あらきゆうこ

ドラムを叩いていたあらきゆうこが、衣装を着替えて登場。イヤモニは、バンドとしてドラム演奏するときには両耳に着用、ソロとしての歌唱時には外すスタイルのようだ。

あらきはデビュー曲がないため、ファン投票の「Train run」を披露した。杏子がドラム＆コーラス、岡本定義（COIL）もギター＆コーラスで参加した。

あらきはスタンドマイクでトライアングルを演奏しながら歌唱し、マイクから口元は拳半分くらいの距離を保っていた。続いてあらきが歌唱したのは岡本が作曲、杏子が作詞した杏子の楽曲「Sonnet #9」。空気を含んだ歌声が、潮風に吹かれながら心地よく漂った。

松室政哉

松室政哉はメジャーデビューEP『毎秒、君に恋してる』から、「毎秒、君に恋してる」を披露。メイン歌唱ではマイクが唇につくほど近い距離だが、フェイクではマイク１本程度離れていた。続く「大人の階段 駆けおりない？」ではサプライズ衣装で登場した杏子に驚き、歌いながら笑う場面も。ハンドマイクでステージ上を動き、ダンスミュージックで会場を盛り上げた。最後に木曜ドラマ『六本木クラス』挿入歌になっている「ゆけ。」で締めくくった。

元ちとせ

16:00からの第２部は、デビュー20周年となる元ちとせのステージ。ふるさと奄美の民謡（シマ唄）「ヨイスラ節」を歌い出し、三味線の弾き語りで島の風を吹かせると、バンドが加わってデビュー曲「ワダツミの木」へ。さらにさかいゆうと「KAMA KULA」、長澤知之と「虹の麓」をそれぞれの楽曲のソングライターを迎えて歌唱。

マイクは唇にかなり近い距離で、少しだけ傾け、ななめ下から口元にあてていた。さらに杏子、山崎まさよし、岡本定義（COIL）とともに「やわらかなサイクル」を披露。アウトロで杏子が舞台袖に向かって手招きすると、出演者全員が登場。観客の拍手とともに、元ちとせの20周年を祝った。