【インタビュー】ほとり 歌特化ライブ配信アプリ『ColorSing』にて、応援する立場からトップライバーへ転身し、30年越しの夢を叶えたシングルマザーが登場!

取材・文:井手朋子

等身大で歌い続けた先に待っていた夢

──ColorSingを始めてかなり歌のレパートが広がったんじゃないですか?

ほとり 私の配信は、演歌とセットで昭和歌謡が好きな方が多いんですね。でも昭和歌謡も苦手だったのでレパートリーが全然なかったんです。だから演歌と同じように、リクエストされたらその場で練習するように心がけました。だいたい1時間ぐらいで歌えるようになるので、それもまた喜んでくれて。自分のリクエストした曲を目の前で練習してくれるのも楽しさというか、面白さだとみんな感じてくれていますね。

──今年の秋には「ほとりランチショー2025」と題した初のワンマンライブを開催したそうですね。

ほとり もう感動して大号泣でした。元NHKアナウンサーの林妙さんやFacebookライバー時代の友人のダンディさんが司会をしてくれたり、ライバー仲間のEIMIちゃんと生演奏で歌ったり。モデル仲間の友人たちがランウェイを歩くショーも盛り込んで、みんな想像以上のパフォーマンスをしてくれたので、私は最後に号泣スピーチ。みんなも泣いて、全員涙でぐちゃぐちゃでした(笑)。準備は3〜4ヵ月前からで大変だったけど、また2026年もやりたいですね。

──当日はオリジナル曲「パレット」、「レインボー」の2曲も披露したそうですね。オリジナル曲はColorSingのプライズで作っていただいたものですが、どの程度要望を盛り込んでもらえたんですか?

ほとり ほぼ全部です。私は中学時代、失恋を機に引きこもりがちになってしまったんですね。でもマライア・キャリーの「HERO」に救われて、そこから歌手になりたいと思うようになりました。それなのに、結局大人になったら生活のために仕事をして、結婚して離婚してシングルマザーになって……好きなことはなかなかできなくて。それがライブ配信で夢を取り戻して、30年越しに曲をリリースできました。なので「パレット」は、私みたいに夢を見失いかけてしまった人でも、「夢は諦めなければ絶対叶うよ」って、背中を優しく押すような応援ソングにしたいなと。曲調も「頑張れ!」じゃなくてそっと寄り添うような、優しい曲にしていただきました。

──レコーディングはいかがでした?

ほとり 子どもみたいにはしゃいじゃって、テンションが上がりすぎました(笑)。でも静かな落ち着いた歌なので、平常心を意識して一生懸命抑えて。それなのに、いざレコーディングってなったら号泣しちゃったんですよ(笑)。それをプロの方々が優しく待ってくれました。

──2025年6月にリリースした「レインボー」もパール杯で入賞したご褒美だったんですよね。

ほとり はい。約1年間かけて貯めたパールを使って、乃木坂46の楽曲を多く手がける杉山勝彦さん監修の作曲家の方に作っていただきました。リスナーさんたちと「せっかくだから高みを目指そう!」って盛り上がって決めたんです。

──ColorSingはそういうところがいいですよね。そんなほとりさんの姿を見て、息子さんは今なんて言っています?

ほとり すごく応援してくれています。シングルマザーとして約10年くらいずっと息子と2人で暮らしてきました。以前は「歌って話してそれが仕事?」ってピンと来ていなかったと思うんです。でも今はオリジナル曲もリリースされて、全国のカラオケにも入って、形になってきたことで認めてくれるようになりました。「ママ、本当にリスペクトするよ!」って言ってくれます。以前私が倒れたとき、「僕のことはいいから、ママは自分の好きなことをやってほしい」と泣きながら言われて。その言葉で目が覚めたんです。無理して働いて倒れてしまう姿を見せるより、好きなことをしてニコニコしているママのほうが息子にとっても幸せなんだと気づかせてもらいました。

──現在はどのぐらいのペースで配信していますか?

ほとり 今は20〜22時はマストでやっていて、水曜と土曜の週2日はお休みにしています。……と言いつつちゃんとは休んでないですけど(笑)、時間は4、5時間に減りました。でも私の4、5時間は大したことないんですよ(笑)。あれ? もう4時間になっちゃった!という感じなので(笑)。昨年の11月はリアルのイベントに向けての準備が多かったので、配信時間は極端に短くなったけど、その分リスナーさん同士の絆が深まったり。長い目で見た時にはプラスになっていると思います。

──では最後に、ColorSingへの想いと今後の抱負を。

ほとり ColorSingは頑張ったら頑張った分だけ応えてくれて、生きがいとやりがいを与えてくれる場所。私はColorSingのライバーの中で一番ColorSingを愛していると言っても過言ではないぐらいです(笑)。ようやく私の居場所を見つけたというか。恩に感じています。ライブ配信の世界はいろいろ見てきたけれど、ColorSingには汚い競争がなくて、頑張ったら頑張った人にちゃんと対価が与えられるので、ライバー同士もそんなにバチバチしていません。ライバーの夢も「家を建てたい」、「結婚したい」とかそれぞれで、目の前でどんどん夢を叶えている人たちがいるとモチベーションがますます上がりますよね。

──「1位を取る」以外にほとりさんの夢は?

ほとり さらに上ってなると、武道館で歌いたいとか、ライバー事務所を立ち上げてライバーを育てていきたいとか。

──ほとりさんが事務所を作ったら、いろいろなアドバイスができそうですよね。

ほとり ひと通りやってきたので、伝えられるノウハウはたくさんあると思います。私、プロフィールを見るだけで、「この人は上がる」、「上がらない」ってだいたいわかるんですよ。夢や目標が明確な人はコツコツ上がっていけるけど、「私って歌うまいでしょ?」って自己満足で歌っている人はいくらうまくても上がらない。アツさや謙虚さがないと、人は応援したい気持ちにならないんですよね。でも私もこうしてこの歳になってようやく花開くことができたので、この経験が多くの夢を諦めてしまった方々が生まれ変わるきっかけになれたらなと。「こんなポンコツがここまでできたんだから、あなたもできますよ」って、みんなの庶民的な希望になれたら嬉しいなと思って歌っています。

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