【インタビュー】ALLIE、ライブ配信活動から紐解くシンガーとしての闘志と歌表現へのこだわり

2024.06.15

2023年11月、ライブ配信アプリ『17LIVE(イチナナ)』にて、「あの『推しの子』も!超人気アニソンクリエイター!!小野寺祐輔楽曲提供オーディション」が開催された。

本企画は「楽曲提供争奪戦」を勝ち抜き、オーディション出演権を獲得したライバーの中から最終オーディションで選ばれたグランプリ1名に、小野寺祐輔氏による楽曲提供権が贈呈されるというイベント。また、「楽曲提供争奪戦」1位入賞者にはぎゃぷいち氏による楽曲提供権が贈呈される。

今回、その「楽曲提供争奪戦」にて1位を勝ち取ったライバー ALLIEが初登場。パワフルでシルキーな歌声を武器に、J-POP、洋楽、演歌からK-POPまで歌いこなし、リスナーから絶大な支持を集めている。配信でも30曲近く歌い続けるという生粋のヴォーカリスト気質な彼女に、本イベントの振り返りから歌のルーツ、配信中の喉ケアまで幅広く語ってもらった。

365日休まず動き続けている感じになってます(笑)

──Vocal Magazine Web初登場ということで、自己紹介をお願いします。

ALLIE 17LIVEで毎晩9時や9時30分から歌を歌ってます、ALLIEです。初配信が2022年の8月末だったんですけど、その日から一応1日も休まず配信を続けています。今はライブ配信が中心ですが、これからオリジナル曲を増やしていったり、ライブ活動などもできたらなと思ってます。歌うジャンルはJ-POP、洋楽、昭和歌謡、演歌やK-POPまで幅広いです。よろしくお願いします。

──ライバー事務所にも所属しているんですか?

ALLIE はい、登録してます。

──ALLIEさんの歌を聴かせていただいたのですが、唯一無二のシルキーヴォイス、そして海外の“ディーヴァ”のようなパワフルな歌唱が印象的で、歌のルーツが気になりました。歌との触れ合いはいつ頃からだったのですか?

ALLIE ちっちゃい頃から両親と車移動することが多くて、車の中でいろんな音楽を聴かせてもらったり、よく祖母がお家で演歌を流していたので、一緒に歌ったりしてましたね。

セリーヌ・ディオン/「To Love You More」カバー

──アーティストで言うとどんな方々になりますか?

ALLIE 平井 堅さん、Mr.Childrenさん、KinKi Kidsさんなど男性アーティストが多くてですね、あと海外の女性アーティストのオムニバスCDもよくかかってたと思います。

──J-POPから演歌、洋楽まで幅広く触れる家庭環境だったんですね。

ALLIE そうですね。あとK-POPは自分で。でもよくよく考えてみたら、高校生のときに親がまず東方神起にハマって、「なに聴いてるんだよ」と思いながら自分もハマっていろんなK-POPアーティストを聴くようになったので、やっぱり家族からなのかなと思います。

──歌唱から漂うグルーヴセンスやリズム感の良さも印象的ですが、歌以外に楽器やダンスのご経験というのは?

ALLIE 楽器も好きで、小学校のときはサックスをやってました。中学・高校は一貫校でオーケストラ部があったのでヴァイオリンをやってましたね。

──多彩な経験をお持ちなんですね。学生時代から歌に関する活動も?

ALLIE 高校・大学でちょっと歌に触れていたというか、人前で歌う機会があったんですけど、特に学外に出ていく感じではなく、校内の定期演奏会や文化祭で披露するっていう感じでした。

──大学は軽音サークルみたいなところに所属していたのでしょうか?

ALLIE はい、軽音サークルでヴォーカルをやっていて、主にカバー曲を歌っていましたね。大学に入ってからこれまで聴いてきたアーティストとは違うジャンルの海外アーティスト、例えばジャミロクワイとかブルーノ・マーズだったり、そういうちょっとお洒落な洋楽も聴き進めていくようになって。

──歌の活動を本格的にやっていこうと決めたのはいつ頃だったんですか?

ALLIE 実はコロナ渦になってからなんですよ。大学を卒業した2、3年後にそのとき働いてたところの繋がりでボイトレに行っていたんですけど、まだそんなに自分の中で燃えていなくてですね(笑)。2年間くらいなんとなく通ってたんです。コロナ渦になってから、いま所属している事務所の社長に出会いまして、最初はYouTube投稿からだったんですけど、「自分の声を記録していくためにも始めてみない?」って誘ってもらったんですね。

──卒業後に就職されたところは音楽に近いお仕事だったんですか?

ALLIE いや、ゲーム会社で事務なので全然近くないです。今も働いてるんですけどね。なので本業のほうは自分のやりたいことと繋がってるかというと、そういうわけではないっていう感じです。

──働きながらYouTube投稿を続けるのは大変じゃなかったですか?

ALLIE いや〜大変でしたね(笑)。YouTubeだと編集してっていうのもあるし、ほぼ私と社長のふたりで撮影と編集をやっている感じだったので……社長も他の仕事がありますし、私も本業があるので週1アップが限界でしたね。今のライブ配信でも土日も配信しているし、17LIVEのリアルイベントが平日開催だったりすると有給休暇を使って……という形で、365日休まず動き続けている感じになってます(笑)。でも楽しくてやっていることなので、全然辛くはないですね。

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