【ヴォイストレーナーインタビュー】竹井 侑冶(音屋電/徳島)

取材・文:藤井 徹
撮影:伊賀上将司(コアラプロダクション)
取材協力:スタジオトリゴロ(徳島県徳島市大松町榎原外77)

Vocal Magazine Webでは、全国各地の優秀なヴォイストレーナーさんを講師に迎え、2022年より「歌スク」というオンラインレッスンのサービスを展開してきました。残念ながら「歌スク」のレッスンサービスは2024年3月で終了となりますが、これまで同様にVocal Magazine Web誌上で歌や発声のノウハウを教えていただける先生として、さまざまな形でご協力いただく予定です。

読者の皆さんの中にも「歌を習いたい」、「声を良くしたい」とスクールを探している方は多いと思います。その際に、ぜひ「歌スク」の先生の素晴らしさを知っていただきたいと思い、各先生のインタビューやプロフィールを掲載させていただきます。読むだけでも役に立ちますし、トレーナー選びの参考にもお役立てください。

今回登場いただくのは、「声でワイングラスを割る男」の動画もバズり、徳島で「音屋電」という屋号でトレーナーとして活動する、竹井侑冶先生です。

講師プロフィール

竹井 侑冶

音屋電

天然で歌が上手な人が備えている「聴覚」、解剖学に基づく発声時の「筋肉」を研究してきた徳島のトレーナー。「声でワイングラスを割る」特技を持つ。

徳島県出身。高校卒業後、友人に誘われてキーボーディストとしてバンドへ加入。その後、徳島県内の音楽団体のメンバーにヴォーカルを教えるため、独学でヴォイストレーニングを研究し始める。2015年に投稿した動画「声でワイングラスを割ってみた。」は500万回以上の再生数で話題に。現在は「音屋電」の屋号で県内を拠点にレッスンを続け、天然で歌が上手な人が備えている「聴覚」と解剖学に基づく発声時の「筋肉」に重点を置いたトレーニングを行なっている。

ジャンルJ-POP、ロック、アニソン、ボカロ、クラシック、オペラ、歌謡曲
好きなアーティストKing Crimson、平沢進、Dimash Kudaibergen、Lucia Popp、Queen、笹久保伸、モーモールルギャバン
趣味YouTubeで民族音楽発掘、民族音楽研究、喉頭や発声の論文収集。
ギター、シンセサイザー

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講師からのメッセージ

 思うままに自由自在に声を出すために僕はボイトレを考えてきました。
 そのために発声の筋肉や神経、僕たちの音楽の聴き方、いろんなことを学んできました。初心者からプロまで幅広く役に立つ知識やエクササイズが満載なので他のメソッドで行き詰った人、より深い体験がしたい人は特に来てほしいです。
 歌うことは楽しいです。共に楽しみ共に学びましょう。


\「先生に習いたい!」とご興味を持った方へ/


講師インタビュー

自分も歌がヘタな状態で始まった歌の先生。

──竹井先生が音楽と最初に触れた思い出は?

竹井 最初っていうのは、ちっさい頃に親に無理やり行かされたピアノ教室で、1年ぐらいでもう嫌になってやめました。そのときは本当にピアノが嫌いになりましたね(笑)。全然触らなかったし、それ以降も音楽の歴はなかったんですけど、そこで基礎ができていたようで、物心がついたときから耳コピが簡単にできたんですよ。そこから「音楽は嫌いじゃないけど……」みたいな感じだったんです。そのまま中途半端な状態で、バンドとかもせずに、高校を卒業すると就職しました。業種も全然音楽と関係ありませんでしたね。就職してから、19歳とか20歳くらいのときに「お前、家にキーボードあったよな?」みたいな感じでバンドに入り、一気に音楽のほうに行くようになりましたね。

──それは、ヴォーカルじゃなかったわけですね?

竹井 そうなんです。そのまま歌じゃない状態が長い間続いて。その時は本当に複雑な音楽がめちゃくちゃ好きで、1960年代のロックとか、プログレッシブロックとか、そういう複雑でアーティスティックな音楽にどんどん傾倒していきました。路上ライブもやっていて、キーボードでその場でルーパーを使って即興で音を重ねてオーケストラ編成の曲を作る、みたいなことをやっていましたね。

──インストですか?

竹井 インストです。ずっと歌に対してはコンプレックスがあって歌わなかったんです。で、ある音楽団体に参加するようになりまして。そこには歌いたいっていう人がたくさんいるんです。僕より音楽ができない人でもね。そのときに、「いろんな音楽をしても結局歌わないと人は聴いてくれない」っていうのに気づいて。それなら誰かが勉強して音楽団体の人たちに教えなきゃいけないとなり、自分も歌がヘタな状態で始まったのが、僕のヴォイストレーナーというか歌の先生の始まりで……。

──これはまたレアなケースですね(笑)。その音楽団体とは、バンドですか?

竹井 もうなくなっちゃったんですけど、徳島を音楽で盛り上げたいっていうようなグループですかね。ダンサーもいたらヴォーカルもいてバンドもいて、みたいな感じで、全部の規模で言ったら20人ぐらいかな。団体としてやっていくには、みんなの歌がうまくなきゃいけないなっていうので……。そこから「トレーナーの方々はみんなどうやって教えてるのか?」っていうのを知るために、いろんな勉強が始まりました。僕が最初にどういうことをしたかって言うと、いろんな音大の声楽科で使ってる教科書を集めたんですよ。全部の大学で使われてるものは良いはずだと思って、そこで見つけたのがフレデリック・フースラーの『うたうこと -発声器官の肉体的特質』(音楽之友社)っていう本で、これが僕の最初のヴォイストレーニングの基礎でありメソッドになりますかね。

──フースラーの教えは、どこが自分の中で納得いく部分だったんでしょうか?

竹井 紹介映像でも言わせてもらったんですけど、やっぱり声を出すっていうのは筋肉の運動なんだっていうのが、フースラーの本にはひたすら書かれてるんですね。「ここに何筋があって、これが動くとこうなりますよ」って。「声出すって目に見えんけど、やっぱ運動なんだ」っていう部分ですね。例えば「山の向こうに声を出す感じ」とかじゃなくて、「ここに力を入れなきゃ声は出ない」っていうのがわかり、僕の中で「ああ、もう何かこれは今までと全然違う」となって。「この本を理解しなきゃ人に教えられない。誰にでも教えることができないぞ」と思って、そこから筋肉の勉強も始まりましたね。

──読んで理解するために、調べてわからないことが書いてあればまた調べるといった繰り返しですよね。

竹井 そうですね。正直それもあって、教え始め出して5年ぐらい、今に至るまでちょっと自信がなかったんです。「本当に自分はわかってるのかな?」って。また内容でも「わからないとこがまだまだたくさんあるぞ」と。当初は訓練に活かすのも難しい状態だったんですが、それがようやくこの1年ぐらいで筋肉の動きがだいぶ見えるようになってきて、実際にレッスンで狙った通りの効果が出させるようになってきたんです。最近になってようやく理解できた感じで、本当に5年以上かかってるかなとは思います。

──でも、5年前から教える作業はスタートしていたんですよね?

竹井 そうです。ずっと一緒に勉強してる、みたいなことが長い間続いてます。しかも大々的に教室をバーンって開いて生徒を取ってるんじゃなくて、数人だけで数年間ずっとやっている感じで。今までは例えば「この筋肉ですよ」と言われても生徒さんはわかんない。僕もわからなかった。これが動いているときはどういう状態なのかっていうのが、実際の声帯の動きを見ることで、飛躍的にわかるようになっていったし、実際にレッスンで使えるようになっていった感じですね。

──どんどん解剖学の勉強を進めていったということでしょうか?

竹井 僕も最初は声が出なかったんで、「こういう発声練習があるみたいだよ。一緒にしよう」みたいな感じでやっていて、僕も声が変わっていったし、一緒にしてる人も歌がうまくなったり、あるいはうまくならなかったりとか、いろんなことがあって。「ああ、これは効くんや」とか、「これは誰かがやってるヴォイストレーニングだけど、ちょっと違う気がするな」みたいなのも実際あったりする。それで、メソッドを勉強する必要があるんじゃなくて、その根本にあるもの……筋肉と音響物理学みたいなのを勉強しなきゃいけないっていうので、ほとんど師事せずに、ずっと筋肉のことを勉強してきたみたいな感じです。自分の中で筋肉の勉強が進んで、「この声のときはこの筋肉が動いている」と知ることで、「じゃあ、声がこうダメなときっていうのは、たぶんこの辺が動いとらんぞ」っていうのがだんだんわかるようになってきたっていうのが今ですよね。

僕が基礎を教えたら「あ、いける!」って上京しちゃうんで(笑)。

──口コミで「竹井先生は声を良くしてくれる」みたいに生徒が来ることはありましたか?

竹井 いや、習いたいと来てもほとんど断っていて……(苦笑)。ほとんどの人は正直ヴォイストレーニングの必要がないと言うか……。「カラオケは楽しめばええよ」っていう人なのと、あとは僕が基礎を教えたら「あ、いける!」って上京しちゃうんで(笑)。

──でもまあ、チャンスを掴みに東京に出ていく人を止められませんよね。

竹井 そうなんです。僕もそっちを優先してほしいし、僕のヴォイストレーニングっていうのはトレーナーとしてお金を稼ぎたい、大きくなりたいっていう欲じゃなくて、歌が歌える人が一人でも多くなればいいと本当に思ってるので。徳島でやっていてチャンスをつぶしてしまうのならば、「こういうことを教えてくれる先生なら信頼できるから、東京で先生を探して自分で師事したらいいと思うよ」って言うんで。だいたいやめる子は2通りいて、東京に出るか、逆に「そんなに練習しなくていいんじゃない? 苦しくなって音楽をやめるぐらいだったら、楽しんで長く続けたほうが歌との距離として良いんじゃないのか?」っていうように話したり……。そういう時期が長かったですね。

──商売としてはヘタですけど(笑)、すごく誠実ですよね。

竹井 そうですね。だからよく周りに心配されるというか……。

──なるほど。生徒さんを教える時は音楽スタジオを借りていらっしゃるんですね。レッスン時間は大体どれくらいですか?

竹井 今はだいぶ短くなってきて、やっと1時間ぐらいの尺に収められるようになってきましたね。最初は長かったです(笑)。今はもうほとんどは体験してもらうスタイルですね。自分が感じないといくら理論を説いてもわかんないから。まず身体を動かす、声を出す。それで比較するっていうのを30分以上やって。で、「これはどういうことが起こったんですか?」っていうのをあとの20分ぐらいで説明する感じですかね。

──歌ってもらう時間はあまり作らず?

竹井 いえ、最初になんの準備もせずに歌ってもらいます。それで身体のレッスンとかをしたあと最後に歌ってもらって「あ、やっぱり声の出方が変わったね」とか、「あまり変わらなかったけど、やり方が違かったんだろうか?」って。大体そんな感じですかね。

──今、生徒さんの年齢などは?

竹井 ヴォイストレーニングを受けたい人は若者というイメージがあったんですが、全然そんなことないんですよね。本当に年齢層って広くて、おばあちゃんみたいな人もいれば、最初にイメージした「プロになりたいんだ」みたいな若者もいる。しかも、求めてることも別々なんですよね。「カラオケでうまくなりたい」とか「人前でうまくしゃべりたい」とか。歌の幅、音楽の幅ってこんなにあるんだっていうのはちょっとビックリしました。本当に幅が広いです。上は60代から下は本当に10代の子もいましたね。

──求めるものが違う方々に、それぞれ対応していくわけですね。

竹井 そうですね。やっていくうちに、僕のやり方では「たくさんの人は見れないな」と。ある種ビジネスライクというか、たくさん流すやり方ではないなっていうのはすごく感じてて。それもあったんですけど、この筋肉の動きを教えられるようになってからは、それが大幅に変わりました。本当に10分とかで終わる時もあるんですよ。たくさん言い過ぎても覚えられないんで、エクササイズがバチンとハマったときは「今日はこれ以上やったらわからなくなるね」みたいに。そんなことが本当にこの1年ぐらいでできるようになってきて、自分でもちょっとビックリしていますね。

──蓄積してきたいろんなことが身になってきて、確度が上がってきているんですね。生徒さんのジャンルもバラバラですか?

竹井 そうですね。ただ僕はやっぱりどちらかと言うとポップスがメインかなとは思います。

──発声以外でもリズムや音程などについても、多角的にレッスンをされているんですよね。

竹井 はい。あとは演技の理論とか作詞理論も一応は教えたりしています。作曲の理論はよくあるけど、自分で言うのもなんですが、作詞理論ってあまりないじゃないですか。よくあるもので「季節の言葉を何か入れよう」みたいな感じのことぐらいで。もうちょっと理論的に教えられるようになってきていて、それもけっこう面白いかなとは思います。

配信に特化したスタジオを作ろうと思っています。

──本当に一番核になっている、レッスンで大切にしていることは何ですか。

竹井 絶対一緒に考えることですね。僕の考えを押し付けるとか、僕の考えが正しいとかじゃなくて、やっぱり生徒さんに考える力がついていかないと、絶対にヴォイストレーニングって成功しないと思うんです。これって人生すべてに言えることじゃないか。そこができるようになるかならないかで、声の幅だけじゃなくて、その人の人生が豊かになるようにっていうのはすごく意識していますね。声だけじゃないって言うたらいいんですかね。心も育てなきゃいけない。一緒に寄り添って、ともに歩かなきゃいけないなっていうのは思います。そして少しだけ先を歩いてあげる感じですかね。それが自分のコアですね。

──今、自宅を改装してスタジオ建設中とのことですが、どんなスタジオというか、どんな場所を作ろうと?

竹井 今はまだイメージなんですけど、『歌スク』もオンラインですよね。「場所が関係ないよね」と。さっき言ったように田舎で音楽活動するってのはキツいんです。今はそういう施設もないし設備もない。いろいろ不便だと。ただ配信とかってどんどんこれからも伸びていくし、メタバースとか。オンラインで音楽活動をするっていうのは、今どんどんメインになっていくと思います。で、僕のスタジオっていうのを、そういう配信に特化したスタジオにしたいなと思ってて。できれば、若い子が自宅で配信すると、お母さんがトントントンとドア叩いたりっていうのがあるので(笑)。

──あるあるですね(笑)。

竹井 普通の音楽スタジオを借りるとカメラとかはない。あるいは「弾いてみた」とか「歌ってみた」とかを撮るのにも、みんなせいぜいiPhoneで頑張って1本っていうのを、カメラが常時2、3台置いてあって一発で流せたら、あとは簡単に編集できるとか、田舎にも配信するベースみたいな空間を作りたいなって。もちろん自分のオンラインレッスンでも使えるし、地元のミュージシャンが配信に使えるスタジオにしたいなって思ってます。

──素晴らしいですね。ちなみに、音屋電という屋号は、どういう意味があるんですか?

竹井 もともと「音屋電子」にしようと思ってて。電子の子で終わったら何か気が抜けるじゃないですか(笑)。だから「電」にしよう、みたいな。大元はライブ配信を事業化したかったんですよ。特に今の田舎のライブハウスだと、配信しようと頑張っても一発撮りで音質も悪かったりすることが多くて。やっぱり音が悪かったらライブでの感動って半減すると思うんですよね。それを言ったら何百万とかじゃなくて何万円ぐらいの規模で配信するっていうのをちょっと計画してて。それで音を電子化するっていう意味で最初は作ったんですけど、今はもう完全に形骸化してますね(笑)。

──屋号としては残ったと?

竹井 そうですね。

──動画サイトで「声でワイングラスを割る男」としてバズったことについては?

竹井 今まで経歴を話したとおり、僕は音大を出てるわけでもないし、すごいメジャーのヴォーカルでもない。でも、「ヴォイストレーナーって言ってるのに、何かできないとダメだよね」って言ってたときに、たまたまテレビ番組で声でワイングラスを割ってたんですよね。で、「俺もできるんちゃうかな?」みたいな感じで。「ヴォストレーナーとしてすごい」ってわかりづらいと思うんですよね。ある種そのわかりやすさを求めて、ワイングラスを割れたらちょっとすごいかなと思って。最初は何気なしに始めたんですけど、意外とすぐに割れて。適当に編集しただけだったんで、アップロードしても全然閲覧数は伸びなかったんですよ。最初の1〜2年ほったらかしにしてたら、友達が「何かバズっとるぞ」と。1〜2万ぐらいかなと思ったらパッと見た時に100万とか超えてて。

──動画を観て、「ワイングラスを割ってる方ですよね」とレッスンにくる人はさすがにいませんか?

竹井 それはないですけど、配信してたら「あの人や! 観たことあります」みたいなことはありました(笑)。オンラインだと知っている人もたまにいますね。

──配信はボイトレ系のネタを配信するんですか?

竹井 そうですね。「筋肉の勉強したら面白いよ」っていう、怪しげな会をオープンで開いてます(笑)。そこで筋肉への興味を引いているのに、僕はオンラインレッスンをやってるのかと言うと、そうじゃなかったわけです。そんなときに『歌スク』さんのお話をいただいて、これはもう渡りに船だなと。あとは、さっき言ったように生徒にも歩いてほしいわけです。僕だけに習ってほしいというスタンスでは全然なくて、むしろ『歌スク』には僕が知っていて信頼できるトレーナーもいるから「他の人の話も聞いてよ」っていう。そういう意味でも参加して良かったなってすごく思います。

──光栄です。気になる先生のレッスンは掛け持ちで全然受けていけますからね。

竹井 オンラインレッスンの講師募集みたいなのはあっても、正直システムが僕的にしっくりこなかったんですね。これは使えるかわかんないですけど、ヴォイストレーナーって囲い込みが酷くて、あれが僕は大嫌いなんですよ(笑)。「他の人が聞いたらボロが出るようなレッスンなんか?」って正直思ってしまうんです。人それぞれ面白いところとか強いところって専門のところがあると思うんで、それがあるんだったら別に他のどこへ行ったところで困るわけないのに、やっぱりあるんですよね。「僕のとこ来んとうまくなれないよ」とか。やっぱり、そういうある種の被害者みたいなのはあるんじゃないかなと。それはこういう『歌スク』のシステムだと起こりづらいだろうなと思うので。

──こんな生徒さんが向いていると思います、みたいな思いはありますか?

竹井 僕はお試しレッスン動画でも根本的なことを言ってます。基礎の基礎と言ったらいいんですかね。で、他のところでダメだった人には特に来てほしいです。僕は他の先生がスキップするような基礎の基礎から教えていくので。結局、わからないとこって絶対どこかでつまずいてるだけなんですよね。理屈の上では、人ってしゃべれてるってことは歌えるはずなんですよ。そこでよくわかってない、勘違いしているとこがあるだけなんで。だから他の先生で「ダメ」とか「お前はもううまくならん」とか言われたりしたことがあったり、1年ぐらい通ってるけど、少しもうまくなれんかったとか、そういう人にこそ来てほしいですね。

──では、最後に読者の皆さんへメッセージをください。

竹井 やっぱり歌えるということは最大の幸せだと思うんです。それはうまいとかヘタとか以前に、自分の声に納得がいって、自分の思ったように歌えていること。さらにお客さんがついたり人が喜んでくれると本当に幸せなんです。僕は歌がヘタだった、人前で歌えなかったところから、実際に歌うとお金をもらえたり、歌の幸せとか音楽の幸せを生徒さんと共有できることが幸せなんですよね。難しい考え方をしなくても「勉強することって楽しいんだよ、音楽することって楽しいんだよ」っていう根本的なことを伝えていきたいなと思ってます。


\「先生に習いたい!」とご興味を持った方へ/


講師動画紹介

ご挨拶
正しい音程をとるレッスン
正しいリズムのとり方
声でワイングラスを割る

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