取材・文:鈴木瑞穂(Vocal Magazine Web)
配信は「お笑い枠」と名高いオリジナルスタイル
──ライブ配信を始めたのはいつ頃からですか?
すぴか 2021年の6月からですね。最初はPocochaを1年ぐらいやって、そのあと17LIVEに移動して、いまColorSingっていう感じです。
──始めたきっかけは何だったのですか?
すぴか 自分のオリジナル曲を作ることになったんですけど、マネージャーの方が「配信やったほうがいいんじゃない?」って言ってくれて。「路上よりも先にこっちのほうがやりやすいよ」って教えてもらって、「じゃあやってみようかな」って思ったのがきっかけです。
──現在はどんな配信スタイルで?
すぴか ライブがある日とか体調が悪い日はあんまりできないんですけど、基本ほぼ毎日配信で、20時半から配信してます。内容はしゃべったり歌ったりで、しゃべりのときはみんなにツッコんだりして、「お笑い枠」って言われてるんです(笑)。
──最初からその路線だったんですか?(笑)
すぴか 最初のほうは歌ってるだけだったはずなんですけど、いつの間にかどんどん……(笑)。初めは私がイジられる側だったんですよね。でも嫌なことはすぐ言うようにしてたら、いつの間にか私がみんなをイジるほうになっていて、徐々にそういう「お笑い枠」が完成しました。
──なるほど(笑)。いつもの配信で気をつけてることや工夫していることはありますか?
すぴか けっこうしゃべってしまうので、しゃべりでのどを枯らさないことですね。 あと初見さんが来たときに、もし歌ってたとしても必ず声をかけるようにしてます。無視してしまうと居づらい空気ができてしまうと思うので。
──ライブ配信を始めて良かったことは?
すぴか 私はちょっと人見知りだったり、あんまり話すことが得意ではなかったんですけど、毎日配信をすることで話すことへの抵抗がなくなりましたね。あとみんなとしゃべる中で面白いネタができて、それを曲にもしてるので、配信をやってなかったら作れなかった曲もあったり。そういう面でもやってよかったなってすごく思ってます。
──毎日配信を続けるのは簡単なことではないと思いますが、続けられているのはなぜでしょう?
すぴか 私の配信を楽しみにしてくれてる方がいるっていうのは本当にありがたくて、やっぱりやめることはしたくないなって思うんですよね。
──すぴかさんの配信を観ていると、熱量の高いファンの方がいっぱいいらっしゃいますよね。そういう、すごく応援してくれるファンの心を掴むコツだったり、心がけてることはありますか?
すぴか 私はテンション高く、毎日楽しく、嫌な配信はしない!っていうのを心がけていて。やっぱり自分が楽しくないって思いながら配信をしても、きっとみんなも楽しくないだろうなと思うんです。もしそういうときがあったら、ちょっと早めに配信を切り上げたり、自分のテンションに合わせてやるようにしてます。