【ライブレポート】hololive 4th fes. Our Bright Parade holo*27 stage DECO*27制作の名曲を、ときのそら、星街すいせい、など27名が熱唱! 声出し解禁で 会場/配信も一体となったステージの模様をお届け!

ライブ写真:MASANORI FUJIKAWA
文:島村 花

3月18日(土)、19日(日)幕張メッセにて開催された「hololive 4th fes. Our Bright Parade」。ホロライブ、ホロライブEnglish、ホロライブインドネシア所属のタレント総勢51名が2日間に分かれて出演。今年は「hololive stage DAY1」、「hololive stage DAY2」のふたつのステージに加えて、ボカロPでありサウンドプロデューサーのDECO*27とホロライブグループが提案する新しい形として「holo*27 stage」が新たに追加となった。本レポートでは「holo*27 stage」の様子をお届けする。

 トップバッターはさくらみこ×兎田ぺこらがキュートなデュエットで「モッシュレース」を披露。ふたりの歌声が競り合いながら会場の温度を高めていく様子が印象的だ。2曲目はオリジナルバージョンがYouTubeの再生回数6,200万回を超える人気楽曲「ヴァンパイア」。楽曲の世界観にぴったりの夜空メルと癒月ちょこがキュートかつセクシーに歌い上げた。

さくらみこ × 兎田ぺこら
夜空メル × 癒月ちょこ

 続いて姫森ルーナによる「シンデレラ」が披露され、会場がピンク色の光で埋め尽くされる。軽やかな歌声と楽曲の浮遊感が心地よい空間を生み出していく。4曲目は、大神ミオと博衣こよりによるユニット“大こよ神”による、サイバー感溢れるロックチューン「アニマル」。歌唱後のMCまで務めあげた大こよ神に大きな拍手が贈られた。

姫森ルーナ
大神ミオ × 博衣こより

 MC明け1曲目は百鬼あやめの歌うオリジナル楽曲“「ビビビ」。甘酸っぱい多幸感に会場が満たされたかと思えば、続くホロライブENメンバーのがうる・ぐら×ハコス・ベールズによる「Sweet Appetite」では、レーザー演出も相まってアグレッシブな空気へと一変する。“幕張メッセ楽しんでいるでござるか〜!?”と元気いっぱいに登場した風真いろはが「夢嵐」を披露し、2回目のMCへと突入。いろは殿を象徴するグリーンカラーで彩られた会場では、観客がひとつになって行なうペンライトウェーブが大成功を収めた。

百鬼あやめ
がうる・ぐら × ハコス・ベールズ
風真いろは

 8曲目は雪花ラミィ×鷹嶺ルイによる「Baby Don’t Stop」。色気を含んだふたりの歌声とジャズサウンドがムーディーな空気を作り上げる。続く「ゾンビ」では、ホロライブインドネシア所属の“ゾンビ女子高生”クレイジー・オリーが登場。間奏の“ゾンビ!ゾンビ!”コールは会場もオンライン配信もひとつになった瞬間だった。オリーに続き、ホロライブインドネシアのメンバーが連続歌唱。ムーナ・ホシノヴァがDECO*27の名曲「乙女解剖」のカバーを披露し、片言のキュートなMCでも観客の心を掴んだ。

雪花ラミィ × 鷹嶺ルイ
クレイジー・オリー
ムーナ・ホシノヴァ

 ライブも折り返し。11曲目は沙花叉クロヱによる「P.E.T.」。どこか幼さを含んだ声色や、深みのあるミステリアスな歌声、タングトリルの効いたクールな歌声──くるくると変わるシンギングが魅力的だ。続く紫咲シオン×ラプラス・ダークネスの力強いデュエット曲「リップシンク」では紫のペンライトが大きく振られ、会場のボルテージがどんどんと上がっていく。猫又おかゆはオリジナル楽曲「エンドロール」で切なさあふれるステージを披露し、MCでは「エンドロール」にまつわるDECO*27とのエピソードを語った。

沙花叉クロヱ
紫咲シオン × ラプラス・ダークネス
猫又おかゆ

 ライブ終盤戦は不知火フレアの歌う「妄想感傷代償連盟」でスタート。透き通るような歌声と丁寧なステージングが印象的だ。15曲目は天音かなたによるアッパーロックチューン「ヒル」。畳み掛けるような早口の歌詞を、エネルギッシュでありながらも軽々と歌いこなしていく。続いて披露されたのはDECO*27の代表曲とも言える「モザイクロール」。 アイラニ・イオフィフティーンがリバイバル版となる「モザイクロール (Reloaded)」を凛とした歌声で歌い上げた。疾走感あふれる「ゴーストルール」では小鳥遊キアラと七詩ムメイが会場のボルテージを最高潮へと導いていく。熱気をそのままに森カリオペによる「ヒバナ (Reloaded)」へと突入し、パワフルな歌声で熱いステージングを魅せた。男前なMCを繰り広げながらもチャーミングな一面も見せる彼女の姿に観客たちも心を掴まれる。

不知火フレア
天音かなた
小鳥遊キアラ × 七詩ムメイ
アイラニ・イオフィフティーン
森カリオペ

 ラスト2曲。ブルーの光に包まれる中、星街すいせいが凛とした佇まいで「プラネタリウム」を壮大に歌い上げ、圧倒的な存在感に惜しみない拍手が贈られた。

星街すいせい
ときのそら

 ラストを飾ったのはときのそら。MCではステージを端から端まで移動しながら観客を盛り上げ、ファンへの感謝を伝えた。DECO*27の歴史がギュッと詰め込まれた「愛言葉Ⅳ」を透明感あふれる歌声で彩り、華やかなクライマックスを迎えた「holo*27 stage」。“これからも最高の思い出を作っていこうね!”という、ときのそらの言葉が心に響いた特別なひと時だった。

ライブ情報

hololive 4th fes. Our Bright Parade holo*27 stage
2023年3月19日(日)幕張メッセイベントホール

<セットリスト>
01. モッシュレース / さくらみこ × 兎田ぺこら
02. ヴァンパイア / 夜空メル × 癒月ちょこ
03. シンデレラ / 姫森ルーナ
04. アニマル / 大神ミオ × 博衣こより
05. ビビビ / 百鬼あやめ
06. Sweet Appetite / Gawr Gura × Hakos Baelz
07. 夢嵐 / 風真いろは
08. Baby Don’t Stop / 雪花ラミィ × 鷹嶺ルイ
09. ゾンビ / Kureiji Ollie
10. 乙女解剖 / Moona Hoshinova
11. P.E.T. / 沙花叉クロヱ
12. リップシンク / 紫咲シオン × ラプラス・ダークネス
13. エンドロール / 猫又おかゆ
14. 妄想感傷代償連盟 / 不知火フレア
15. ヒル / 天音かなた
16. モザイクロール (Reloaded) / Airani Iofifteen
17. ゴーストルール / Takanashi Kiara × Nanashi Mumei
18. ヒバナ (Reloaded) / Mori Calliope
19. プラネタリウム / 星街すいせい
20. 愛言葉Ⅳ / ときのそら

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