」があるんですけど、それしかないです。あとは浪岡の家に行って録らせてもらうことがけっこう多いです。

──浪岡さんが家に置いているマイクは、どのように保管していますか？

浪岡　あんまり気をつけてないですね。いつもマイクスタンドに吊り下げているので、そのままです。

──大島さんが家で練習をして自分の声を聴き返すときは、マイクを通さずにスマホの録音機能を使っているんですか？

大島　そうです。普通にスマホで録音してます。今はもうすごく音質がいいじゃないですか。だからそれで事足りてますね。

◎家の防音設備

──家の防音設備や、歌が外に聴こえないように工夫していることはありますか？

浪岡　僕はたまたま壁が厚くて、二重窓だったので、それが幸いして。あんまり響くと良くないので、一応吸音材を買って貼っているぐらいですね。

大島　私はクローゼットに向かって歌うっていう（笑）。服に吸音してもらってるつもりなんですけど、どこまで吸音できてるかはわからないです（笑）。

──クローゼットを開けて、そこにスマホを置いているんですか？

大島　そうですね。クローゼットに音源を出すスマホを置いて、寝室なんですけど、ベッドに録音用のスマホを置いて。社用の携帯で録音してるんですけど、スマホに挟まりながら歌ってます。

Penthouseヴォーカルのおふたりに自宅での歌の練習事情についてお聞きしました。浪岡さん、大島さん、ありがとうございました！　Vocal Magazine Webでは現在、Penthouseのインタビューを公開中です。

【インタビュー】Penthouse浪岡＆大島、歌のルーツと「閃光花」制作秘話を語る。“ツインリードヴォーカルとしてどれだけ声を光らせることができるか”

リリース情報

5th デジタルシングル「閃光花」
10月26日（水）配信リリース
配信リンク：https://penthouse.lnk.to/sparklers

プロフィール

Penthouse
浪岡真太郎（vo、g）、大島真帆（vo）、Cateen（p）、矢野慎太郎（g）、大原拓真（b）、平井辰典（d）による６人組ツインリードヴォーカル・バンド。大学時代に所属したバンドサークル「東大POMP」のOBである現メンバーが、ヴォーカルの浪岡を中心に集まり2019年６月より活動開始。浪岡真太郎と大島真帆によるソウルフルな男女ヴォーカルを軸に、“かてぃん”こと角野隼斗の卓越した表現力と強固なリズム隊が生み出すグルーヴにより、洗練された都会的なサウンドスケープへと誘う。

関連リンク
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