JASMINEが試す1万4千円のイヤモニ=MAPro1000 〜 立体感があって生バンドを聴いているみたいです
2024.07.19
国産で14,300円という衝撃的な価格を実現したMaestraudio(マエストローディオ)のインイヤーモニター(イヤモニ)MAPro1000(エムエープロ・セン)。サウンド面でも、独自の圧電セラミックス技術「RST」(Reactive Sympathetic Tweeter)を生かして、イヤモニでありながら空間の再現に優れた仕上がりを実現しているという。
ヴォーカル・マガジンWebでは、MAPro1000の3色のラインナップにちなみ、3人のヴォーカリストにこのMAPro1000を試していただくことに。第2弾は、R&B系シンガーソングライターとして活躍を続けるJASMINEが登場。Shower BlueカラーのMAPro1000を早速試聴してもらった。
取材・文:編集部、人物撮影:小原啓樹
Maestraudio MAPro1000
14,300円(各色)
最高じゃないですか? 今まで聴こえてなかった音が聴こえます
−こちらがMAPro1000です。フォームタイプとシリコンタイプのイヤピースがありますが、まずはフォームでお試しいただけますか?
JASMINE すごく密閉性が高いですね。(しばらく試聴する)……最高じゃないですか、これ? 今まで聴こえてなかった音が聴こえます。立体感がちゃんとあって、生バンドを聴いているみたいな感じがありますね。私は普段カスタムタイプ(耳型を取るタイプ)のイヤモニを使っていますけど、高価じゃないですか? 一時期はそれを持ち歩いてリスニング用にも使っていたんですが、持ち歩いていると壊してしまわないか気を遣ったんですよ。
フォームタイプのイヤピース、iFep01。MAPro1000にはL、M、Sの3サイズが付属する
−MAPro1000は、カスタムタイプに比べると相当手頃ですね。
JASMINE 普段のリスニングも使えそうです。若いミュージシャンが、イヤモニ代わりにiPhoneの付属イヤホンを使っているのを見たことがあって……。音楽活動にはお金がかかるものですけど、MAPro1000なら買えますよね。
−普段のリスニングはどんなもので?
JASMINE 自宅にはモニタースピーカーもありますが、外出先ではBluetoothイヤホンやヘッドホンです。最初はBluetoothワイヤレスに抵抗があったんですけど、聴いてみると全然変わらないねと思って。クオリティより手軽さを求める時代というのもあるから、これで十分だと思っていたんです。でも、妥協していましたね。これ(MAPro1000)だったら持ち歩いて使いたいです。あと、Bluetoothイヤホンは音量を最大まで上げても足りないと感じることがあるんですが、MAPro1000は音量が大きい。それはイヤモニならではですね。
−先程、“細かいところまで聴き取れる”とおっしゃいましたが、普段リスニングで使っているイヤホンでは気が付かないようなところまで分かる?
JASMINE 最近、クオリティよりスピード感を重視するというか、スマホのスピーカーで鳴らしたときに映えるかを考えたりすることもあって。でも、MAPro1000で聴いてみると、あらためてちゃんとミックスの細部まで詰めるのは大事だなと思いました。本当に、サウンドチェックも今後これでやりたいと思います。私、結構外へ遊びに行っちゃうんですけど、外出先でも音源のチェックはすぐに戻したくて。MAPro1000だったら、もう全然制作仕事で使える。
Maestraudio MAPro1000
14,300円(各色)