取材・文:田代智衣里(Vocal Magazine Web)
テレビ番組でも大人気のカラオケ採点。歌唱を採点する機械の種類は複数あるのだが、『カラオケDAM』が使われていることが多い。カラオケに足を運べば誰もが体験できる身近なものだが、実際に歌ってみると、採点方法が厳しい、平均点より低い、自分は下手なのだろうか?と感じる人もいるかもしれない。
そこで今回はTBS『生放送で満点出せるか100点カラオケ音楽祭』にて見事に100点を獲得したSAYOPOYOに、カラオケDAMの最新機種『精密採点Ai』での高得点の出し方と裏技を聞いてみた。すると、まずは機種の採点基準を知ることが重要だということがわかってきたのだ。
しゃくり、フォール、こぶしなどのテクニックや、「安定性」などの項目別の攻略方法、高得点が出る曲3選まで細かく教えてくれたので、ぜひ最後までチェックしてほしい。
※『精密採点Ai』は、LIVE DAM AiR /LIVE DAM Aiでお楽しみいただけるカラオケ採点コンテンツです。
目次
プロフィール
SAYOPOYO
日本語、中国語、インドネシア語、英語の曲を日々SNSで発信している歌手。グローバルに活動するアーティスト・コンソーシアム『COLLAVOICE』に参加中。テレビ東京『THEカラオケ★バトル』に6回出演、TBS『生放送で満点出せるか100点カラオケ音楽祭』で100点を獲得。ポケモンとウーパールーパーが大好き。
カラオケで高得点を出すコツは、採点基準を知ること
──テレビ番組『生放送で満点出せるか100点カラオケ音楽祭』にて、見事に100点を獲得したSAYOPOYOさんですが、カラオケ採点で初めて100点を出すまでに時間はかかりましたか?
SAYOPOYO 2年くらいで、加点ありで100点を出せるようになりました。当時の機種は『精密採点DX-G』でした。ただ、当時高校生だった私は“人に聞く”という手段を知らずに独学でやっていました。独学だとやっぱり限界値を迎えて、なかなか96点から上にいかない時期もあったんですよね。
──そこを突破したきっかけは?
SAYOPOYO カラオケ番組に出演して、カラオケ採点で高得点を出せる人たちとの交流が増えた中で、お互いに情報を交換し合うようになったんです。そこから高得点が出る方法を学んでいきましたね。
──“情報を知る”ことも大切なポイントになるんですね。今回は、カラオケDAMの最新機種『精密採点Ai』の高得点のコツを教えていただきたいと思うのですが、以前の『精密採点DX-G』とはどんなところが変わったと思いますか?
SAYOPOYO 以前の『精密採点DX-G』は不自然なマイクの動かし方をしたり、不自然な抑揚をつけることで「抑揚」の点数が上がるイメージでした。
それが最新の『精密採点Ai』では、マイクを口に近づけて歌ってもちゃんと「抑揚」で高得点が出るようになりました。『精密採点Ai』でマイクを不自然に動かしたりすると、逆に“マイクを動かしすぎて不自然です”って機械に言われてしまうんです。
あとは、採点項目に「Ai感性」が導入されたことも大きく変わった点だと思っています。
「Ai感性」とは
膨大な歌唱データを機械学習することで生まれた「Ai感性」は、人の感情を揺さぶる歌声を検出して得点化するもの。歌のテクニックだけでなく、表現力まで理解できるようになった。
選曲とキー設定がとても重要
──『精密採点Ai』で高得点を出すためのポイントはどんなところだと思いますか?
SAYOPOYO まずは、曲選びが大事だと思っています。例えば、テンポが速くてアップテンポな曲だとロングトーンをあまり入れられないので、ロングトーンとビブラートの点数を上げることが難しいんです。そうなると全体の点数も下がってしまうので、選曲が一番大事だと思っています。
──選ぶ曲によっては点数を伸ばすことが難しい場合もあるんですね。
SAYOPOYO はい。100点を獲得するためには、いい選曲をしたうえで「音程」の正確率も重要です。そのためには自分に合ったキー設定も大事になりますね。無理に原曲キーで歌うんではなくて、自分の音域に合わせてキーを上げたり下げたりすると、必然的に音程正確率も上がります。
さらに、スローテンポの曲のほうが音程も合いやすいので、音程正確率がさらに上がってくると思います。DAMのリモコンには曲に合わせてガイドの人が歌ってくれる「ガイドボーカル」という機能があるので、音程が不安定な場合はその機能を使った練習もおすすめです。
採点結果の五角形をバランスよく伸ばせるように練習する
──採点結果には五角形の「音程」、「安定性」、「表現力」、「リズム」、「ビブラート&ロングトーン」という項目があります。音程からスタートして、最終的には五角形をバランスよく満たしていくことがポイントになるのでしょうか?
SAYOPOYO そうです。個人的には「ビブラート&ロングトーン」、「安定性」、「表現力」が特に難しいと思っています。「表現力」は、抑揚、しゃくり、こぶし、フォールというテクニックを総合的に見て採点されると言われています。
──「音程」と「リズム」が高得点になったとしても、その他3項目の点数が低い場合は100点は出ないのでしょうか?
SAYOPOYO そうです。皆さんが歌ったときに、それぞれ五角形で足りない部分があると思うんですよね。そこを改善するために練習することが100点に近づくコツだと思います。
「表現力」に影響するしゃくり、こぶし、フォールに関しては、カラオケDAMの機械に「DAMボイストレーニング」というコンテンツが入っているので、そのカリキュラムで練習していただければ上手くできるようになります。こういうことを地道にやると、五角形の項目の評価が上がっていくと思います。
「DAMボイストレーニング」とは
ステップごとに用意されたドリルに「音程」や「リズム」などの基本から、「ビブラート」や「こぶし」のようなテクニックまで網羅されている。出された課題をクリアしていくことで、より高度なテクニックを習得できるようになる。「ハモリトレーニング」ではハモリを練習することも可能。
裏技は、“ロングトーンとビブラートを闇雲に入れない”こと
──選曲のコツは“ロングトーンが多いこと”でしたが、ロングトーンを歌うときのポイントはありますか?
SAYOPOYO ロングトーンは1〜2ヵ所きれいに伸ばせていれば、それだけでロングトーンの上手さがマックスになるんですよ。逆にロングトーンをたくさん入れると、全部きれいでまっすぐなロングトーンが出せていればいいのですが、そうでなければ点数が下がってしまいます。
だからできるだけロングトーンを入れる場所を減らして、ひとつのロングトーンに集中するようにしているんです。本来ロングトーンで歌うところを、一部はビブラートにしたり。実はそういう工夫も必要なんです。
──ロングトーンをたくさん入れても、数回失敗した場合は平均点が下がってしまうということですか?
SAYOPOYO そういうふうに私は考えてますね。私が番組でデュエット100点を出したときも、“ここでロングトーンを入れる”って場所をふたりで決めてかかったんですよ。このときの採点機種は、DAMの『精密採点DXデュエット』でした。
『精密採点Ai』で採点したわけではないですが、ロングトーンを入れる場所を決めるのは『精密採点Ai』でも有効な方法です。これは本当に100点を獲得するためにですけど。ロングトーンを入れすぎても、きれいに伸ばせなかったらロングトーンの項目の得点が下がっちゃうので、そういう戦略も取り入れています。
──ビブラートにも工夫すべき点はありますか?
SAYOPOYO ビブラートも闇雲に入れないほうがいいですね。ビブラートには“上手さ”という項目があって、秒数と回数が表示されるようになってるんですけど、私は回数よりも秒数を多くするようにしています。複数の短いビブラートをたくさん入れるとビブラートの点数が下がっちゃうので、1回のビブラートをきれいに数秒伸ばすようにしていますね。
──短いビブラートをたくさん入れると点数が下がるのはなぜなのですか?
SAYOPOYO 例えば、音程を外したときにちょっと声が揺れることがあるじゃないですか。短いビブラートはそういった揺れだと判断されることがあるからです。しっかりしたビブラートをちゃんと伸ばすほうが、「ビブラート」の“上手さ”という項目はマックスの点数に近づくんです。
──ロングトーンが入れられる場所がある選曲をしたうえで、ロングトーンとビブラートを使い分けることも大切なポイントになってくるんですね。
SAYOPOYO スローテンポの曲は最後に伸ばして終わる曲が多いので、ロングトーンもビブラートも1回で長い秒数できると思うんです。スローテンポならカラオケ初心者の方でもしっかりビブラートを入れられるし、ほかのことに気を取られずにゆっくり音程に集中できるし、練習すればしゃくりやこぶしも入れられるんじゃないかなと思うんです。
──ビブラートの技術や細かさは影響していると感じますか?
SAYOPOYO 『精密採点DX-G』のときはビブラートの波が細かすぎるとあまり高得点が出なかった印象があったんですけど、『精密採点Ai』はそんなに気にしなくてもビブラートの項目がマックスにいくので、個人的な感触としてはあまり気にしなくても大丈夫なんじゃないかなと感じています。
──ビブラートとロングトーンの得点は、採点結果の五角形では「ビブラート&ロングトーン」のみに反映するのでしょうか?
SAYOPOYO ビブラートとロングトーンが上手くできれば、「表現力」と「安定性」も上がるんですよ。今までの経験上、ロングトーンとビブラートがきれいに出ると「安定性」がマックスになります。
──「音程」と「リズム」が正確なうえで、「ビブラート&ロングトーン」が安定すれば、「安定性」も高得点になっていくんですね。
SAYOPOYO 曲によってはリズムもタメがちに歌ったほうがちょうど良くなることもあるんですけど、ハシるのは絶対にダメですね。自分が歌いたい曲がどういうタイプなのかは、一度歌ってから採点結果の五角形を見て、ハシりに寄っていたらもう少しゆっくりめに歌うなどの調整をしていただければいいと思います。
『精密採点Ai』で100点を出すためには、「音程正確率」が95%くらいになるように調整して歌っていた
──「音程の正確率」は何%以上ないと100点が出しにくいというラインはありますか?
SAYOPOYO 明言はできませんが、私が『精密採点Ai』で100点を出すためには、「音程正確率」が95%くらいになるように調整して歌っていました。理由は、ボーナス加点をたくさんもらうためです。ただ、それは高度すぎるので、基本的に高得点を目指す方は“正確率は高いほうがいい”と考えていただいていいのかなと思います。
──すごく複雑なんですね。
SAYOPOYO 未知の部分も多いんです。でも、最近はしゃくり、こぶし、フォールの項目の回数が多ければAi感性も100点が出ることがあるので、Ai感性ボーナスも出しやすくなっていると思います。『精密採点Ai』がリリースされたあとも、少しずつ改良が入って変化しているので。
──しゃくり、こぶし、フォールは何回以上あったほうがいいというラインはあるのですか?
SAYOPOYO それが難しいんですよ。ただ、少ないよりは絶対に多いほうが良いです。私が前に100点を出したときも、しゃくりはガッツリ入れていたのもあって、大事だと思っています。具体的に何回入れたら100点が取れるのかは、ちょっとまだ未知の部分ではあります。
──「Ai感性」はどのように評価していると考えていますか?
SAYOPOYO カラオケで歌うと1画面ずつ切り替わっていくと思うんですけど、切り替わる直前に「Ai感性」の評価が表示されるんです。しゃくり、こぶし、フォールなどをしっかり入れられると「Ai感性」の得点がすごく上がるので、しゃくり、こぶし、フォールなどが「Ai感性」にリンクしているのかなと思っています。
ちゃんとしゃくり、こぶし、フォールが入れば必然的にAi感性も上がるので、Ai感性を伸ばそうとするよりは、しゃくり、こぶし、フォールというテクニックに集中したほうがいいのかなと思います。
カラオケ高得点のマイク設定は音量低め&エコー少なめがおすすめ
──『精密採点Ai』ではマイクの向きや距離は採点に影響すると感じますか?
SAYOPOYO 『精密採点Ai』はマイクを離しすぎると逆にAiに怒られちゃうんです。普通に動く分には大丈夫だと思うんですけど、もしも抑揚の点数が低かったら、マイクの使い方を自分の中でいろいろ変化させてみてもいいかもしれませんね。
──カラオケではマイクの音量やエコーが調整できますが、採点にも影響するのでしょうか?
SAYOPOYO カラオケのプロの方から、“エコーが大きすぎると自分の歌声をよくわからないまま歌ってしまうことになるから、マイクの音量を下げて自分の声を確認しながら歌ったほうが良い”と教えてもらったことがあります。
ちゃんと音程が合っているのかを自分がわかっていないと点数は上がらないので、マイクが通ってない環境でも歌えるように練習するのがいいと思います。エコーも少ないほうが、音程が外れたときにわかりやすいと思うんですよね。
あとは、たまにマイク機器設置環境の個体差で抑揚が出ないように設定されちゃってる場合もあるんです。“何回歌っても抑揚が上がらないのはなんでだろう?”と思うことがあったら、部屋を変えてみてもいいかもしれません。抑揚が出なくてショックを受けてしまわないように、“そういう設定になっている部屋もあるんだよ”というのは伝えておきたいですね。
──カラオケに自分のマイクを持ち込む人も増えていますが、SAYOPOYOさんの“Myマイク”はありますか?
SAYOPOYO 私はカスタムトライ「CM-2000」というマイクをいつもカラオケに持ち込んで使っています。
──SAYOPOYOさんがMyマイクを導入したきっかけは?
SAYOPOYO 『精密採点DX-G』のとき、このマイクのヘッドを軽く握ると倍音が入って点数が上がりやすくなるという話を聞いて導入しました。最新の『精密採点Ai』は普通の持ち方でOKなんですが、今では愛着が湧いていてすごくMyマイクが好きなんですよ。
カラオケ採点で高得点を出しやすい曲3選
──SAYOPOYOさんが『精密採点Ai』で100点を出しやすいと感じる曲を教えてください。
SAYOPOYO Kiroro「冬のうた」、シャ乱Q「シングルベッド」、スキマスイッチ「奏(かなで)」です。
生音や通常などバージョンがいろいろある曲の場合、基本的には通常曲がおすすめなんですけど、「ドライフラワー」の場合は私は生音バージョンのほうが100点が出しやすいみたいですね。
基本的には通常曲を選ぶんですが、点数が出しにくいときに生音バージョンで歌ってみると意外に点数が伸びることもあるんです。私は高い点数のほうの演奏方法で歌うみたいなこともやっています。
──やっぱりスローテンポの曲が多いんですね。
SAYOPOYO そうなんです。実は曲の秒数も長いんですよね。曲が長いほうがしゃくりやビブラートを入れる機会が増えるじゃないですか。だから必然的にテクニックを入れる回数も多くなるんです。そういうところも採点に関係してくると思います。
──男性、女性それぞれで高得点を出しやすい曲は変わりますか?
SAYOPOYO 特に変わらないですね。キー設定がしっかりできていれば、男性が女性アーティストの曲を選んでも、女性が男性アーティストの曲を選んでも大丈夫です。
──原曲キーにこだわりたい場合は、自分のキーに近いアーティストの曲を選ぶこともポイントになってくるのでしょうか?
SAYOPOYO そうです。原曲キーにこだわる方は、原曲の歌手の方と自分のキーが近いといいですね。
YOASOBI「アイドル」などのアップテンポな曲で高得点を出す方法
──アップテンポな曲になりますが、YOASOBI「アイドル」で高得点を目指すとしたら、どういうところを意識すると良いと思いますか?
SAYOPOYO 私がやるのであれば、まずはテンポを変えますね。テンポをちょっと遅くして歌いやすくしたほうが音程が正確になって、しゃくりなどのテクニックもたくさん入ると思うので。それからキー設定をしっかりやることがポイントかなと思います。
──ゆっくりのテンポで一旦練習して、だんだんテンポを上げてくのが良いのでしょうか。
SAYOPOYO それでもいいですね。慣れると音程も安定して、テクニックも入れやすくなると思います。
──やりがいがありそうですね。SAYOPOYOさんがカラオケで歌う前に意識していることはありますか?
SAYOPOYO その日のコンディションって毎日違うと思うんですよね。だから、とりあえず1回歌ってみて採点結果を見て、“今日は抑揚がいつもよりちょっと欠けてるな”と思ったら今日はそこを頑張ろうかなと考えたりしますね。
前に私がカラオケで点数を出しづらかったときは、ただ闇雲に何回も歌ったら点数が上がるんじゃないかと考えていた時期もあったんですけど、弱点の項目ができるようにならないと何回歌っても疲れちゃうだけなので……。そういうこともあって、しゃくりが難しいなら集中して練習することも大切なのかなと感じました。
SAYOPOYOこだわりポイント
──SAYOPOYOさんが歌うときのマイルールは?
SAYOPOYO 基本的には立って歌います。歌う前は軽くストレッチしたり、ボイストレーニングで教えてもらっている声出しをしてから歌うようにしています。
──歌う前のウォーミングアップは、何分ぐらいやっていますか?
SAYOPOYO 1時間ぐらいです。時間がないときはすぐに歌うこともありますけど、できればしっかり時間をかけてやりたいタイプです。
──カラオケで高得点を出すために、ボイトレは効果があると思いますか?
SAYOPOYO 例えば自分が出せる音域が狭かったりしたら、音域を広げるためにボイストレーニングをしたほうがいいと思います。あと、私も一日中カラオケに引きこもって歌っていたことがあるんですけど、カラオケで高得点を出そうとすると体力もいるし、けっこう喉も使っちゃうんですよね。
だから基本的な喉の使い方がわかっていたほうが、きっと長時間のカラオケ練習にも耐えられると思うので、ボイストレーニングも大切だと思いますね。声をしっかりブレずに伸ばすとか、そういう基本的なところができるとより点数も伸びやすくなると思います。
──愛用している喉ケアグッズはありますか?
SAYOPOYO 『ボイスケアのど飴』と、『口呼吸を防ぐテープ』です。ボイスケアのど飴はけっこう前から愛用していて、よく使ってます。口呼吸を防ぐテープは、口呼吸すると朝に喉が乾燥してしまうことが多いので使っています。レコーディングの前日は口呼吸を防ぐテープと、マスクをつけて寝るようにしています。
──喉のケアのために、普段から気をつけていることはありますか?
SAYOPOYO あんまりお酒を飲みすぎないようにしたり、レコーディングする日は早く寝たりします。アレルギーを持っているので、そういう季節はちゃんとマスクをつけるようにしています。
──歌うときに飲んでいるドリンクは?
SAYOPOYO 高校生のときから飲み慣れてるのもあるんですけど、カラオケではメロンソーダを頼むようにしています。私はカルピスみたいな乳が入ってる飲み物は声が出なくなるんですよ。だから、カルピスやカフェインが入っているものは飲まないようにしてます。レッスンで長時間歌うときは、ポカリスエットを飲んでいます。
──SAYOPOYOさんにとってカラオケの魅力はどんなところですか?
SAYOPOYO “歌”って、人が聴いたときにそれぞれ目に見えない指標でしか測れないものだと思うんです。上手い下手も人それぞれ感じ方によって違うんですけど、カラオケの“しゃくりが何回”っていうのだけは、不変の事実。だからストイックに自分の歌を探求したいとか、ビブラートが上手くなりたいとか、そういう方にとってはすごく良いシステムなのかなと思います。
『精密採点DX-G』のときに比べて、『精密採点Ai』は自然に歌ったほうが点数も出るようになったので、前よりもカラオケだけが上手い人、点数だけが高い人みたいな感じにはならないと思います。今は自然に上手い人がカラオケの点数も高くなるのが良いと思いますね。
カラオケ番組に出演したときに繋がった人もいますし、カラオケを通して自分の輪も広がった気がしているので、カラオケに感謝しています。
カラオケDAM『精密採点DX-G』の歌唱レッスン動画
SAYOPOYOが講師を担当したカラオケDAM『精密採点DX-G』の歌唱レッスン動画はこちら。
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