【インタビュー】8人組の新人アイドルグループ、Fuhuaに、デビュー前の強化合宿ボイストレーニングやお披露目ライブの意気込みを聞く!

取材・文:藤井 徹(Vocal Magazine Web)
撮影:松井伴実(レッスン時)

Fuhuaの強化合宿ボイストレーニングのレポートは楽しんでいただけたでしょうか。
まだの方はこちらをご覧ください(https://vocalmagazine.jp/technique/vocal-method/230605_fuhua/

そのGW合宿を終えた一週間ほどのち、都内某所でダンスレッスン中の彼女たちを訪ね、ボイストレーニングと合宿の成果、お披露目ライブへの意気込みなどを聞いてみた。

アノン

誕生日:1月5日
出身地:大阪府
身長:164cm
血液型:不明

──自己紹介と好きなヴォーカリストを教えてください。

アノン Fuhuaの最年少、アノンです。私の好きなヴォーカリストは、元E-girlsの伶さんと、當山みれいさん。グループでは=LOVEさんが好きです。

──Fuhuaのメンバーとして活動して2ヵ月弱ですが、現在の心境を聞かせてください。

アノン まだライブをやってないので、アイドルっていう感じのことはしていないんですけど、ミュージックビデオが公開されたり、こうやってレッスンしていくうちに、すごく「自分、アイドルになったんだ」っていう実感が湧いてきています。でもやっぱりまだライブという楽しみがないから、しんどいことばっかりだけど、ライブを想像して、これからも頑張っていきたいなと思っています。

──Mayu Wakisaka先生、Miyari先生のおふたりは、どういう先生ですか?

アノン すごく的確にアドバイスしてくれるし、とても優しくて楽しい先生方です。私はもともとヴォーカルを習っていて、そこでも声量(不足)と言われてたことを、また今回もちょっと言われちゃったんです。だけど、ちゃんとその対策方法を教えていただいて、前より声が出るようになりました。

──いま一番やっていて実感のあるメニューや、個人的に続けているトレーニングは?

アノン 壁に手を着いて腕立て伏せをしながら歌うという発声方法なんですけど、これをやると声がすごい出やすくなるので毎日続けています。たぶん、ちゃんとお腹を使って声を出すことで声量が上がったんだと思っています。

──ボイトレやレッスンで伸びた点、課題点を聞かせてください。

アノン 声量の部分は前より伸びたかなと思っていて、歌っているときの表情も前よりは作れるようになったかなと思っています。課題点は、やっぱり少し声量が足りないので出せるようにすることと、ロングトーンのところが踊っていたらブレちゃうことが多いので、しっかり出せるようにしたいなって思います。

──お披露目ライブに向けての意気込みをどうぞ!

アノン Fuhuaを好きな人はもちろんですけど、ビラ配りでビラを受け取って、「ちょっと気になって行ってみようかな」と思った人にも楽しんでいただけるようなライブにしたいなと思ってます。


ウララ

誕生日:6月24日
出身地:徳島県
身長:163cm
血液型:不明

──自己紹介と好きなヴォーカリストを教えてください。

ウララ Fuhuaのパワー系担当、徳島県出身のウララです。iriさんと川谷絵音さんが好きです。よろしくお願いします。

──Fuhuaのメンバーとして活動して2ヵ月弱ですが、現在の心境を聞かせてください。

ウララ メンバーが決まった当初よりは「アイドルなんだな」っていうふうに思ってきました。あとはやっぱり課題とか自分が全然できてないことが多いので、そういうところも直さなきゃいけないという、緊張と楽しみが半々だなっていう感じです。

──Mayu Wakisaka先生、Miyari先生のおふたりは、どういう先生ですか?

ウララ Mayu先生は「こういうところはもっとこうしようね」って具体的に言ってくれます。私は裏声が苦手で、合宿取材していただいたときも、それで涙を流しちゃったんですけど……。私が課題から逃げようとしちゃうから、逃げないようにちゃんとつかまえてくれるし、こういうやり方をしたら伸びるよっていうのを、毎回同じじゃなくて「これはダメだったから、じゃあ次はこれしてみようね」っていうふうに言ってくれるんです。目標に向かってすぐバーッと行くんじゃなくて、方法を段階的に提示してくれるので、そこがすごく良い先生だなと思ってます。Miyari先生はすごい寄り添ってくれて、常に「大丈夫だよ」って言ってくれるタイプの先生です。

──ボイトレやレッスンで伸びた点、課題点を聞かせてください。

ウララ 声の出し方はもちろんですけど、踊りながら歌うことの責任感、ブレないような歌い方、あとは歌と表情を伴わせるところが合宿の3日間で伸びたかなと思ってます。逆にやっぱり伸びてないなと思う点は、ずっとすぅさんにも言っていただいているんですけど、ファルセットと地声の間がなくて……。ミックスヴォイスっていうところを、今後ずっと私がやっていかなきゃいけない課題だなって思ってます。

──いま一番やっていて実感のあるメニューや、これを続けていますというトレーニングは?

ウララ スマホの壁紙のところにも書いているんですけど、毎日続けているメニューは紙を顔の前に置いて息を吹きかける呼吸の練習です。それから、だんだん音階を上げていきファルセットと地声をうまく切り替える練習、あともうひとつ、これだけは毎日何があってもやってるぞっていうのが「あ〜あ〜あ」って弧を描いて地声と裏声を行き来するやつで、これは絶対やってます。

──お披露目ライブに向けての意気込みを聞かせてください。

ウララ 初めてのライブっていうのは私たちだけではなくて、お客さんやファンの方にとっても大事な節目だと思います。お披露目っていうのはもう二度と来ないライブでもあるので、ちゃんとしたアイドルとしてのFuhuaの姿をぜひ見に来てほしいと思ってます。私たちも頑張ります。よろしくお願いします。


スズナ

誕生日:3月3日
出身地:埼玉県
身長:156cm
血液型:A型

──自己紹介と好きなヴォーカリストを教えてください。

スズナ Fuhuaのスズナです。NiziUさんが好きで、そのライブに行ったことが、私が今ここにいるきっかけでもあるアーティストさんです。メンバーの中だったら、MIIHIちゃんの声が好きです。

──Fuhuaのメンバーとして活動して2ヵ月弱ですが、現在の心境を聞かせてください

スズナ 2ヵ月の間に自分たちの曲が増えてきて、まだ披露もできてないので実感は湧いていないんですけど、ずっと思い描いてたことだったので、すごく嬉しいし、ワクワクって感じです。

──Mayu Wakisaka先生、Miyari先生のおふたりは、どういう先生ですか?

スズナ 選考合宿のとき、ほとんどのメンバーが泣き出しちゃうこともあったし、普段は歌えるところでも歌えなかったり、歌詞もまったく覚えられなかったりとか、そういうことがあったんです。でもボイトレの先生たちだけは、どうすれば良いのかっていうことを細かく教えてくださいました。例えば私は高い音はどうしても裏声に逃げてしまっていたんですが、先生が「スズナちゃんは裏声に逃げなくても地声で出るから」と言ってくださって。それが自分自身にすごく響いたので、そこから先の審査はずっと地声でいきました。最終審査は声が裏返っちゃったんですけど、それでも地声にトライしたっていうところで、自分の中では成長できたっていう部分もあって。とにかく合宿中は親身に一番寄り添ってくださった先生方じゃないかなって思います。

 今回のGW合宿では、ほとんど1日中ボイトレだったんです。やる前は大変そうだなと思ってたんですけど、終わってみればすごいあっという間でした。「Spotlight.」で私は1曲目の一番初めのパートなんです。自分的にはうまく歌えるようになったかなと思ってたんですけど、実際ああやってまた教えていただくと全然感情がこもってない歌い方だったんだなとか、また新しい発見があって。やっぱりボイトレを受けるとすごい自分のためになるなって思いました。

──ボイトレやレッスンで伸びた点、課題点を聞かせてください。

スズナ 伸びた点はやっぱり裏声に逃げずに、とにかく地声で出してみるっていう挑戦ができるようになったところです。まだ足りないなって思うのは、歌詞の意味を考えながら感情を込めて歌うこととか、曲の雰囲気に合った歌い方があんまりできてなくて、とにかく地声を出すことで精一杯で……。レコーディングのときも、すぅさんに「もうちょっと可愛らしく歌ってみよう!」って言われたりしていました(笑)。雰囲気だったり歌い方を、もうちょっと学べたらいいかなと思っています。

──いま一番やっていて実感のあるメニューや、これを続けていますというトレーニングは?

スズナ リップロールは普段から常にやっています。あとは合宿中もやっていた椅子を使ったトレーニングで、基礎作りをしています。

──お披露目ライブに向けての意気込みを聞かせてください。

スズナ 私はこの規模のステージに立たせていただくのが初めての経験で、すごい緊張もしてるし、自分ができるのかなっていう不安も多いんですけど、今まで先生方とかすぅさんとか、メンバーのみんなにも支えていただいた部分があるし、お披露目ライブを成功させ、輝いている姿を見せるのが一番の恩返しかなと思います。とにかくファンの方を楽しませられるように、また来たいなと思っていただけるようなライブにしたいです。


ナエ

誕生日:12月7日
出身地:茨城県
身長:152cm
血液型:A型

──自己紹介と好きなヴォーカリストを教えてください。

ナエ Fuhuaのトリリンガルのナエです。好きなヴォーカリストは、ザ・チェインスモーカーズです。全体的にバックトラックが爽やかだったり、アルバムの中で、いろんな色が見られるって感じが飽きないし、何回聴いても楽しいので好きですね。

──Fuhuaのメンバーとして活動して2ヵ月弱ですが、現在の心境を聞かせてください

ナエ 今は完全に準備期間なので、ちょっと「見えない夢に向かっている」不安な感じもあるんですけど、それよりもステージに立つ喜びとかファンの人に会えるっていう楽しみの気持ちがすごく大きいです。

──Mayu Wakisaka先生、Miyari先生のおふたりは、どういう先生ですか?

ナエ メンバーみんなが言っていると思うんですけど、とにかくホント優しいですし、毎回ボイトレするたびに確実に自分の歌がうまくなっていってるのが実感できるので、Fuhuaのボイトレをやっていただいて良かったなって思えるような先生方です。あと、Mayu先生は喩えがすごく面白いんですよね。呼吸を学ぶときも「ラーメンを2メートル先からすする感じ」だったり(笑)。

──ボイトレやレッスンで伸びた点、課題点を聞かせてください。

ナエ 自分の歌ってる間の呼吸が以前よりも明らかに深く多く吸えるようになったなっていう、呼吸の部分がすごく大きいですね。GW合宿だと常に歌ったり踊ってたりしたからこそ、明らかに肺活量が増えたっていうのもあって。そういう呼吸の部分が一番伸びたと思ってます。一方の課題は、やっぱり音程がすごく不安定な部分があって。そこはアイドルとしてもすごく大きな問題だなと思うので、これからもっと改善していきたいなと思います。

──いま一番やっていて実感のあるメニューや、これを続けていますというトレーニングは?

ナエ 紙を顔の前に持ってきて、呼吸で歌う感じのトレーニングを毎日やっています。

──お披露目ライブに向けての意気込みを聞かせてください。

ナエ 本当に毎日緊張してますし、何よりお客さんを埋められるかという不安もあるんですけど、それでも来てくれた皆さんに「来て良かった。これからも応援し続けたい」と思ってもらえるようなライブ、パフォーマンスをお届けできるよう頑張るので、ぜひ期待してください。よろしくお願いします。


ナツキ

誕生日:8月7日
出身地:兵庫県
身長:161cm
血液型:A型

──自己紹介と好きなヴォーカリストを教えてください。

ナツキ はじめまして、ナツキと言います。ダンスリーダーです。好きなヴォーカルっていうか歌手の方は、日本だったら上地雄輔さんで、韓国だったらKep1erさんやTWICEさんが好きです。上地さんは歌も好きなんですけど、以前1曲だけバックダンサーをさせていただいたときに人柄を知って。また歌詞がすごく良くて、普通に歌を歌うんじゃなくて、歌詞が伝わるような歌い方をされるんです。なんか「魂」みたいな感じがいいなと思いました。

──Fuhuaのメンバーとして活動して2ヵ月弱ですが、現在の心境を聞かせてください。

ナツキ けっこう緊張というか焦りがあります。私は今までずっとアイドルをやってきたんですけど、そこでは下積みをすごくしてきたので、それをなしに一発目に大きなライブっていうのが……普通だったら何年もかけるような会場を用意していただいたので。自分たちの気持ちもあるんですけど、期待してくださっている方の気持ちも盛り上げないとなというのがあって。そういったこと全部を含めて大きなライブを完成させるのが初めてなので、どう成功させるか、考えるのに焦っています。まだステージに立ったことがないっていう子は、たぶん想像もつかないので「(大きなステージは)こんな感じだよ」って話したりしています。本当にLINE CUBE SHIBUYAのステージ、大きいので、ヤバいですよね(笑)。

──Mayu Wakisaka先生、Miyari先生のおふたりは、どういう先生ですか?

ナツキ 私、ヴォーカルはけっこう苦手分野だったんですけど、お二方とも褒めて伸ばしてくれるっていう感じなんですよ。「できてないよ」じゃなくて「ここをもっとこうしたら良くなるよ」とか。レッスンを受けて、「歌うってこんな楽しいんだな、もっと楽しく歌える方法があるんだな」っていうのを教えていただけたので、すごく良い先生だなって思ってます。

──いま一番やっていて実感のあるメニューや、これを続けていますというトレーニングは?

ナツキ マンションに住んでいるので、大きな声を出せないんですよ。だから家では息のトレーニングだったりとか、身体を動かし体幹を鍛えて歌にもつなげることをしています。「歌わなくても歌の練習できるんだ」というのは初めて知ったので、それを毎日やってます。

──ボイトレやレッスンで伸びた点、課題点を聞かせてください。

ナツキ 課題はもう大量にあるんですけど、ピッチを重視しちゃうので、自分で「あ、ズレたな」って思うと抑揚とか感情とかが一切もう頭から抜けちゃって、「ピッチ直さなきゃ」って必死になっちゃうんです。ピッチは合わせる大前提で、そこから歌を届ける歌い方ができたらいいなというのが課題です。伸びたのは、これまで個人ボイトレを受けることが多かったので、人前で大きな声を出すのにちょっと抵抗があったんですよ。でも、メンバーが何も気にしないでバーンって出しているのを見て、「恥ずかしいことじゃないんだな」ってことを知ったので、もっともっと自分の声を聴いてもらえるように頑張ろうとも思ったし、声も出せるようになりました。

──お披露目ライブに向けての意気込みを聞かせてください。

ナツキ せっかく皆さんが期待してくださっているので、来て良かったなっていうのと、これからやっぱり応援したいなって思ってもらえるようにしたいです。(お披露目ライブは)私たちにとっても、ファンの方にとってもスタートでもあるので、Fuhuaのライブを楽しみにできるスタートになればいいなと思ってます。個人的には、初めてみんなで立つステージなので、「このメンバーが受かって良かったな」とか、「このメンバーとやっていきたいな」って、逆に私も思ってもらえるように、その存在意義をそこで出せたらなっていうことに緊張してます(笑)。頑張ります。


ハルコ

誕生日:8月2日
出身地:東京都
身長:158cm
血液型:B型

──自己紹介と好きなヴォーカリストを教えてください。

ハルコ Fuhuaのハスキーボイス、ハルコです。好きなアーティストはマルシィさんとYOASOBIさんです。

──ハスキーボイスというキャッチフレーズは、自分から言ったんですか?

ハルコ 自分では普通の声だと思ってたんですけど、オーディションのときに「のど枯れてるの?」みたいに言われて、「いや、そんなことないです! 普通のそのままの声です!」みたいな感じで(笑)。「じゃあハスキーボイスだね」ってすぅさんから言われて、それから「ハスキーボイスです」って言うようになりました(笑)。

──Fuhuaのメンバーとして活動して2ヵ月弱ですが、現在の心境を聞かせてください。

ハルコ まだデビューしてないっていうのもあって、舞台の上に立ってお客さんを見たりしないと、あんまり実感がワーって湧かないと思うんですけど、「そこを目指して今頑張ろう!」っていう気持ちですね。

──Mayu Wakisaka先生、Miyari先生のおふたりは、どういう先生ですか?

ハルコ 私は今までボイトレを受けたことがなかったので、先生たちが入ってきた瞬間に背筋が凍るっていうか、冷や汗かくくらい、いつも緊張しながら歌ってるんです。「あ〜、先生はプロだなぁ」って思いながら……。でも、優しく教えてくださって、それに応えなきゃっていう気持ちです。

──ちょっと怖いですか(笑)?

ハルコ 優しいのはすごいわかっているんですよ。でも、その優しさが逆に「厳しい」みたいな捉え方を自分の中でしちゃって。「ああヤバい、直さなきゃ」みたいなプレッシャーを私が感じて……。ちょっと……怖いかもしれないですね(笑)。

──ボイトレやレッスンで伸びた点、課題点を聞かせてください。

ハルコ 私は最初からそうなんですけど、呼吸があまり上手にできなくて。それが一番の課題点です。伸びたなと思った点は、声の大きさが本当に伸びたなって思えました。でも、もっと「うまく伸びたい」って感じですね、これからは。前は自信がなさ過ぎて、声がどんどん小さくなっていく感じだったんですけど、舞台の上では自分のパートがあって、そこは自分しか声を出さないので、「ハア、自分が歌わなきゃ!」って感じで、どんどん自信を持って歌うようになりましたね。腹式呼吸とかも全然やったことがなかったので、オーディションのボイトレのときから、ずっとコツコツ頑張ってる感じです。

──いま一番やっていて実感のあるメニューや、これを続けていますというトレーニングは?

ハルコ デモの歌を聴いて、まずは音程を頑張って覚えて。あとは呼吸の練習はどこでもできるので、気づいたらやる!みたいな感じですね。

──お披露目ライブに向けての意気込みを聞かせてください。

ハルコ 舞台経験がない子もいるんですけど、お客さんの笑顔を見るためだけに、いい舞台だったと言われるためだけに頑張っています。本番まであと少し、頑張りたいと思います。


ミユ

誕生日:4月7日
出身地:山梨県
身長:156cm
血液型:O型

──自己紹介と好きなヴォーカリストを教えてください。

ミユ Fuhuaのミユです。シンガーソングライターのコレサワさんが好きです。可愛いらしい声と……顔は隠してるんですけど、見た目もすごいタイプで(笑)、雰囲気とか曲が好きです。

──Fuhuaのメンバーとして活動して2ヵ月弱ですが、現在の心境を聞かせてください。

ミユ 初めてのことばかりで不安が多かったり、頑張らなきゃいけないことがたくさんあるんですけど、その分やりがいもあるし、Fuhuaで大きなステージに立ちたいっていう大きな目標があるから頑張れます。

──Mayu Wakisaka先生、Miyari先生のおふたりは、どういう先生ですか?

ミユ もう本当に優しくて、教え方がすごいうまくて、自分から自然と頑張ろうって思える先生です。厳しいというより、アドバイスをたくさんいただいてるって感じです。

──ボイトレやレッスンで伸びた点、課題点を聞かせてください。

ミユ もともと声量が本当になくて、オーディション中の合宿もすごく注意されてました。まだ声量はないんですけど、少しは出るようになってきたかなって自分で感じてて。でも課題は踊ったときに声がブレてしまったり、やっぱり声量が出なくなってしまうので、ちゃんとライブまでには改善したいと思います。

──いま一番やっていて実感のあるメニューや、これを続けていますというトレーニングは?

ミユ 寮であまり大きい声を出すことができないので、おもに呼吸を頑張るようにしてます。

──お披露目ライブに向けての意気込みを聞かせてください。

ミユ 来てくれたお客さんに「楽しかった」とか、「また来たい」って思ってもらえるようなライブをします。個人的にはレッスンもたくさんあって、課題をすごくもらったので、その課題点をすべて克服できるようなライブにしたいです。


リリサ

誕生日:4月19日
出身地:東京都
身長:170cm
血液型:A型

──自己紹介と好きなヴォーカリストを教えてください。

リリサ Fuhuaのリーダー、最年長のリリサです。最近、シンガーソングライターの麗奈さんの曲をよく聴いています。

──学生時代はアカペラサークルで活動していたそうですね。

リリサ はい、大学でみっちりやって、全国大会を目指したり、ストリートライブでも活動してました。

──Fuhuaのメンバーとして活動して2ヵ月弱ですが、現在の心境を聞かせてください。

リリサ だいぶレッスンとかレコーディングがある日常に慣れてきています。でも、最近よくメンバーに決まった日のことを思い出すようにしていて、あのときの初々しい気持ち、世界がガラッと変わった気持ちを忘れないよう頑張ってます。

──Mayu Wakisaka先生、Miyari先生のおふたりは、どういう先生ですか?

リリサ Mayu先生は、私が今まで歌を歌ってきた機会が多かったこともあって、普通に歌えるは歌えるけど、「どういう表現をしたらいいのか?」とか、「どういう発声でここにインパクトを与えたらいいのか?」っていう細かいところまで引き出してくださる先生で、レッスン受けたときに「ああ、こういう歌い方をすればいいんだな」っていうのが明確にわかるような感じがします。

Miyari先生は、どんなに私が沈んでいても「大丈夫、できてるよ!」っていう風におっしゃってくださいます。プロデューサーのすぅさんにも「自信がなさそう」ってけっこう言われることが多いんですけど、そんなときでも、「できているよ、大丈夫だよ」っていう自信に繋げてくれるような言葉をかけてくださって、すごいありがたいです。

──ボイトレやレッスンで伸びた点、課題点を聞かせてください。

リリサ GW合宿中はちょっと体調を崩してしまい、レッスン自体は休ませてもらっていたんですけど、客観的にみんなの歌を聴く機会って今まであまりなかったので、「ここのバランス、ヘンだな」とか「この子はすごい声出てるけど、この子はまだ足りない」など客観的に見ることができたので、すごく良い機会でした。

トレーニングを受けて伸びた点は、少しずつ気持ちの面で、前より自信を持って歌えるようになってきたのかなって思っています。課題としては、曲によっての歌い分けが、まだ自分の中でできてないなと思っています。普通に歌うことはできるにしても、可愛く歌う、カッコよく歌う、曲の中でインパクトのあるパートだから、しっかり歌うといった歌い分けがまだちょっとできないのが課題です。

──すぅさんは、どういったヴォーカルディレクションをするタイプですか?

リリサ レコーディングのときは毎回ディレクションしてくださってるんですけど、すごい「的確だな」って思いながら、私もすごく勉強になります。「もっとアイドルっぽい歌い方ができるようになるといいね」とか、「その歌い方、ピッタリだよ」とか。私が「こうしたらいいかな? これでいいのかな?」と思っているところに対して正解を教えてくださる感じです。

──いま一番やっていて実感のあるメニューや、これを続けていますというトレーニングは?

リリサ 家ではあんまり歌えない環境ではあるので、呼吸の練習は常にやるようにしています。やっぱりライブになったときに、しっかり呼吸できないと大変なことになっちゃうので。あとはFuhuaの曲以外でもちょこちょこ歌うようにしています。いろんなアーティストさんの曲を聴いて「こういう歌い方があるんだ」と幅を広げるつもりで練習しています。

──お披露目ライブに向けての意気込みを聞かせてください。

リリサ 今日(5月14日)からあと1ヵ月後くらいにライブが迫っているんですけど、今はまだグループみんなも私もステージでパフォーマンスする楽しさが想像できてない部分はあるんです。でも、やっとFuhuaが孵化する瞬間を皆さんに初めてお見せできるよう毎日頑張っています。リーダーとしては、メンバーすごく個性豊かで仲もいいので、そういう部分もパフォーマンスを通して見せられるようなライブにできたらいいなと思います。

左から、スズナ、ウララ、リリサ
ハルコ(左)、ナエ(右)
左から、ミユ、アノン、ナツキ

FuhuaのGW強化合宿ボイトレの密着レポートは前編で!

 Fuhuaメンバーがどのようなボイストレーニングを受けているのか、GWに行なわれた強化合宿の中から、ボイストレーニングに密着したレポートをお届け!

 また、Fuhuaの1stライブが6月11日(日)にLINE CUBE SHIBUYAにて開催される。ぜひ彼女たちが「孵化」していく瞬間を目に焼き付けてほしい。

『“Fuhua” Premium Reveal Live』
日時:2023年6月11日(日)開場12:45/開演13:30
会場:LINE CUBE SHIBUYA

詳細はオフィシャルサイトへ!
https://fuhua.jp/news/Premium_Reveal_Live/


Mayu Wakisaka & Miyari(Vocal Direction & Voice Training)

 Fuhuaの強力な味方、ボイストレーナーのMayu Wakisaka先生とアシスタントのMiyari先生に、GW合宿2日目のレッスンを終えたところで話を聞いてみた。

Mayu Wakisaka先生(後列右から3人目)、Miyari先生(後列左から3人目)を囲んで。

──GW合宿2日目のボイトレを終えて。

Miyari 彼女たちもタイトなスケジュールの中で動いていて、今まで1曲にかけられるボイトレの時間があまり取れなかったので、今回の合宿は良かったです。3曲目となる新曲を全体で通したのは初めてだったりで、まだラフなところもあったんですけど、個々はけっこう頑張っているかなと思います。

Mayu Wakisaka (3月の)オーディションの頃から比べると、みんな声が出るようになってきましたね。あのときは本当に声が出てなかったし、人によっては「どうやって音を取らせればいいんだろう」みたいなことも正直あったんです。オーディションのときは、ひとりで全曲を歌わなければならなかったんですが、今回グループになったことで自分の担当箇所がすごくわかって、やらなければならない責任が明確になったからか、そこのパートはちゃんと部分練習してきていたので、声も出るようになったしピッチもかなり良くなってきていて、成長してくれたなと思います。

──彼女たちの歌や声を伸ばすため、いま必要なことは?

Mayu Wakisaka 合宿で見させていただいて自主練習のスキルがまだ足らないなと感じたので、そこに関してフォローアップできる内容を多くしています。宿舎や寮など大きな声が出せないところでも日頃から少しずつでもできるトレーニングですね。具体的には息だけでもできるよとか、口を閉じてハミングするだけでも音がとれるよとか、そういうとこの指示を出しました。あとは踊って歌おうっていう部分の基礎体力をもう少しつけていったらいいかなと思います。レコーディングなら4小節や8小節で休憩できますが、ライブは踊って歌って3〜4分間を何曲かノンストップなので。

──今日のレッスンでも、本番同様に踊りながら歌うトレーニングにも、長く時間を割いていると感じました。

Mayu Wakisaka そうですね。今日のように練習場所として広い場所があるときに、その機会を与えてあげないと。彼女たちが普段ボイトレをしている場所だと踊ったら椅子にぶつかるから(笑)。あとは「踊るとどうなるか?」っていうのは、普段のボイトレの環境では少々見づらいところがあるんです。「あ、踊るとブレるんだ」とか「踊るとちゃんとタイミングが合うんだ」って子もいるし(笑)。この辺は新鮮でしたね。

──レッスンをしていて「このグループ、こういうところが光りそうだな」と感じる部分は?

Mayu Wakisaka 正直、まだ先生としてはそこが見えてないんですけど、グループのコンセプト自体が「孵化(ふか)」ということなので、その変化を1曲ずつ楽しんでいただくのが一番面白いかなって。本当にオーディションの段階では(ものすごい小さな声で)「声が出なくて、なんて言ってるか聞こえないです……」っていう感じだった子が、けっこう声が出るようになってきましたし(笑)。スズナとかも、音がAとか超えると声が裏返って出なくなってたけど、今回はCくらいまで出るようになっていたので、けっこう大きな成長かなと。

Miyari 個人練習のやり方とかを事細かにレッスン内で言ったりしていて、それをやってきた子、あんまりやらなかった子っていうのは、けっこうわかりやすく出ます(笑)。本当に呼吸のひとつで、もうそれが出ちゃうので……。だから努力してる子は、わかりやすく、どんどんうまくなってきてる子もいるし、「まだちょっとステイ気味かなあ。これから先もっといけるぞ!」っていう子もいますね。

──聴いていて、声質のいい子が多いですよね。

Mayu Wakisaka そうですね。それぞれキャラクターもあるので、パワーがある子もあれば、アイドル的な可愛らしい声質の子もいるし。コンビネーションも楽しみつつ、そのバランスもこれから練習を積むことで、いつ変わってくるかわからないから。

──「孵化」っていうことで言えば、現時点での「Spotlight.」のテイクが、今後どのくらい進化していくかも楽しめそうですよね。

Mayu Wakisaka そうですね、今はサナギ第1弾ですから。ただ、その時々の良さはあると思います。「このとき○○だった子が、この曲になってくると、こんなパワーが出るんだ」とか。そういった楽しみ方が良いんじゃないかなって、私は勝手に思ってますけど(笑)。


プロフィール

Mayu Wakisaka

大阪府出身。京都大学法学部在学中に『ボーカルクイーンコンテスト』などで優勝する。大阪市立大学法科大学院に進学するも1年で中退し渡米。LA Music Academy(現LA Collage Of Music)にて、ティアニー・サットンらに師事する。在学時に制作した「24hours」はソニー“WALKMAN”のプレロードソングとして搭載され全世界で発売された。帰国後はシンガーソングライターとして活動しつつ、TWICE、NiziU、西野カナ、MISIA、ゴスペラーズ、TXT、King & Princeなどへ楽曲や歌詞を提供。Twice、NiziU、Little Glee Monster、ゴスペラーズなどの現場でヴォーカルディレクションも担当している。

オフィシャルHP:https://mayuwakisaka.com/

オンライン・ヴォーカル・レッスン「歌スク」でもレッスンを受けられる!

 リットーミュージックが運営するオンライン・ヴォーカル・レッスン「歌スク」でも、Mayu Wakisaka先生のレッスンが受講可能です。
 レッスンは講師が空き枠を入れた日時のみ受講が可能となります。ご了承ください。

 6月12日(月)〜17日(土)、19日(月)〜20日(火)、22日(木)〜25日(日)
 午前中にレッスン枠を開放していただいてます。この機会にぜひ「歌スク」でMayu Wakisaka先生のレッスンを受けてみませんか?

「歌スク」Mayu Wakisakaページ:https://uta-school.jp/teacher/detail/23

レッスンは3種類!
プロ/アーティストのためのボーカルトレーニング 全1回(50分1回/16,500円)
全4回! 楽曲完成/ライブ前、オーディション対策など 全4回(50分×4回/66,000円)
1回完結! 楽曲完成/ライブ前、オーディション対策など 全1回(50分1回/16,500円)

歌スクのレッスン動画もチェック!

ご挨拶
ワンポイントレッスン①ミックスヴォイス
ワンポイントレッスン②正しい声の出し方[低音編]
ワンポイントレッスン③正しい声の出し方[高音編]

最新情報

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