【インタビュー】竹中雄大(Novelbright)が待望の初登場! ヴォーカリストとしてのこれまでと、メジャー2ndフルアルバム『Assort』の歌唱を語る!

2022.05.24

取材・文:藤井 徹(Vocal Magazine Web)
撮影(ライブ写真):ハヤシマコ

(武道館ライブは)ここからNovelbrightの長い歴史が始まっていく中での、良い序章。

──7曲目が映画『犬部!』主題歌の「ライフスコール」です。今回のアルバムには映画やドラマの主題歌が多く収められてますが、作詞や作曲をする際に原作や脚本を読んだり映像を観たりして、テーマを決めて書き始めることは多いですか?

雄大 これは映画が先にあって作品を観て書きました。シングルは昨年リリースですけど、曲を作ったり録ったりしたのは一昨年で、今回アルバムに収録はされるんですが、ちょっと前の曲やなっていう印象ですね。「ツキミソウ」と一緒ぐらいのときかな、作ったのは。

──ほかの主題歌もそれぞれ条件が違うと思うんですけど、ノンタイアップのときとは作り方が違いますか?

雄大 それは全然違いますね。ノンタイアップの曲はもちろん、普通にアルバムで作る曲とシングルで出す曲でもけっこう違います。歌詞を変えるというわけではなく、アルバムでは“こういうテーマが多すぎるのは良くないな”とか、“いろんな曲を入れたいな”というバランスで歌詞を書いたりするんですけど、シングルとかは“何やってもいいっちゃいい”みたいなところがあるんで、そのとき書きたいことを曲に合ったイメージで書きます。普段は“この歌詞を書きたいから”って作ったことはあまりなくて、曲のイメージで歌詞を決めているところがありますね。

──「Anima」はハードなインストゥルメント曲です。ここでギターは弾きましたか?

雄大 いえ、弾いてないです(笑)。

──続く「The Warrior」もロックナンバーです。

雄大 これが歌うのは一番難しいです。難しいというか(音が)高いですね。すごい攻撃的な曲なんで突き刺さる感じでメロディラインを決めたんですけど、サビが高すぎてちょっと“しくじったな”って(笑)。ツアーでも前半はけっこうやってましたけど、ライブは大変です。

──「Anima」からのハードな流れがいいですよね。10曲目が「Kii-Kii Cat」です。ディレイを効かせたギター、スラップベースのリズムが強い曲で、Aメロとか少しラフな歌い方が、ほかとまた違う感じですね。

雄大 これは『トムとジェリー』を観て作った曲で、けっこうバカげてる感じなんですが、そこに愛があるみたいな歌。何も考えずに歌っている感じですね。

──「優しさの剣」はヘッドボイス、ミックスボイス、チェストボイス、全部を行き来して歌っている難しい曲ですけど、このサビを歌いきりたい人が多いんじゃないかと思います。

雄大 これはめちゃめちゃ難しいです。自分で“いけるやろ!”と思ってつけたメロディラインで気に入ってるんですけど、key設定はちょっとしくじったな、高すぎたなと思うところはありますね(笑)。この歌もファルセットが重要なので、そこを大事にしながら歌いました。Aメロは《深い眠りだった夢の中》という歌詞だったりするので、寝起きっぽくじゃないですけど軽く歌ってる感じはあります。

Novelbright – 優しさの剣 [Official Music Video]

──「Too Late」は全編英語詞の曲です。少し80sのイギリスのバンドっぽい雰囲気を持った軽さがありますよね。わりと淡白なビートトラックで、あまり日本の歌謡曲っぽい抑揚をつけないあたりもそういうムードです。

雄大 僕は洋楽ポップスが大好きで、めちゃめちゃ聴いてるから、そういうのも一回やってみたいなって。

──最後の曲は壮大なナンバー「流星群」です。エモい曲ですが歌い上げ過ぎずに抑えた箇所が多くて、そこが逆にグッときますね。

雄大 そうですね。Dメロで畳みかけていくんです。これもファルセットと地声の切り替えがめっちゃ多い曲。ヴォーカル的なところで言えば、すごい気持ちがこもってる歌詞なので、気持ちを込めながらも難しい部分を頑張りながら歌ってほしいと思います。歌声にすごく自分の気持ちが乗ってるなと個人的に思っていますし、その気持ちが伝わるといいですね。

──最後になりますが、いよいよ6月23日、24日に開催される日本武道館ライブへの意気込みを聞かせてください。

雄大 武道館ライブが初めてですし、もちろん一個の目標でもあったので、しっかり良い景色を見るために、良いライブをしたいんですけど……。なんて言うんだろう……もちろんいろいろ感慨深い部分もあると思いますし、ステージに立つと“ここまで来たな”みたいなものもあるのかもしれないです。だけど、僕はここからNovelbrightの長い歴史が始まっていく中での、良い序章が開けるくらいの感覚でいます。ステージを観た人たちが、“たぶんこいつらはもっと大きくなっていくんやろな”と想像を掻き立てられるような武道館にしたいなと思ってますね。

あとは両親が喜んでくれそうなんで……親の喜ぶ顔を見るためにも頑張りたいなと思います!


リリース情報

メジャー2ndフルアルバム『Assort』Novelbright
2022年5月18日(水)リリース

【初回限定盤】CD+DVD
4,400円(税込)/UMCK-7165


【通常盤】CDのみ
3,300円/UMCK-1712

【CD】※初回限定盤/通常盤共通
01. Okey dokey!!
02. ファンファーレ
03. seeker
04. ワンルーム
05. 愛とか恋とか
06. 戯言
07. ライフスコール
08. Anima
09. The Warrior
10. Kii-Kii Cat
11. 優しさの剣
12. Too Late
13. 流星群

【DVD】※初回限定盤のみ
Behind the scenes of Assort

【特典】
NOVELCITY会員限定特典:ランチトートバッグ
TOWER RECORDS:A2オリジナルポスター
TSUTAYA:ステッカー
セブンネットショッピング:A4ペーパーファイル
Amazon.co.jp:メガジャケ(初回限定盤/通常盤)
その他拠点店(HMV、UNIVERSAL MUSIC STOREなど):ミニジャケットステッカー(8cm×8cm)

※特典は先着で数に限りがございます。ご予約・ご購入の際は店舗/ECサイトにて特典の有無をご確認ください。
※また店舗によって特典の取り扱いのない店舗もございます。
※特典はお買い上げの際にお渡しいたします。

Novelbright Major 2nd Full Album「Assort」全曲ダイジェストトレーラー

ライブ情報

Novelbright LIVE tour 2022 Hope Assort tour
~「路上ライブから武道館へ」的なよくある目標を実現させちゃうツアー

6月23日(木)東京・日本武道館
6月24日(金)東京・日本武道館

プロフィール

Novelbright
大阪発5人組ロックバンド。2013年にオリジナルメンバーで結成。2019年1月に現体制となり、同年7月に開催した『どチクショー路上ライブTOUR』がSNS・口コミで大拡散し、その名を全国へと広める。その後も各種ストリーミングチャートでロングヒットを続け、インディーズアーティスト史上初のレコード協会ストリーミング認定(ゴールド)された。2020年8月17日、Digital Song「Sunny drop」(「コカ・コーラ ゼロシュガー」CMソング)でメジャーデビュー。『第62回日本レコード大賞』新人賞を受賞。4月28日、メジャー1stアルバム『開幕宣言』をリリース。ラブバラード「ツキミソウ」がストリーミングの累計再生回数が、自身2作目の1億回を突破。

Novelbright
オフィシャルサイト:https://novelbright.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/Novelbright/
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竹中雄大
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