【オフィシャルライブレポート】ヒプマイ、フロアが歓声で揺れた!  白熱の「ヒプマイ9thライブ」Day2をレポート

Photo by: 粂井健太・nishinaga "saicho" isao・小林弘輔・木場由仁

オフィシャルレポートが到着!

 音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』。そのメインキャストが集結するライブ、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 9th LIVE ≪ZERO OUT≫』が2023年4月15日、16日に東京・有明アリーナにて開催された。アリーナはもちろん映画館でのライブビューイング、『ABEMA PPV ONLINE LIVE』での生配信と、まさに全国を熱狂させたライブのDay2をレポートする。

 開演前から会場中のリングライトやバングルライトが揺れており、観客は開演を今か今かと待ちわびている様子。そんな中DJ U-ICHIが登場し、「声出しOKなんで、本番が始まるまで声出しましょう!」とさらに会場のボルテージを高めていく。全員で声出しの練習をし終わると暗転が入り、モニターにはオープニング映像が映し出された。地鳴りのような歓声が沸き起こり、ステージに登場したのは6ディビジョン、総勢18名のキャストたち。「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +」でライブの幕が上がる。それぞれが渾身のパフォーマンスをしてみせると、山田一郎を演じる木村昴の「みんなの声、ちゃんと聞こえてるからな!」を皮切りに、勢いそのままに「Survival of the Illest +」へ。キャストたちが「最高!」と口々に発すると、「ヒプノシスマイク -Glory or Dust-」へ続き、スタートダッシュを決めていった。

 気合十分のDivision All Starsが一度ステージをあとにすると、ダンサーとDJによるダンスパフォーマンスへ。彼らもまた、同公演を心待ちにしていたようなパワフルなステージを繰り広げていく。ここでディビジョン曲パートへ。まずはどついたれ本舗の「縁 -ENISHI-」が会場を温める。続けて各ディビジョンが次々とパフォーマンス。MAD TRIGGER CREWの「Scarface」では、曲終わりに入間銃兎役の駒田航が碧棺左馬刻役の浅沼晋太郎のタバコに火を付ける場面が。思わず会場からは黄色い声援が巻き起こっていた。その後も麻天狼の「シンクロ・シティ」、Bad Ass Templeの「でらすげぇ宴」、Fling Posseの「とりまGet on the floor」、Buster Bros!!!の「IKEBUKURO WEST BLOCK PARTY」と矢継ぎ早に飛び出し、息つく暇がないほど。観客のバイブスも上がりまくっていく。

 勢いそのままに始まったのは、日替わりで楽曲が披露されるDUAL RAP PARTコーナー。まずは大きな歓声に包まれながら飴村乱数役の白井悠介と神宮寺寂雷役の速水奨が登場し、「LESSON」へ。乱数と寂雷のキャラクターのギャップで楽しませると、続いては駒田と毒島メイソン理鶯役の神尾晋一郎によるチルなフロウが心地よい「Private Time」へ。最後に2人が背中合わせで飲み物を口にすると、大きな歓声が上がっていた。ここで山田二郎役の石谷春貴と山田三郎役の天﨑滉平がトロッコに乗り込み、兄弟喧嘩をしているようなリリックが微笑ましい「BB’s City」を繰り出す。さらに、初披露となる躑躅森盧笙役の河西健吾と天谷奴零役の黒田崇矢による新曲「ワライカエセ!」で疾走感溢れる掛け合いを、四十物十四役の榊原優希と天国獄役の竹内栄治による新曲「夜光虫」で低音と高音の美しいユニゾンを披露。大盛り上がりのままDUAL RAP PARTコーナーを終えた。

 ステージがレーザーとスモークで包まれると、モニターには中王区のロゴが。現われたのは、勘解由小路無花果役のたかはし智秋と東方天乙統女役の小林ゆう。まずは「Femme Fatale」で会場を一気に魅了すると、小林による「Just do it」、たかはしによる「No Pain, Not to be Strong」で中王区の世界観をこれでもかと繰り広げていった。その強さと美しさに魅了されていると、追撃するかのように「Verbal Justice」が飛び出す。曲終わりには「何があろうと我々言の葉党の力は揺るがない!」(たかはし)、「皆様、この後も心ゆくまでお楽しみください」(小林)と言い残し、ステージをあとにする2人。最後まで潔い、クールなパフォーマンスであった。

 続いてはゲストコーナーへ。Day2のゲストは、「Verbal Justice」のラップ制作を手掛けているAwichだ。彼女が登場すると、大きなクラップが巻き起こる。まずは「Queendom」をブチかますと、「NWO」で観客をノックアウト。会場中が彼女のステージに引き込まれていく。「こんな貴重な場所にお呼びいただき、本当にありがとうございます」と挨拶をすると、「みんなちょっとだけ飛んだりできる? イケるね! ヒプマイ、Let’s go!」と「Remember」へ。あっという間に空間を支配した圧巻のパフォーマンスに、彼女のパワーとカリスマ性を見た気がした。「全部辞めようと思ったこともある。でも辞めなかった。それでわかったことがある。辞めなければいつでもリベンジできます」と語ると、「Revenge」へ。続けて「WHORU?」、「GILA GILA」と一気に駆け抜け、最後は「本当にありがとう、Awichでした! I love you so much!」とステージをあとにした。

 DJとダンサーによる熱いパフォーマンスを挟み、ステージに現われたのは各ディビジョンのリーダー6人。「次は俺たちがかます番だぜ!」(木村)と「UNITED EMCEEZ -Enter the HEXAGON-」でそれぞれのラップスタイルを存分に見せつけていく。会場の熱気が冷めやらぬまま、ここでMCタイム。大きな歓声を聞いた木村が「押し寄せてくるぜ、みんなの声が……!」と壁に貼り付けられるような素振りをすると、黒田が木村を引き剥がそうとする場面も。こうして笑いを交えながらも、各ディビジョンそれぞれ思いを語っていった。さらに、TVアニメ第2期が10月より放送されることもDay1に引き続き改めて発表。加えて、8月23日にEPが2タイトル同時リリースされることも発表された。

 木村が「ライブのラストスパート、行きたいと思います!」と曲振りをすると、オオサカ・ディビジョン、ナゴヤ・ディビジョンを加えた特別バージョンの「絆 +」へ。どこか温かな雰囲気に会場が包まれたが、「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +」で空気は一転。再び会場のボルテージが上がっていった。そして、ラスト1曲は「CROSS A LINE」。「泣いても笑っても最後の曲だぜ。出し惜しみすんじゃねーぞ!」という木村の呼びかけに応えるかのように、会場中の光が揺れていた。キャスト一同名残惜しさを見せつつも、最後はお決まりのコール&レスポンス。「ラップって」、「たのC!」という約1万5000人の声が響き渡り、Day2に幕を下ろした。

Text by: 高橋 梓


ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 9th LIVE ≪ZERO OUT≫ DAY2 セットリスト

01. ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +
02. Survival of the Illest+
03. ヒプノシスマイク -Grory or Dust-
04. 縁 -ENISHI-
05. Scarface
06. シンクロ・シティ
07. でらすげぇ宴
08. とりま Get on the floor
09. IKEBUKURO WEST BLOCK PARTY
10. LESSON
11. Private Time
12. BB’s City
13. ワライカエセ!
14. 夜光虫
15. Femme Fatale
16. Just do it
17. No Pain, Not to be Strong
18. Verbal Justice

DAY2 GUEST ACT「Awich」
19. Queendom~NWO
20. Remember
21. Revenge~WHORU?~GILA GILA

22. UNITED EMCEEZ -Enter the HEXAGON-
23. 絆 +
24. ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +
25. CROSS A LINE

新しい未来のテレビ「ABEMA」の『ABEMA PPV ONLINE LIVE(アベマ ペイパービュー オンライン ライブ)』では、9thライブの見逃し配信を4月23日(日)まで楽しむことができる。ぜひ公演をチェックしよう。

■ABEMA PPV ONLINE LIVE 情報詳細ページ
https://abema-ppv-onlinelive.abema.tv/posts/41614290

関連リンク

■ヒプノシスマイク公式HP
https://hypnosismic.com/
■Twitter
@hypnosismic
■TikTok
https://www.tiktok.com/@hypnosismic_drb

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