JASMINEが試す1万4千円のイヤモニ=MAPro1000 〜 立体感があって生バンドを聴いているみたいです
2024.07.19
イヤモニを持っていない子にMAPro1000を薦めようと思います
−シリコンタイプのイヤピースもお試しいただけますか?
JASMINE (しばらく試聴)歌の癖が分かりやすく出て、耳元で歌われている感じがありますよね。本当にその場でここで歌っていただいているような感じになる。イヤモニ持っていない子とかに、MAPro1000を薦めようと思います。私の場合は、歌うときのイヤモニとしては、シリコンの方がいいかもしれない。サウンドチェックは、さっきのフォームの方が好みです。
シリコン製イヤピースiSep02。MAPro1000にはL、M、S、SSの4サイズが付属している
−歌うときはシリコン製イヤピースの方がいいと思われる理由は?
JASMINE ステージで密閉されすぎると、変な感じになるんですよ……お客さんが目の前にいるのにいない、みたいな。お客さんも、波長を出してきているじゃないですか?「楽しい」「好き」「この曲はあまり好きじゃない」とか。それを感じてテンションを上げて、それに応えるという部分もあるので。密閉感が強いと、カラオケボックスに一人で入って歌っているみたいな感覚になっちゃうんですよ。逆に言うと、緊張しそうなときとかはその密閉感が助かるんですけどね。
−ご自身の曲との相性はいかがでしょう?
JASMINE めちゃくちゃ合うと思いました。生々しさがありますね。
−JASMINEさんが最初にイヤモニを使い始めたのは?
JASMINE デビューのときに、ツアーをやるからイヤモニを作ってと言われました。最初はすごく嫌でしたね。でも、影音っていうんですかね? 曲頭のカウントが聴けないけないとダメだからと。嫌だったら片側外していいからとも言われて、ほとんど外していましたね。外の音が聴けない不安というか、自分の耳で聴こえたものしか信用してないみたいなところがあって。
−その不安をどうやって克服されたのでしょうか?
JASMINE モニターエンジニアを信用する。リハでかなり細かく相談はしますが、その上で信頼するしかないですね。信頼しないと、私も歌うことに専念できないし。本番中に「ピアノを上げてください」というやり取りもあまりやりたくないじゃないですか。それよりも、今ここで歌っているということにフォーカスして、ステージを見てもらいたいんですよね。見え方や聴こえ方も大事ですけど、もっと心から伝えることが私の仕事だということに専念した方がいいなって思うようになりました。
Maestraudio MAPro1000
14,300円(各色)