【インタビュー】高橋優弾き語り武道館２Daysと新曲「HIGH FIVE」の話を中心に、“ヴォーカリストとしての今”へ迫る！

2022.03.3

取材・文：藤井徹（Vocal Magazine Web）
ライブ写真：新保勇樹

教えて！ヴォーカリストのこだわり

ここでは、持参してもらった喉ケア用品をもとに、高橋優のこだわりを聞いてみることにしよう。

▲左上：ネルネル（三晴社）、左下：響声破笛丸（ジェーピーエス製薬）、中央：メッシュ式ネブライザNE-U22／吸引器（オムロン）、右：超音波温熱吸入器UN-135／ホットシャワー５（A&D）

口を閉じて寝る。うがいする。加湿して寝る。それが一番大事かなと思います。

──今日は普段お使いの喉ケア用品を持ってきていただきました。

高橋　僕の中では、この『ネルネル』が一番大事なんですよ。毎晩、枕元に加湿器をセットして寝るんですけど、ツアーで行くホテルにある空気清浄機加湿器だけだと足りなくて、これ（写真右の吸入器UN-135）と同じぐらいの大きさの加湿器も必ず持っていくようにしています。やっぱりライブまでの日々の喉ケアが一番大事。僕は口を開けて寝る人なので、これ（ネルネル）がいいんです。

あとは寝る前に必ず鼻うがいをします。今はキットが売ってるじゃないですか。あれでいいんですけど、僕はもう10年ぐらい、塩をぬるま湯で溶かしてからコップで鼻から入れて口から出す。反対に口から入れて鼻からも出す。それをやってから鼻をかむと全部通るんですよ。これやるとマジで風邪ひかないですよ！

──響声破笛丸（きょうせいはてきがん）は漢方ですね。

高橋　YUIちゃんから教えてもらって以来、一応ずっと持ってるんですけど、どっちかって言うと“心の安心材料”って感じです。ライブ当日にやるものは全部“安心材料”でしかないと思ってます。

──吸入器や吸引器は？

高橋　緊張せず平常心でできるときはこれらをやらなくてもステージに立てるんですよ。でも、やっぱり日本武道館みたいな“人知を超えた場所”だったり、“何が起こるかわからないぞ”、みたいな日があるじゃないですか。そういうときは“念には念を”で吸入をしておいて、不安をなくすためにやっておきます。

おもにはやっぱり加湿！毎日ネルネルテープ！これがなかったら絆創膏でもいいんですよ。肌に触れるテープだったら何でもいいので、口を閉じて寝る。うがいする。加湿して寝る。それが一番大事かなと思います。あと、お酒は控えて。