【インタビュー】歌声をたっぷり堪能できるアカペラVer.も収録! LIMELIGHTのデビューEPの魅力に迫る

2023.04.10

取材・文:金津 麟太郎

2023年2月にデビューを果たしたK-POPガールズグループLIMELIGHT。現在は、サバイバルオーディション番組にも出演したスへとミユに、そのビジュアルが練習生時代から話題のガウンを加えた3人組だが、メンバー数に制限のない拡張型グループというコンセプトを掲げている。
そんな彼女たちのデビューEP『LOVE&HAPPINESS』は、タイトル曲「Honestly」などポップな3曲を収録。全曲アカペラバージョンも収められており、ヴォーカルへの自信も感じさせる。
そこでVocal Magazine Webでは、4月15、16日に来日を控える彼女たちに今作にまつわるインタビューを敢行。韓国でアイドルデビューしたい読者へのアドバイスももらったので要チェック!

感情をうまく伝えられるよう呼吸を意識しました(ガウン)

──Vocal Magazine Web初登場です。まずは読者の皆さんに自己紹介をお願いします!

スヘ こんにちは! LIMELIGHTの“期待を裏切らない歌うまうさぎ”スヘです。

ミユ LIMELIGHTのキラキラ輝く長女ミユです!

ガウン LIMELIGHTの“赤ちゃん水餃子”ガウンです。グループ最年少でメインダンサーを担当しています!

左から順にミユ、スヘ、ガウン

──LIMELIGHTの皆さんは、2022年9月にプレデビューEP『LIMELIGHT』をリリース後、2023年2月に『LOVE&HAPPINESS』で正式デビューされました。その間はどのような練習、活動をされていたのでしょうか?

ミユ 『LOVE&HAPPINESS』に収録されている「Honestly」や『LIMELIGHT』に収録されている「StarLight」の3人バージョンのパフォーマンスを練習しつつ、日本でもイベントを行なったりしていました。

スヘ プレデビュー活動終了後には、『LOVE&HAPPINESS』に収録されている「Blanc Noir」の振り付けも習い、どうすればより楽曲に合う表情ができるか、感情を伝えられるかを考えたくさん練習しました! 正式デビューしてファンの皆さんと会うことができ、とても嬉しいです。

ガウン プレデビュー活動後、正式デビュー時にはさらに成長した姿を見せなければならないという思いが強くなったので、より練習に励みました!

──『LOVE&HAPPINESS』の1曲目「Honestly」は、語りかけるような歌い方が特徴ですが、どのような部分を意識してレコーディングしましたか?

スヘ さまざまな感情を表現することに重点を置きレコーディングしました!

ミユ 私はまず発音が課題でした(笑)。今回は韓国語ではなく英語が多くてとても難しかったです。

ガウン 初恋のくすぐったさがありつつも、勇気を出して一歩近付こうという歌詞なので、感情をうまく伝えられるよう呼吸を意識しました。

──「Honestly」のミュージックビデオには所属事務所の先輩ジナンさん(iKON)が出演されています。デビューにあたって何かアドバイスはありましたか?

ガウン ミュージックビデオの撮影時に「がんばって!」と言ってくれて力になりました!

スヘ 撮影現場にはエキストラの方々も多く新しい環境なので緊張していましたが、ジナンさんが声をかけてくださり雰囲気も和やかになりました。その姿がとても素敵で、ジナンさんのような人になりたいと思いました。

ミユ 時間があまりにもなくてゆっくりお話はできなかったのですが、日本語でも「がんばれ!」と応援してくれてとても嬉しかったです。

──2曲目の「Blanc Noir」はハイトーンが印象的です。

スヘ 《이대로 내 맘에 EH(このまま私の心に)》というパートがとても音が高くて大変でしたが、ディレクターが「うまく歌えているよ」と言ってくれ、無事にレコーディングを終えることができました!

ミユ 音程がとても高く難しかったです。そして「Blanc Noir」も発音が難しい部分があって、レコーディングにとても時間がかかりました。

ガウン とても難しい曲なので、たくさん練習しました。レコーディングしながらプロデューサーがアドバイスをくれたので、上手に録音できたと思います。

──3曲目の「Crystal」はアップテンポでラップ調のパートもありますが、レコーディングは大変ではなかったでしょうか?

ミユ 個人的には「Crystal」が一番うまくレコーディングができたと思います。難しい部分も多いですが、それでも自信を持って歌うことができました。

スヘ それほど大変ではなく、堂々と歌うことを意識してレコーディングに臨みました。

ガウン 「Crystal」はとても楽しくレコーディングできた一曲です。難しい部分もありますが、それを上回るくらい盛り上がる曲なので、曲の雰囲気に身を任せて録音しました。

──『LOVE&HAPPINESS』には、各楽曲のアカペラバージョンも収録されています。“アカペラでこそ聴いてほしいイチ推しパート”はどこでしょうか?

スヘ アカペラバージョンは細かい表現や声の重なりもよく聴こえるので、「Crystal」のアドリブ部分をお薦めします! 歌声だけで聴いてもハジける感じがするので、たくさん聴いてくれると嬉しいです!

ミユ 「Honestly」の最後に《Oh, I don’t know you~》と全員で歌うパートがあり、個人的にはここが好きです。

ガウン やっぱり「Honestly」がどこのパートと言えないほどアカペラで聴くべき魅力が詰まっているので、たくさん聴いてほしいです。

──そのほか、レコーディングでの印象的なエピソードがあればぜひ教えてください!

スヘ 「Blanc Noir」の《내 두 눈에 맞춰(あなたの瞳に私を映して)》というパートは、速く発音しなければならないのですが、録音していないときはうまくできるのに、いざ本番となると上手に発音できませんでした。何度も録り直しましたが、今となっては少し笑える思い出です。

ミユ 今回はレコーディングしながら、ビハインド映像も撮りました。ひとりがレコーディングしているときにふたりで応援したり、楽しく映像を撮ったのが記憶に残っています。

ガウン レコーディングの際に3曲それぞれの雰囲気がまったく違うことを実感し、とても面白かったです。音楽の力はすごいなと改めて感じました。

──スヘさんはMBC『放課後のときめき』、ミユさんはMnet『Girls Planet 999:少女祭典』と、それぞれオーディション番組に出演されました。その経験は今回のレコーディングにも活かされましたか?

スヘ 番組で学んだことは今回のレコーディングはもちろん、ライブでも役に立っています!

ミユ 私はレコーディングのときよりも、ステージであまり緊張せず集中できたときに、番組での経験が活かされたと感じました。

──ガウンさんは、メンバーで唯一所属事務所の公開練習生でした。練習生期間にもレコーディングレッスンをされたと思いますが、本番の録音に違いはありましたか?

ガウン 違う点はたくさんありましたが、一番は精神的な部分ですね。本番のレコーディングは非常に緊張しましたが、とても楽しかったです。

──Kep1erのマシロさん、イェソさんも同じ事務所に所属されていますが、『LOVE&HAPPINESS』の感想は聞きましたか?

スヘ 「タイトル曲の「Honestly」がとても良い」と言ってくれました!

ミユ シロさん(マシロの愛称)もイェソも「歌が非常に良い」と言ってくれましたね。

ガウン ふたりとも「とても良いよ」と言ってくれ、素敵な曲ができて幸せだと話をしました。

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