取材・文:藤井 徹(Vocal Magazine Web)
高い声を出すときはその瞬間に身体を開放してラクにする(川畑)
──ボーナストラック2曲のセルフカバー「You Go Your Way」と「My Gift to You」は、いずれも『THE FIRST TAKE』で演奏されたものです。動画も観させていただきましたが、Vocal Magazine Web的な観点で見てたので、変なところが気になってしまい……僕は川畑さんの喉仏の動きをずっと見てました(笑)。
川畑 マジっすか(笑)。
──『THE FIRST TAKE』くらい歌っている姿に固定カメラが寄ってくれると声帯を震わせているのもわかるし、「けっこう動いているな、本当に細かくコントロールされているなあ」って。
川畑 自分じゃ考えないですもんね、喉仏の動きは。
──そうですね。音だけでなく、声質を上に持っていくときは筋肉で引っ張って上げているし、落とすときはスッと下に位置していました。
川畑 確かに。でも、恥ずかしいですね(笑)。
──で、堂珍さんはその動きがわかりづらいんですよ。
堂珍 僕はわりと無表情で歌うし、口の動きもあまり大きく開けないですからね。でも、最近は大きく開けて歌うのもいいかもしれないと思っているんです。そっちのほうがコントロールしやすいときもあるので。
──堂珍さんは外から見ていると口をあまり動かさないで音色をコントロールしていますが、口の中では舌の位置とかすごく忙しく動いてそうだなと思って見てました(笑)。
堂珍 顔の筋肉が緩くて……。本当は表情豊かなんですよ。ただ、映えが悪いんで(笑)。たぶん、そういうのが無意識で癖になっちゃったんですよね。
──それが個性になったってことですね。川畑さんも特に口を大きく開けて歌うほうではないですよね。
川畑 そうですね。声と口の開き……あんまり意識して歌ってないですけど。
堂珍 要は目をつむっていることが多い印象はありますね。
川畑 そうか、バラードとかは、そうなのかな。
──おふたりに共通して言えるのは、高音を出すときなどに、アマチュアにありがちな「力み」が感じられないですよね。
堂珍 いや、もちろん今でも力みはついて回りますよ。だから常にここ(お腹の丹田のあたり)に意識を持ってくるように気をつけてます。でもライブが始まったらまたここ(胸)になっていたりするときもあるんで、途中でまた気を付けて落としてみたり。
川畑 それこそ黒人の先生に習っていたときの、「リラックス」って言葉が頭に残っているから、高い声を出すときはその瞬間に身体を開放してラクにする。高いときこそ固くならないっていうのは決めてますかね。あとは「今、位置が高いな」というときは、きっとまだ声を出し始めてる段階だから、自然と下がってきてコントロールが効くようになるんで。それもライブをやりながら感じてます。
──貴重なお話をありがとうございます。現在『BEGINS』ツアーの真っ最中です。ちょうど折り返しに差し掛かったところ(取材は2月29日)ですが、ここまでの手応えと、ツアー後半でチャレンジしたいことがあれば聞かせてください。
川畑 またちょっとセットリストも変わって、3月7日からは新曲を披露していきます。今までの手応えは、もうやるたびに良くなっていますし、面白い。あっという間に折り返したなっていう感じが強いです。
堂珍 同じライブは二度とできないですからね。一本一本を体調重視で大事にやっていきたいですね。
──ツアー中は特に喉のケアとかも普段以上に慎重に?
川畑 これがマジでしないんですよね(笑)。のど飴だけです。部屋に加湿器もないですし、ホテルは加湿器があるんですけど、つけ忘れたりします(笑)。過保護になり過ぎないことですね。怖いのは風邪だけ。風邪さえひかなければ、身体は鳴ります!
──のど飴には、こだわりありますか?
川畑 本当にもう何十年も、のど飴には救われてるんで、とにかく飴があれば大丈夫で、ステージに置いてあります。乾燥していたりするホールだったら、一瞬ちょっと舐めて潤すだけで十分。
──ステージドリンクは?
川畑 常温のお水です。あとはのど飴を溶かしたやつが置いてあります。
堂珍 僕は加湿と風邪に気をつけて……ライブ本番の前日は脂っこいものをあまり食べないかもしれませんね。なんか喉の滑りが違うというか……。量もあまり食べていないときのほうが声はきれいなので。そこまで神経質にやってるつもりはないんですけど。でも、この間ライブ終わりでカラオケに行ってしまって、若干それを後悔してるんです(笑)。
川畑 まだ引きずってる(笑)。
堂珍 だから今日は声ガラガラなんですよ(笑)。
直筆サイン入りチェキを1名様にプレゼント!
Vocal Magazine Web 公式Twitterまたは公式Instagramにて応募していただいた方の中から抽選で1名様に、CHEMISTRY直筆サイン入りチェキをプレゼントいたします。
応募方法
<Twitter>
(1)公式Twitterをフォロー
(2)本記事公開のお知らせ投稿をリツイート
<Instagram>
(1)公式Instagramをフォロー
(2)本記事公開のお知らせ投稿に記事の感想をコメント
当選者の方には、Vocal Magazine Web 公式TwitterまたはInstagramアカウントよりDMでお知らせいたします。
※偽アカウントからの“当選を偽ったDM”にご注意ください。
<締切:2024年3月31日(日)23:59まで>
リリース情報
Mini Album『BLUE CHEMISTRY』CHEMISTRY
2024年3月6日(水)リリース
初回生産限定盤
[CD/BD]4,290円(税込)/AICL-4530~1
通常盤
[CD]
2,640円(税込)/AICL-4532
【収録曲】
[CD]
01. Play the Game
02. No More
03. さよならいとしの Baby Blues
04. SWEET MEMORIES
Bonus Tracks –
05. You Go Your Way (From THE FIRST TAKE)
06. My Gift to You (FromTHE FIRST TAKE)
[初回盤映像特典]
01. 「Play The Game」MV
02. 「You Go Your Way」、「My Gift to You」
「THE FIRST TAKE」出演映像
【特典情報】
●CHEMISTRY ホールツアー2024 『BEGINS』会場内限定予約・購入特典
ツアー会場内でミニアルバム『BLUE CHEMISTRY』をご予約・ご購入いただいた方に、もれなくサイン&メッセージプリント入りポストカードをプレゼント!
公演ごとに写真違いとメッセージが変わるご当地特典で、ランダムで直筆サインが入ります!
<対象商品>
CHEMISTRY ミニアルバム『BLUE CHEMISTRY』
・初回生産限定盤:[CD/BD]AICL-4530~1/4,290円(税込)
・通常盤:[CD]AICL-4532/2,640円(税込)
<注意事項>
・特典は数に限りがございます。各会場無くなり次第終了となりますので、予めご了承ください。
・会場予約/購入分につきましては、その他CDショップでの先着特典は運用対象外となります。
・特典はご予約・ご購入いただいた商品数と同数をプレゼントいたします。
・本ツアー以外の公演でも、当特典が予約/購入特典となる可能性がございます。
・CD予約/販売はグッズの先行販売に合わせて開始を予定しております。
●店頭購入者特典
・Amazon.co.jp:メガジャケ
・楽天ブックス:アクリルキーホルダー
・セブンネットショッピング:コンパクトミラー
・TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く)/TSUTAYAオンラインショッピング:2L版生写真(ソロ絵柄2枚セット)
・CHEMISTRY応援店:アー写柄ステッカー
▼CDご予約はこちら
https://smar.lnk.to/tydvnU
配信シングル「Play the Game」
『J SPORTS STADIUM2024 野球中継テーマソング』
配信リンク:https://smar.lnk.to/Gx15Xk
ライブ情報
CHEMISTRY ホールツアー2024『BEGINS』
2024年
1月12日(金)埼玉・川口総合文化センターリリアメインホール
1月20日(土)宮城・東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)
1月27日(土)愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
2月3日(土)茨城・水戸市民会館
2月16日(金)福岡・福岡市民会館
2月24日(土)広島・広島JMSアステールプラザ 大ホール
2月25日(日)広島・三次市民ホール きりり
3月7日(木)兵庫・神戸国際会館こくさいホール
3月9日(土)富山・砺波市文化会館
3月10日(日)新潟・糸魚川市民会館
3月17日(日)大阪・NHK大阪ホール
3月20日(水)長野・メセナホール
3月29日(金)東京・LINE CUBE SHIBUYA
3月30日(土)東京・LINE CUBE SHIBUYA
4月2日(火)北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)
プロフィール
CHEMISTRY
堂珍嘉邦、川畑要によるヴォーカルデュオ。
テレビ番組『ASAYAN』の男子ボーカリストオーディションで約2万人の候補者の中から選ばれ、ヴォーカルデュオ“CHEMISTRY”として、シングル「PIECES OF A DREAM」で2001年3月7日デビュー。
1stシングルが16週連続TOP10入りという驚異的なロングセラーを記録しミリオンヒット。1stアルバム『The Way We Are』は300万枚を記録。同年、NHK『紅白歌合戦』に初出場するなど、“CHEMISTRY”はヴォーカルデュオの代名詞となり、CD総売上枚数は1,800万枚を誇る日本を代表するアーティストとなる。
2012年4月に活動休止を発表するが、2017年3月に約5年ぶりに活動を再開。
2021年にデビュー20周年を迎えた以降も、ライブを中心に精力的に活動中。
2023年3月にはDa-iCEとのコラボレーション楽曲「スパロウズ」も話題に。
ホールツアーとしては約2年ぶりとなる全国ツアー『BEGINS』を2024年1月から開催中。
オフィシャルサイト:http://www.chemistry-official.net
X:https://twitter.com/CHEMISTRY_2011
Instagram:https://www.instagram.com/chemistagram2021/
LINE:アカウント名:CHEMISTRY
TikTok:https://www.tiktok.com/@guesswho_until0112?is_from_webapp=1&sender_device=pc