【ライブレポート】貴重なJ-POPのカバーも! クォン・ウンビ1年振りのファンミーティングの模様をお届け

文:金津麟太郎(リットーミュージック)

11月に本サイトで来日記念インタビューも実施したクォン・ウンビが、ソロとしては二度目となるファンミーティング『KWON EUNBI Fanmeeting in Japan Rubi’s Room 2』を2023年12月9日(土)にヒューリックホール東京にて開催。IZ*ONE時代から圧倒的な歌唱力を誇っていた彼女らしく、ファンミーティングながら全9曲を披露する充実の内容に。ここでは同イベントの第1部の模様をレポートする。

 日本でのファンミーティングとしては、2022年11月に開催された『Kwon Eun Bi 1st Fan Meeting in Japan「RUBI’s ROOM」』以来約1年振りとなる本公演。会場には韓国のファッションやコスメなどへの感度も高そうな10代後半〜20代の女性ファンが多く見られた。

 定刻を少し過ぎ、場内は暗転。深海をフィーチャーしたオープニングムービーが投影され、1曲目にドロップされたのは「Underwater」。ハイトーンが続くサビも難なく歌い上げ、扇子を持ったダンサーとともに妖艶なステージを作り上げる。《stay, stay》《Underwater》などファンも力強くコールし、1曲目から会場の熱気は最高潮に。
 スタンドにマイクをセットし、2曲目に披露されたのは1st ミニアルバムより「Blue Eyes」。メロウなナンバーながらも、アウトロにかけてのロングトーンで圧倒的な歌唱力を見せつけた。

 古谷正亨氏を進行に迎えてのトークコーナーを挟み、湘南でのMV撮影も話題になったシティポップ風の新曲「Like Heaven」、韓国でも人気だというあいみょんの「愛を伝えたいだとか」のカバーと日本にちなんだ楽曲を続けて披露。手を左右に振ったり、ハンドクラップをしたりと会場との一体感が一層増していく。

 ファンとの相性を測る“MBTI検査”などのコーナーを挟み、5曲目の「Hi」ではなんと客席へ降りてパフォーマンス。会場からは割れんばかりの歓声が起こり、手でハートマークを作りアピールをするファンの姿も。トークコーナーから生まれた“さーけんでー!(叫んで)”コールで会場のRUBI(ファンの総称)たちをあおり、「Comet」、「Beautiful Night」とアップテンポな3曲を続けてパフォーマンスした。

 お手製のノンアルコールカクテルを振る舞うというファン垂涎のコーナーからクリスマスツリーの被り物をしたまま、1stミニアルバムの表題曲「Door」を披露。公演の終盤にも関わらず、ラストサビのハイトーンなアドリブも見事にきめていく。

 “来年また会いましょう、愛してるRUBI!”と感謝の言葉を述べ、最後に披露したのはアップテンポなダンスチューン「The Flash」。力強くも包容力のある歌声とダンサーたちとのロープを使ったパフォーマンスで最後までオーディエンスを魅了し、約1年振りのファンミーティングは幕を閉じた。

 2024年秋公開の映画『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』への出演も発表され、トークコーナーでは新曲をリリースして戻ってくるとも宣言したクォン・ウンビ。2024年は日本での活躍に目が離せない一年になりそうだ。

『KWON EUNBI Fanmeeting in Japan Rubi’s Room 2』

2023年12月9日(土)atヒューリックホール東京

セットリスト
01. Underwater
02. Blue Eyes
03. Like Heaven
04. 愛を伝えたいだとか(あいみょんのカバー)
05. Hi
06. Comet
07. Beautiful Night
08. Door
09. The Flash


■映画出演情報

『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』

出演者:成田凌 、クォン・ウンビ 、千葉雄大
原 作:志駕晃「スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス」(宝島社文庫)
監 督:中田秀夫
脚 本:大石哲也
音 楽:堤博明、カワイヒデヒロ
●制作プロダクション:ツインズジャパン
●公開:2024年秋公開
●配給:東宝
●©2024「スマホを落としただけなのに最終章」製作委員会

◆公式サイト:http://sumaho-movie.jp/
◆公式X(旧:Twitter):@sumaho_otoshita
◆公式Instagram:@sumaho_otoshita_final

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