【インタビュー】DEEP SQUAD 1stアルバム『D’PARTURE』で魅せた“変幻自在”のヴォーカル・スタイル”を深堀り!

取材・文:藤井 徹(Vocal Magazine web)

教えて!ヴォーカリストのこだわり

●ノドのケアや、体調管理としてやっていることは?

KEISEI 蜂蜜(はちみつ ハンガリー アカシア ACACIA)

 蜂蜜をお湯に溶かして寝る前に飲むようにしていま 蜂蜜をお湯に溶かして寝る前に飲むようにしています。今日持ってきたのは「アカシアはちみつ(ハンガリー産)」。これを毎日飲むとね、いいんですよ。本当にノドがやばい時は、マヌカハチミツのMGO(メチルグリオキサール)500くらいの、抗菌作用が高いものを入れることもあります。

亮司 ウォーキング

 レコーディングの前日には絶対にウォーキングをします。やらないと落ち着かないんですよね。前日に時間がなかったら、どんなに早くても当日の朝ウォーキングしてから、ちょっと半身浴して行きますね。レコーディングって下半身の筋肉をすごく使うんですよ。身体がほぐれてないと固まったりしちゃうので、そこは神経質にやってますね。

TAKA 蜂蜜(HACCI 奉納蜂蜜 国産枇杷)

 僕は蜂蜜ですね。ライブ前など、いざという時にスプーン一杯程度をすぐ飲み込まず、少しずつ、うがいしながら飲むようにしています。この蜂蜜は仕事関係の方から誕生日にいただきました。伊勢神宮の神様に奉納する、すごいご利益のあるもので、なかなか手に入らないものらしく、たまたま見つけて買ってくださったんです。それから、身体の維持のためで言うと、普段は炭水化物をまったく摂らない。もう8年ぐらい断ってますね。

 あとは、冬でも夏でも毎朝必ず水でシャワーを浴びます。それから仕事に行ったりウォーキングしてるんで、風邪をひかないんですよ。これも一応ノドのケアですかね。ヴォーカリストって歌うだけでもすごく身体を使うので、日々何か身体を動かすことはやっておかなきゃいけないことだと思って、運動や整体も欠かさずやっております。

雄飛 整体

 月イチで整体に通って全身を揉みほぐし、姿勢とか身体のバランスも整えてもらっています。歌うことにとって、やっぱり姿勢とかバランスって一番大事。ちゃんとした位置で歌うことでノドもあんまり壊れないので、そこを大事に考えて、整体に通っていますね。

涼樹 鼻スプレー(アラミスト、コールタイジン)、漢方(ツムラ麦門冬湯)、のど飴(イスクラ板監のど飴)

 体調を崩さないようにというのはもちろんですけど、僕はアレルギー性の鼻炎があって、けっこう喉に来やすいので、鼻炎を抑える鼻スプレーを普段から使っています。今まで何の鼻炎なのかわかってなかったので、普通に市販の鼻スプレーを使ってたんですけど、最近アレルギーが判明してから、アレルギー用のものを病院でもらってますね。また、喉に良い漢方、漢方のど飴も常備していますね。

YUICHIRO 天然塩(ぬちまーす)

 僕はなるべくナチュラルに、この「塩」でうがいをするようにしています! 沖縄の塩なんですけど、「ぬちまーす」と言いまして、「ぬち」は「命」で、「まーす」が「塩」で、「命の塩」っていう意味ですね。涼樹が沖縄出身でこれを教えてくれたんです。やっぱり殺菌効果があります。市販の塩とは塩分が違うんですよ。あとマグネシウムとかカルシウムとか、成分が全然違う。にがり成分なども多く含んでいます。やっぱり自然のものが一番人間の身体には大切なので、食事も含めてなるべく自然のものを使うようにしてます。

 僕、あんまりケアをするタイプじゃなくて。ツアー中は吸入器を持ち歩いて、精製水に専用のお薬を入れて吸入するんですけど。今はもうこの自然なものに頼る! だから(比嘉の鼻炎グッズを見て)こういうものには頼っちゃだめだよ(笑)。

●ステージドリンク、REC時の飲み物は?

KEISEI 飲みたいものを気分で選ぶ
 今までいろんなものを試しましたね。龍角散の粉を溶かしたやつを置いたり、あとブラックコーヒーとかも。でも最近のライブでは、気分で飲みたいものを飲みたくなってきてるんですよね(笑)。水とポカリスエットの時もあれば、紅茶の時もあります。

亮司 水
 飲み物に関しては、僕はあまり気にしてないです。ただし、ちょっとノドが痛かったり、乾燥してるなと思う時は、なるべくマヌカハニーの飴か、龍角散の飴が一番美味しいので、それを舐めてます(笑)。個人的に飲み物は、ほうじ茶とジャスミン茶がめっちゃ好きなんですけど、ステージに置いているのは水です。

TAKA 常温の水、アイスコーヒー
 基本、常温の水がいいですけど、僕は意外とレコーディングの時はアイスコーヒーがいいんですよね。それがルーティンになってきちゃってます。

雄飛 水(ペットボトル一気飲み) 
 僕は水なんですけど、ステージに出る20〜30分前に500mlのペットボトル1本を丸々飲みます。ヴォイス・トレーナーの方に教えてもらったんですけど、それをやることによって20〜30分後にノドが一番いい状態になるって。ノドが枯れたなと思って水分を摂ると、何分後かに治ってる時があるじゃないですか。実際30分後とかに、その治ってる状態になるんですよ。それを教えてもらってから欠かさずライブ30分くらい前に水を一気飲みして、トイレ我慢しながら歌ってます(笑)。

YUICHIRO 常温の水(温泉水99)
 普通の常温の水ですね。やっぱ軟水が良いです。水も本当いろいろあって言い出したらキリがないんですけど(笑)。最近良い水に辿り着いて、鹿児島・垂水温泉の「温泉水99」っていうお水です。ちょうどうちの事務所のRIKACOさんもこの前Instagramで紹介してました。軟水で、めちゃくちゃ柔らかい。pH「9.5」とか、もう最高レベルなんですよ。ただ、その前にも買いだめしていた水があったんで、まだ「温泉水99」までたどり着けてないんですけどね(笑)。

涼樹 水(軟水)
 僕も水です。軟水派ですね。

●レコーディングで歌詞カードとか書き込みをしますか?

KEISEI 多い時はメモする
 よほど多い時はメモすることがありますね。でも、何回かまず歌ってみて、自分の歌を聴いた時に、ここちょっと違うなとか、ここもうちょっといけるなっていう時は、ちょこちょこ書くくらいです。

亮司 黒鉛筆で書く
 僕は絶対に書き込みますね。“ここを強めたいな”とかは下にピッと線だけ引いて、あとはもう頭の中で、“これこうしよう”みたいな感じ。括弧を付けたりとかもします。ブースの中の歌詞カードは1枚だけで、みんなで一緒に使ってるんです。僕は黒鉛筆ですけど、赤鉛筆の人もいますね。たまに落書きしている人もいます(笑)。

TAKA めっちゃメモる
 めっちゃメモります。他の人が見てもわかんないニュアンスのきったない字で(笑)。アクセントをつけるところは、その一文字一文字に丸したり、ちょっとピッチが甘かったら矢印上で、“ここちょっと気をつけよう”とか。リズムも連を刻まなきゃいけない時だったら、歌詞の下に点を3つ打ったり……けっこうやりますね。みんな自分だけしかわからないニュアンスがあるので。他のメンバーのあとでブースに入ったら、よくわかんないことが書いてることも多いですよ(笑)。

雄飛 めっちゃ汚くても何か書く 
 ディレクションに入ってる方に「もっと強く」とか言われたら、“もっと強く!”って汚い字でバーっと書いたりします。めっちゃ汚い字でも、何か書くことによって覚えるんですよね。

YUICHIRO あまり書き込まない
 自分はそんな書き込まないですかね。ここでブレス“ピッ”みたいな印とかは書きますけど。音程がわかんないところとか、上がるところには上向き、下がるところは下向き矢印を書いたりします。

涼樹 アクセント位置はしっかり書く
 自分がブースに入る時に、歌に対して持っていくイメージがあるので、それはそれで歌うんですけど、ディレクションされる方が言ってくださったことや、アクセントをつける位置、自分の癖で雑になりがちな部分っていうのは、カギ括弧をつけてイメージを置いていくようにしています。あとは、“ここでしゃくりたい”みたいなところがあったら、そこに印を入れたりもします。

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